・miki(みき)と言います。子どもと作る「楽しい」が大好き。
・生き物ブームの8歳9カ月長男(小2)と、音楽ブームの5歳7カ月次男(年中)。兄弟そろって絵本と工作好き!・子どもたちの「やりたい!」には常に全力で応えていきたい、というのが目標です。
この前の日曜日、ドラえもん映画を観に行ってきました!
映画の後にサーティーワン。
↑実はこの「水の科学館」に行く前に、8時台のドラえもん映画を観ていました。
盛りだくさんの一日。(笑)
次男は映画館で映画を観たのはコレが初めて!
下水道館のシネマでさえ、怖がって入れなかったので、
本当は長男と私の2人で行く予定だったんです。
それが直前になって「ぼくも行く!」と言いだした次男。
え……いいけど……大丈夫??(不安)
いや――始まる直前まで、
「くらい??」「どのくらいくらい?」「こわい???」を繰り返していた次男。
「プラネタリウムよりは暗くないよ!(※プラネタリウムは見られる)」で押し通して、
なんとか無事に観ることができました。よかった……。
さて、今回のドラえもん映画。
映画館で観るのがオススメ!
小さいお子さんのドラえもん映画デビュー作品としてもオススメ!!
という話をぜひ熱く語らせていただきたく!!!(鼻息)
がっつりネタバレあります。
これから観る予定でネタバレNGな方はご注意ください。
***
まず今回のタイトルは「のび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)」
その名の通り、音楽をテーマにした作品です。
パンフレットの中で監督が、
「半分はストーリーを楽しみつつ、もう半分はコンサートを体験しているかのような映画をイメージしていた」と語っていて、
まさにそれ!!!ってなりました。
そう!!!!
見終わった後の余韻が、コンサートの後みたいで!!
話の内容的にも演奏シーンがとっても大切になってくるので、
演奏に映画の尺を持っていかれる分、ストーリーは「ハラハラの大冒険!」「複雑な物語!」という感じではありません。
ストーリーに重きが置かれていない分、
できるなら音響の良い映画館で、半分コンサート気分で観るのがオススメです。
あとそこまで怖い敵が出てこない!
ここが小さいお子さんにもオススメのポイント!
もちろん敵はいます。
いるんですけれども、悪巧みしている悪役じゃなくて、アメーバとかスライムみたいな生命体なんです。
その生命体は音楽に取り付き、音楽をノイズ音に変化させるという性質があって、
その性質のせいで星が滅んだり、地球にも危機が迫るという話で、
生命体自体に悪意はないんです。
「フハハハハ! この世界は俺様のものだ!!」みたいなこと言わない!
むしろしゃべらない!!(笑)
怖い話や怖い敵は苦手だけれど、
(特撮系が見られない我が家の男子たち)
「ダーウィンが来た!」で生き物たちのアレコレはよく見ている次男。
今回の敵は見られました、大丈夫でした!
あと演奏シーンはやっぱり良かったです!
演奏に合わせて色鮮やかなシャボン玉のようなものがポコポコ生まれたりして、
音楽って楽しい!ステキ!ってことがよくわかります。
暗い宇宙の空間に、とびっきりのキラキラした音楽!
今回、映画の中では、のび太がリコーダー、しずかちゃんが打楽器、スネ夫がヴァイオリン、ジャイアンがチューバを担当します。
パンフレットにはこんなページも!
そうそう、やっぱりどんな音の楽器か確認したくなるよねっていうことで、
こちら。
この図鑑の素晴らしさについては、
過去のブログで暑っ苦しく語ってしまってるんですが、
やっぱり家にあるととっても便利な図鑑だと思います。
今回、物語の中で「最古の楽器(骨で作られた笛)」が出てくるんですが、
もちろん図鑑にも載っています。
帰宅して真っ先に確認しちゃったよね……
あわよくばどこかの博物館でこの楽器見られないだろうか?とか思っちゃうやつ……
仕方ない……仕方ない性なのです……このアメブロにはわかってくださるママさんがいっぱいいるって信じてる……
ちなみに少し前、「桃の節句」の時は五人囃子の流れで、
次男と一緒にこのページの曲を聞きました。
五人囃子は本当はここに歌の人がいるんですけれど、
まぁだいたいこんな感じっていうことで。(アバウト)
あと知育的な方向から考えると、
今回ドラえもんの物語に登場するロボットたちが、
これまた偉大なる音楽家たちを連想する姿で!
