・元気いっぱい!工作&料理好き3歳長男と、寝返りで部屋を横断する0歳次男。
・「これがおもしろかった」「これがたのしかった」をひっそりと綴っていきたいところ。
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このたび、車を新しく買い替えました。
子どもが2人になって長男もどんどん大きくなってきて、そろそろスライド式でないと、いつ駐車場で隣の車とごっつんこ☆するかわからないということ。
週に1度使うか使わないか…という状況なので、もう軽でいいんじゃないかということ。
そのほか、車検のタイミングもろもろありまして、ここ最近ディーラーさんをまわって決定!
それで、3月2日(土)が納車日でした。
夫が説明を受けている間、私は子ども2人とキッズスペースで待っていて、特に問題もなかったんですが、
わりとお客さんが多くて、チャイルドシートを付け替えたら、それー!って感じで出発することになってしまったんですね。
長男、きょとんです。
え、水色の車(今まで乗っていた車)はどうするの?
一緒におうちに持っていこうよ!
新しい車にテープとのりでつなげて、ひっぱっていくっていうのはどう?
そう提案してくる長男を見て、そういえば新しく車を買うという話はしたけれど、今までの車とはバイバイなんだよ、という話をちゃんとしていなかったことに気付く。
大失敗です。
出発前にあわてて、「水色の車とはバイバイなんだよ。いっぱい走ったから、少しお休みするんだよ。今までどうもありがとう、ってしようね」って手短に説明して、新しい車に乗り込んで出発!
営業さんに挨拶をして道路に出た瞬間、長男、号泣です。
戻ろうよ、バイバイやだよ、うわああああん!!と大号泣。
私としても、もう少しじっくり新旧入れ替えができると思っていたので、長男の気持ちはよくわかりました。
今までの「水色の車」は夫が独身時代に購入したもの。
まだ慣れない長男の赤ちゃん時代の育児から、ずっとお世話になっていた車です。
たかが車、されど車。物という以上に、共有してきた時間と思い出というものとも、お別れしなきゃいけないんですよね。
ちなみに夫は、長男の号泣の意味がいまいちピンときていない様子。
別に今まで、長男も私も、そこまで車に愛着を示していたように見えなかったのに、どうして?っていう。
夫がそう感じる理由もわかります。単純に価値観の違い。
車に乗っているので抱きしめてあげることもできず、そうこうしているうちに長男は泣きつかれて寝落ち。
そうして家の近くまで来たあたりで、目が覚めたんですが、もう覚醒した瞬間から再び号泣が始まったわけです。
「おかあさん、おかあさん、おかあさん!! バイバイやだよ!! うわあああああああん!!」って。
もはや悲鳴です。助けを求めるような。悲鳴です。
私、助手席でついもらい泣きしかける。(なぜ!?笑)
だって、あんなに助けてほしいって叫んでいるんですよ。悲しいって。つらいって。
長男、3歳。まだたったの3歳。
「(ふたつの車を)テープとのりでつなげて、ひっぱるっていうのはどう?」っていう提案が、彼にできた最大のがんばりだと思います。
それができただけ、充分えらい。
とすれば、次に動くべきは誰なのか。
大人です。私です。
だって大人なんだもの。せめてもう少しゆっくりじっくり、お別れをする時間を作ってあげること。できる大人が、今、やらないでどうする!!
そのために私は大人になったのです!!!(そうなの!?)
というわけで、長男と次男の号泣が響く中(次男は長男の泣き声で目が覚めて号泣)、携帯取り出してディーラーに電話! 家がもう目と鼻の先だけど電話!
「あの、先ほど納車した○○ですが、下取りの車ってまだそちらに残っていますでしょうか」
もうね。電話に出たおねえさん、泣き声の合唱の中、何事かと思ったと思います(苦笑)
ホントごめんなさい!! 「大丈夫ですよ、まだございます」って優しく対応してもらって、本当にありがたやー!!
最初はしぶっていた夫も、こうなってしまえば戻らなければ、ずっと長男と嫁に恨まれると理解したらしく。たとえ、みっともなくても戻ったほうが、家庭平和だと気付いたらしく。
もと来た道を引き返してくれました。ありがとうありがとう!!
何事に対しても、心残り、というのはやっぱりつらいものです。
もちろんどうしようもないこともたくさんありますが、心の区切りをつけられるものなら、つけたほうがいいです。一時の労力を惜しんで、ずっと心残りを引きずるよりいいです。
……というわけで、戻ってあらためてお別れをしました。
もうその頃には長男も落ち着いていて、納得したうえでのバイバイになりました。本当によかった。
大人の都合を優先してしまって、心の整理の時間を待ってあげられなかったのは大反省です。
しかし今回の一件でわかったのは、長男の価値観は、私とそっくりだということです。
たぶん、幼少期の私も同じようになっていたと思います。その自覚がある。(笑)
あえて価値観を植えつけたつもりは全然なかったんですが、やっぱりずっと一緒にいるって、そういうことなんだなと。
それは少しだけ恐怖でもあります。
私は私の価値観が絶対だとは思えない。私も知らぬうちに、どこか間違っているとしたら、それが全部長男にいってしまうということです。それはある種の恐怖です。
来月から幼稚園入園。
よかったと思います。私とは別の価値観に触れ合う場に行くということ。それはとても大事なことなんだと、あらためて今回の一件で思いました。
で、私の価値観とは違う夫いはく。
「車でこれで、たとえば今後引越しってなったら、どうなるの?」
いやーそれは推して知るべしといいますか(笑)
子どもの頃、家の建て替えで大号泣した私が通りますよ。ちなみに小学5年生だったんですが。小学5年生で大号泣!(笑)
もう間違いなく、この比ではないと思うので、ご覚悟いただこうと思います。(笑)
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