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 手すりに魅了された

 

 

 

アンデルセン公園に行った日の話です。

 

 

 

 

 

 

コレ!

この恐竜工作をした日の話の続き!

 

 

恐竜工作は午後からだったんですが、じゃあそれまで何をやっていたかというと…

 

 

 

 

 

 

 

 

手すり、見てました。(笑)

 

 

次男が肘を骨折中っていうこともあるんですが、

アスレチックに背を向け、水遊び広場を通過し、たどり着いた場所が……手すり!(笑)

 

 

行き交う人々の不思議そうな視線を見て見ぬふりして、

手すりに大いに盛り上がる私たち。

 

 

 

 

 

 

 

赤ちゃんカマキリ!

か、か、かわいいいいいいいい!!!(大騒ぎ)

 

 

 

 

 

 

 

先日、とよさきかんじさんの「手すりの虫観察会」に参加した余韻でもあるんですが、

どこの手すりにも虫がいるっていうわけじゃないんです。

 

「虫がいる手すり」っていうのがあるんです。

 

 

この「虫がいる手すり」ってけっこうレアなんですよ奥様ッ!!(謎の熱弁)

 

 

 

 

 

 

 

 

もう完全に地べたに座ってるし。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに、何者かに食べられた痕のある葉っぱを発見!

 

そっと裏返してみると……

 

 

 

 

 

 

 

いた―――ッ!!

イチモンジカメノコハムシの幼虫!!

 

 

ということはこの木は……

 

 

 

 

 

 

 

 

イチモンジカメノコハムシの食草、ムラサキシキブ!

 

 

アンデルセン公園にムラサキシキブが植えられていることを、

今回初めて知りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

草木がわかれば、そこにやってくる生き物の名前がわかる。

生き物がわかれば、それらが食べる草木の名前がわかる。

 

だから、草木も覚えたほうがいい。

 

 

……ってわかっているんですけれど!

わかっているんですけれど!!

 

 

正直、草木の見分け方がなかなかの難易度で……

 

さっき道端で息絶えてしまっていたコガネムシが、「コフキコガネ」だっていうことのほうが、まだ特徴があって覚えられる……

 

 

 

もうさ、アイドルや元ジャニーズなんかの顔の区別が全然つかない人間が、

草木の顔を区別しようってほうに無理があると思うわけですよ。

 

私のせいじゃない。(笑)

 

 

 

 5年目になって

 

 

 

長男の虫捕りスタイルが、最近少しずつ変わってきました。

 

 

虫取り網を持って延々と走り回っていた頃から、

歩いて虫を観察したり、網で捕まえてもすぐに返したり。

 

いや、もちろん蝶やトンボを追い続ける日もありますが!(笑)

たぶん夏になったらセミ捕りに精を出すんだろうと思いますが!!

 

 

 

長男が年中時代。

 

はじめて虫取り網を購入して、公園に行って、どこに虫がいるのかわからずに立ち尽くして、

やっとの思いでシジミチョウを1匹ゲットした頃がなつかしい。

 

しかもあれ、蛾だと思ってましたし!(笑)

 

 

 

虫の知識なんて、全然なかったんです、私。

長男が年中で虫にハマるまでは、触ろうとなんて思わなかった。

 

なんなら蝶の幼虫に悲鳴をあげるタイプだった!!!(笑)

 

 

幼虫が視界の端に見えただけで全速力で逃げましたし、

当時2歳の長男がダンゴムシを持って帰らないよう、

「ダンゴムシさん、おうちに帰れなくなっちゃうかもしれないから、そっとしておいてあげようね」なんて声掛けする最低な親だったのです。

 

 

 

長男が虫にハマって4年。

現在5年目。

 

人間って変わるものなんだなって思います。

 

 

 

こんな時、思いだします。

 

「あ、今のハチ、アシナガバチだ」

 

一緒に道を歩きながら、そうつぶやいたKくんママのことを。

 

 

 

 解像度を上げるということ

 

 

 

 

長男が1歳から2歳の頃、大の仲良しだったKくん。

 

残念ながら幼稚園入園前に県外にお引越しされてしまったんですが、

子どもたちはもちろん、Kくんママとはとても仲良くさせていただきました。

 

 

電車好きのKくん。

Kくんママも「キハ」とか車両記号がわかるレベル。

 

 

そんなKくんママ、昆虫もとても詳しかったんです。

 

 

一緒に散歩していた時、ハチを見かけてその種類を呟いていて、

「ハチってただのハチじゃないの!?」ってびっくりして。

 

 

「子どもが生まれたら、“あれは〇〇バチだね”って教えてあげたくて、図鑑を読みこんだ(笑)」って言葉に、

ただただ衝撃を受けたのを覚えています。

 

 

 

すごいなぁって思いました。

それだけでした。

 

それがどれだけおもしろいことなのか。

当時の私にはまったく理解できていなかったんです。

 

 

 

 

 

 

 

これまで何度もご紹介してしまっていて恐縮なんですが、

この本に書かれている「解像度が上がる楽しさ」をKくんママは知っていたんだと思います。

 

 

 

 


 

 

 

 