モーツェルとかヴェントーとかワークナーとかバッチとか!
どこかで見たことがある名前ですね!っていう!(笑)
で、衝撃だったのは「タキレン」というロボットも出てきたってこと!
しかも初登場シーンで、「無念……」って泣いているんですよ。
分かる人が見ればわかるやつ。
個人的にこの本が欲しくなってきました。
1冊でぎゅぎゅっと15人の作曲家を紹介した学習漫画です。
滝廉太郎も載ってる!
モーツァルトもベートーベンもワーグナーもバッハも、全員載ってる!!!
1人あたりのページは短いですが、サラッと学ぶにはちょうどよさそう。
Q、今日ってドラえもんの映画の話ですよね?
A、もちろん(きっぱり)
今回の話で一番よかったのは、
「上手と言われる演奏がいつでも正しい」というわけじゃない、ということでした。
もちろん、上手に演奏するために努力するのはすばらしことで、
実際にのび太たちはがんばって、どんどん演奏が上手になっていくんですけれども。
のび太がリコーダーを吹くと、音がひっくり返るんです。
それをスネ夫やジャイアンは、
「のび太の『の』の音だ!」と馬鹿にするんですよね。
確かに最初はこの『の』の音のせいで、合奏がうまくいかなかった。
でも、『の』の音だって、音楽。
『の』の音を否定するのではなく、それを受け入れてみんなで演奏を楽しむことだってできるはず!
音楽や演奏がテーマでありながら、上手になることがすべてではない、という裏のメッセージ。
最後の最後まで残されていた『の』の音が、とても愛しかったです。
私が思いがけずこの映画に感動したこと、
そして、兄弟揃ってドラえもん映画を映画館で楽しんだ初記念ということで、
パンフレットを購入したんですが、
このあたりも欲しくなってきちゃいますよね、うっかり。(笑)
ドラえもんのふしぎのサイエンスシリーズは、
そのために書き下ろされた学習漫画なので、学びやすくて好きです。
こっちのドラえもんシリーズは、
過去のドラえもん漫画の中から、テーマに合わせた内容のものを集めた「傑作集」なので、
漫画だけ読めば学べる!っていうタイプじゃないところがネックで…。
コラムページには素晴らしい情報が盛りだくさんなんですが!
漫画だけ読んでも知識が深まるものを探している場合は、
科学ワールド&学びワールドシリーズよりも、
ふしぎのサイエンスシリーズのほうが個人的にはオススメです。
とか言いながら、科学ワールドシリーズも我が家にはあるんですが!(笑)
長男の希望で時々購入しています。
私としては学習漫画ではなくドラえもん漫画を買ってあげた、という気持ちで。
閑話休題。
今回の話で一番よかったのが『の』の音なら、
一番の「気付き」をもらったシーンは、のび太が宇宙空間に放り出されたところでした。
のび太がみんなを呼ぼうとするんです。
でも、声が出ない。聞こえない。
(ああ、音がないんだ…)
のび太は必死に叫びながら、気付くんです。
音って、普通に身近にあるもので。
音楽って、普通に世界に存在しているもので。
でも、宇宙から見れば、それは決して普通ではなくて、空気がある地球だからこそ存在する奇跡のものだったんだなって思ったら……
……え? 泣きましたとも。もちろん。
たぶん、あの部屋の中で、ひとりだけ泣いてた。(笑)
今日も今日とて、朝から次男がコレを弾いている、そんな暮らしを大切にしたいと思いながら。
むりやりまとめ。
今年のドラえもん映画、おすすめです!!!