・miki(みき)と言います。子どもと作る「楽しい」が大好き。

・生き物ブームの9歳0カ月長男(小3)と、音楽ブームの5歳10カ月次男(年長)。兄弟そろって絵本と工作好き!
・アメンバー申請についてはこちらをご参照ください
 

 

 

↑オススメ絵本などを紹介している個人ブログです。

 

 

 

 

 年長時代に読んでおきたい

 

 

 

できれば小学校に入る前の年長児時代、

でなければ小学校低学年のうちに、子どもと読んでおきたい絵本に出会いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぼくのドラゴン」です。

 

これ、かつて長男にドラゴンブームがきた時、

どっさり借りてきた中の1冊でした。

 

当時、長男がひとり読みしたことをいいことに、私は読まなかったんですよね。

 

 

あああああなんであの時出会っておかなかったんだあああああ!!

 

……と、次男に読み聞かせしながら激しく後悔しました……。

 

 

 

***以下あらすじ

 

 

生まれた時から、ひとりにつき1匹、相棒のドラゴンがいる村が舞台。

 

そのドラゴンは自分にしか見ることができない。

幼少期は共に育つが、やがてドラゴンが大きくなると、相棒関係はそのままにドラゴンは離れて暮らすようになる。

 

さて、6歳のアオバには「アオ」という相棒のドラゴンがいる。

 

村の真ん中にある学校に通うようになる前の年、

6歳の子どもたちのことを、村では「年長」と呼ぶ。

秋に開かれる月祭りの夜、年長の子たちは「大人の仲間入り」として、はじめてずっと起きていることを許されるのだ。

 

アオバは月祭りを心待ちにしていたが、アオの背中に「羽の芽」を見つけて、アオもまたもうすぐ大人になることに気付いてしまう。

 

成長とともに変化していく不安と期待、

それでも変わらず残される絆を描いた物語。

 

 

***

 

 

 

話は日本ではなくヨーロッパ風のファンタジーなのに、「年長」って!(笑)

 

小学校に入ることで世界が変わることについて、

不安や期待を抱いているお子さんと、ぜひ読んで欲しいなーと思う1冊です。

 

文字数としては児童書の入口、文字が多めの絵本という感じです。

 

 

 

 

 考えるきっかけになる絵本

 

 

 

 

最近子どもと読んだ絵本の中で、

言い方はアレですがちょっと道徳的というか、

「自分はどうすべきか」を考えるきっかけになるタイプの絵本をピックアップすると、

 

 

 

 

 

 

 

 

【じぶんのきもち みんなのきもち】

 

 

新しい学校いやだな、と後ろ向きな女の子。

「女か男かなんかより、もっとましなこと聞けないのかな」

「どっちでもいいじゃん!」

 

それに呼応して、子どもたちが次々と自分の気持ちを語っていきます。

 

「おれはさ、なんでそんなにちびなのって聞かれる」

「大きい子みたいに、むずかしい言葉が書けるかどうか聞いてよね」

 

「なにができるかをきいて! なにができないかじゃなくて」

 

 

多様性が問われる時代に、ひとりひとりを尊重するという意味をあらためて考えるきっかけになる絵本です。

 

 

 

 

 

 

 

 

【ネコになりたかったクモのルイージ】

 

猫がほしいと願っていたベティおばさんの家に入り込んだ蜘蛛は、

ベティに猫として飼われるうちに、猫として暮らすのも悪くないと思うように。

猫らしくなるよう努力する蜘蛛の前に来客が現れ…。

 

 

これはもうあれです!

「ありのままで~」を考えさせられる物語です。

 

 

 

 

 

 

 

 

【かってもまけてもいいんだよ】

 

ゲームに負けた時、いちばん大事なのは楽しむことだと伝えてくれる絵本。

うまくいかなくても、すねない、あきらめない、やり直すことで上達していくことが、わかりやすく描かれています。

 

一時期話題になりましたし、ベストセラーにもなっている絵本。

 

 

 

もうね、ぶっちゃけますとね。(正座)

我が家にはあわなかった―――!!!

 

 

 

いやいや良い絵本なんですよ?

それは声を大にして訴えたいし、効果があるご家庭もたくさんあると思います。

「ゲームに負けたっていい」って言葉と絵にしてくれるのは、

幼児期の子どもに必要だと思うんです。

 

 

でも合わなかった。

合わなかったのは我が家っていうか、私です。(おまえか!)

 

 

いや――特に長男がですね?

負けず嫌いなんです。

 

今ではだいぶ落ち着きましたが、幼少期は負ければ泣くし、「もう1回!」って勝つまでやり続けました。

 

こういう負けず嫌いによる癇癪、

「困ったなぁ」って思う親御さんも多いと思うんですが、

私ははじめから「もう1回!」をやる覚悟でやっているといいますか、

 

 

だって私もそうだった。(笑)

 

 

もーー負ければ泣く泣く! 勝つまでやる!!!