名前を知らない植物はただの緑色で、

正体のわからない虫は不快な黒い点。

 

けれど「識る(しる)」ことによって、

見慣れた風景が今までと違った解像度をもって立ち上がる、ときめきの瞬間。

 

 

 

 

 

 

 

 

イチモンジケノコハムシを見つけて、

「じゃあこの木はムラサキシキブかー!!」って長男と大興奮したあの瞬間。

 

間違いなく、ときめきでした。

 

 

 

かつて幼虫をこわがっていた私に言ってやりたい。

君がこわがっているそれは、

決して君を襲ってこない小さな小さな生き物だということを。

 

 

食物連鎖の生態ピラミッドの底辺を支えている、小さく弱い生き物。

食べられる葉っぱすら限られる。

 

葉には大なり小なり毒があり、自分が分解できる酵素を持ったものしか食べられないから。

でもある時、別の葉でも食べられる「特殊な個体」が現れた時、

それは別の種類へと変化していく進化の分かれ道になる。

 

 

彼らは蛹になる。羽化する。

身体をまったく別の物に作り替えるという偉業を成す。

 

かつて数億年前、古生代に現れた昆虫はまだ、完全変態という特殊能力は持たなかった。

長い長い進化の果てに、「栄養を効率よく摂取する子ども時代」と「繁殖に適した翅をもつ大人時代」で、身体を変化させるという驚くべき力を得た。

 

 

幼虫の時代、すでに体内には大人の翅や脚になる「もと」が作られていることがわかってきた。

 

一度すべての身体を溶かして、効率よく身体を作り替えていく。

人間にはできない。

骨がある生き物にはできない偉業。

 

 

 

ねぇ、かつての私。

 

君がこわがっていたそれは、君が思っている以上に、とんでもなく「すごい」生き物みたいだよ。

 

 

 

 バラ園なのに花がない!

 

 

 

 

そんなこんなで5年目。

今までと視点を変えた楽しみ方ができるようになった結果。

 

 

その環境はしっかりと次男にも引き継がれたようで、

こんな場所でも楽しむことができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ずばり、花がほとんど咲いていないバラ園!!!(笑)

 

 

いや――行事の振り替え休日で幼稚園が休みだったんですが、

なんかノリで(?)バラ園に行ってしまいました。

 

案の定、花がぜんぜんないよ!

人もいないよ!!

 

 

デスヨネ!!!!(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

そうしたら次男、「このトゲがすごいよ!」ってトゲ鑑定を始めまして。

「どのバラのトゲが一番強そうか選手権」を開催してました。

 

 

レモンの木にアゲハの幼虫を見つけたり、

アジサイにクマバチが来ているのを見つけたり、

なんだかんだで満喫しました。

 

 

暑かったですけれども!!!

もう倒れそうなくらい暑かったですけども!!!!(声を大にして言いたい)

 

 

 

一方長男は、

 

 

 

 

 

 

 

 

最近、こんな講座に行ってきました。

ずばり、カイコの観察会! さらにカイコをお持ち帰り!

 

 

我が家の住人ですか?

ええ、ええ、増えましたとも。(笑)

 

お蚕様が4匹、新たな我が家の一員になりました。

 

 

 

長くご無沙汰になってしまったKくんママ。

また会える時がきたら、伝えたい。

 

あの頃の私を知っているKくんママには信じられないと思うけれど、

今の我が家、カイコまでいるんですよー!って。(笑)

 

 

 

 ここから本の話

 

 

 

ここから本の話、略して「ここ本」。

 

次男と病院に行くと待ち時間が長いので、

もう開き直って大量の本を持っていってます(笑)

 

 

 

 

 

 

 

↑最近、次男が気に入った絵本。

「おきゃく、おことわり?」

 

ちゃっかりもののネズミと、それに振り回されるクマのやりとりが楽しく、

最終的にほっこりさせられる1冊です。

 

 

 

 

 

 

 

 

↑これも気に入っていた!

「ぼくのもものき」

 

ベランダに鉢で桃を育てることにした少年の話です。

 

「桃って鉢で育てられるの!?」っていうことにまず驚きます。

 

 

 

 

 

 

 

↑これは私のヒット!

「あかがいちばん」です。

 

とにかく赤が好きで、赤にこだわる女の子の話。

 

 

 

 

 

 

 

 

おかあさんが他の服をすすめても、とにかく赤!

 

 

 

私は赤い上着が一番好き

なのにおかあさんは

「青い上着にしなさい。今日は赤いのじゃ寒すぎるわ」って言うの

 

だけど青い上着じゃ、あかずきんちゃんになれないもの

 

 

私は赤い手袋が一番好き

なのにおかあさんは

「茶色の手袋にしなさい。赤いのは穴だらけでしょ」って言うの

 

だけど赤い手袋のほうが、上手に雪玉が作れるんだよ

 

 

 

このおかあさんのセリフ!

いや――自分も言いそうだし、よくわかる!!(笑)

 

もちろんおかあさんの言うことが正しいんですけれども、

「正しさ」じゃない理由が、子どもにもちゃんとあるんだってこと、

忘れちゃいけないなって思い出させてくれる1冊でした。

 

オススメです!