ハダニとの戦い! | 横田農園

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農園日記

いちごの管理でこの時期一番重要なのが、なんといっても病害虫の管理です。

ハダニやうどんこ病、灰カビ病との戦いですグー

 

↓ ハダニにやられているいちごの葉っぱ。色の抜けた点々が見えます。

↓ ダニが増えると糸を張っているのが見えてきます。

 

 

ハダニの対策は、まずダニの隠れやすい葉っぱを取り除いてしまいます(「葉かき」といいます)。

 

そして化学農薬で防除します(1年に1回しか使えないものが多い)

 

化学農薬で全体的に防除した後は、葉っぱの展開状態を見ながら、薬剤がかからなそうな部分を中心に虫眼鏡でハダニを探していきます。

 

ハダニは何しろ体調0.5mmなので、広いハウスの中で見つけるのは大変あせる

ほぼ勘です。

 

探すのがかなり大変なハダニですが、見逃すとどんどん増えていちごが収穫できなくなってしまうので、がんばって探します。

 

ハダニを見つけたら、食品や食品添加物をベースとした気門封鎖剤をスプレーでかけて(このスプレーは食品をベースに作られているので1年に何度でも使えます)、葉っぱの陰に隠れたハダニを追いかけます。

 

化学農薬を使えるのは1年に1回だけなので、そのあとは延々スプレーで追いかけます。

これしか手がありません。
 

このハダニを見つけてスプレーで追いかけるのにかかる時間は、ベテランスタッフ2人でやって、1ハウス約4時間汗汗

 

ハウスは全部で25棟ですが、横田農園にいるベテランスタッフは今2人だけなので、ハウス全部を行うには100時間かかる計算になりますガーン

 

非現実的な対応ですねあせる

 

もっとよい薬剤があればいいのですが、農薬の基準が厳しくなった現在では、新しい薬剤は開発されていません。また昔の農薬は、抵抗性が出てしまっていて効果が弱いです。

 

こんな背景があり、苺農家はとっても苦労しています。

 

 

また、どの日にハダニの薬剤を散布するかもとても重要です。

 

ハダニの薬剤を散布すると水を使うので、ハウス内が湿度が高くなり病気が蔓延します。

散布後すぐに乾く天候の日は良いのですが、昨日のような曇りの日は、散布すると灰カビ病が大量に出ます。

 

なのでできるだけ晴れた日を選んで散布するのですが、散布日は、ミツバチをハウスの外に出さなければいけません。

 

晴れた日が1日だけしかない場合では、散布か受粉かどちらを選択するかが問題になります。

 

というのも、ミツバチは紫外線がないと飛ぶことができないため、曇りの日には巣箱から出てこず、受粉ができません。

 

花が咲き始めてから4日間以内に受粉しないときれいないちごができないので(B品になってしまいます)、

 

どの日にミツバチを外に出して薬剤を散布するか、天気や花の咲き具合を見ながらきちんと計算しないといけないんです。

 

このハダニの管理が3,4月の管理で最も技術が入り大変なところですが、この時期、苺の収穫量が、普段の3倍位になります。

 
出荷作業が忙しいとハダニの対応が遅れ、そのあと1ヶ月くらい収穫が止まってしまい、暇になってしまいますショック 
 
ハダニの対応をどこまでできるかが、その年の収入のポイントになるわけです。