だって悔しいんだもん!!!!(笑)

 

 

 

泣く長男を眺めながら、

「知ってるわ――」ってしみじみ思っていました。

これ、知ってる。これ昔の私。

 

 

君の気持もわかるし、当時、悔しくて泣く私を見ながら笑っていた親の気持ちもわかった!(笑)

 

 

というわけで誰よりも私が、

「ゲームでいちばん大事なのは楽しむこと」について、

いやそれはわかってるけど悔しいもんは悔しいので!!って思ってしまって。

 

やり直すことで上達するなら、今! 悔しくて泣いてる今、もう1回やろう!!って思ってしまって。

 

おとなげない(笑)

 

 

 

そんな長男に思いがけない効果があったのは、実はこの本でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここでまさかの3月のライオン!!

 

先日、夫と長男が将棋対決をしていたんです。

盤面はかなり白熱した戦いになったようで、結果的に夫が勝ちました。

 

「あーこれは泣いてもう1回って言いそうだなー(笑)」って心の中で思っていたら、

長男、まさかの「負けました」って潔く負けを認めたじゃないですか!

 

 

か、か、カッコイイ――ッ!!!!

(と声に出た)

 

 

そう! 

「負けてもいい」と最初から思っていることと、

「負けを認める」というのは全然違うものなんですよね。

 

「負けを認めてゲームの対戦相手に礼を尽くす」ことと、

「負けて悔しがる」こともまた別の問題。

 

 

長男、「3月のライオン」の中で、棋士たちが負けを認めている姿に思うところがあったようです。

 

その裏で、彼らはものすごく悔しがっているし、

なんなら悔しすぎて旅館の壁を破壊した棋士もいたしww(器物破損、実際はダメですけれど)

 

「いつまでたっても負けることに慣れない」というようなセリフもあって、それでいいんだよと。

 

 

そんなわけで幼児期は「かってもまけてもいいんだよ」、

ある程度年齢を重ねたら「3月のライオン」、おすすめです。

 

 

 

 

 読み聞かせで楽しい

 

 

 

東京寄りの千葉県育ちの私。

方言はほぼありません。

 

でも絵本の文章に方言があると、楽しくってついつい張り切ってしまう!

エセ方言で!

 

 

 

 

 

 

 

 

【あさいち】

 

こちらの話題はもう今さらではあるんですが、

1980年に「かがくのとも」で掲載されたものを、今年、福音館書店が再発行した絵本です。

輪島の朝市を描いた作品で、売り上げは能登半島地震の義援金として寄付されています。

 

 

1980年って、私もまだ生まれていなくて!

 

 

なのに朝市で、ずらりと並んだ人々の会話が、なんだかとても懐かしい感じがするんですよね。

 

「のぶちゃんとこのふね、いつもどったが?」

「けさの4じやわいね」

 

「まけとくさけ こうてくだし。しめじはいらんけー」

「ちょういちさんとこ みっかのひに おじじのほうじやさけ、てつだいにきてくだしと」

 

方言が楽しすぎて楽しすぎて、張り切って読みました。

 

 

 

 

 

 

 

これまで読んでいて言葉が楽しかったのは、

【万次郎さんとおにぎり】とかかなー。

 

ものすごい熱量で読んでしまう癖がががが。

 

 

 

 

 

 

 

 

【キリンのなやみごと】

 

自分の長い首がキライなキリンが、1匹のカメに出会う物語なんですが、

このカメの長台詞をひたすら早口で言う!っていう謎の気合い。

 

見事、次男を大笑いさせることに成功しました。

 

 

まさかその後、3回も4回も読んでほしいと言われるとは思わなかった……やりすぎた……(笑)

 

 

 

 

 最近発行orこれから発行

 

 

 

ついでに最近発行した本や、これから発行するので注目している本を。

 

 

 

 

 

 

【ビーチコーミング小事典(7月5日発行)】

 

漂着物300種類以上の紹介と、拾ったものの保管方法、さらにビーチコーミングにおすすめの海岸の紹介なども載っているようで、

1冊欲しい!ってなってます。

 

 

 

 

 

 

 

【ゆるワニビビ くちのとじかた、おしえてください(6月21日発行)】

 

 

こちらの雨宮ひかるさん、実は昨年秋に銀座の個展を見に行っているんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ええと、↓この時の銀座訪問です。

実はこの個展にも足を伸ばしていました。

 

 

 

 

 

 

 

ワニ愛にあふれたステキな個展でした。

せっかくなので絵本も読んでみたい!

 

 

 

 

 

 

 

【子どもの科学7月号】

 

おなじみ子どもの科学、この号の何が気になるって、街中での化石の探し方が紹介されていて!

夏休みの外出のついでに見つけてみたいなと。

 

 

 

 

 
ちなみに長男は学校で

 

 

 

 

軽く紹介するつもりが、思いがけず長くなりました。なんでだ!(笑)

 

紹介し忘れがありそうな予感しかないので、

また思いだしたらブログに書きたいなと思います。

 

 

余談。

最近の長男は、毎日休み時間に学校の図書室に通っているそうなんですが、

何にハマって読んでいるのかというと、

 

 

はだしのゲン

 

 

だそうです。

まさかの……まさかの……(びっくりした)