ネトウヨとは? | 文武両道を目指す!~ペンは剣より強し~

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先代の白頭山は格闘家ですが、勝手に二代目を襲名した白頭山は文筆で勝負します。

またしても大忙しな日々でした(涙)

bubkaさんや狩野さんのブログのコメントを我慢しつつ、現在の細かな考察を総括した内容にしました。

今さらながらと言う内容でしょうけど…。




正面から在特会などのレイシスト団体やネトウヨ界隈のことを覗くようになって約半年。

僕の中で出た、現時点での考察がある。

この考察に従って考えると、今のところは僕の中で考えがまとまりやすい。

今回は総論的な内容であり、今後は各論的な内容を充実させたい。



「ネトウヨ達は全くの異次元に存在し、実社会とは全く隔離されている」と定義すると、僕の中では全て納得できた。

これは基本的に「リアル社会」ではなく、ネット内にしか成立しないものだ。

僕は「ネトウヨ社会」と名付け、「リアル社会」と分けて定義することにした。



在特会などは「ネトウヨ社会」の常識にのみ立脚し、「リアル社会」で行動するものだから、異常さが際立つのだ。

しかも、自分達の常識を盲信するが故に、周囲からの修正意見を全く飲み込まない、いや飲み込めない。

「リアル社会」の方が間違っていると信じて疑わない。

この盲信こそが曲者なのだが、誰も改善しようとしないのも「ネトウヨ社会」の常識だ。

「リアル社会」では生きていけない、生きていく自信が無いため、似た物同士が集まる「ネトウヨ社会」に身を寄せているとも考えられる。


「ネトウヨ社会」こそがネット上の主導権を握っており、自分達こそが正義と信じ込んでいる。

だからこそ、常に上から目線での態度を取るし、逆に上から目線で攻撃される(ように感じる)と、ただ高いだけのプライドが損ねられ、異常なまでの反応を示す。

特に敵対視している相手が上から目線で対応されると、「なめやがって!」と言わんばかりの反応を示す。


「ネトウヨ社会」を盲信する人間の共通項は「愛国」であり、日本を非常に愛する態度を示す。

日本人であることしか共通項が無く、ナショナリズムが精神的な拠り所となっている。

また、愛する範囲は狭小なのだが、その狭小な範囲のみが聖域と規定されている。

その聖域を穢すものは、全て敵対勢力であり、「反日」と定義する。


特に「反日教育を受けている」としている韓国、朝鮮、中国には過度なまでの蔑視感を持つ。

些細な言動でも、全て煽るように誇張してアピールし、「反日」勢力のイメージをいかに貶めるかしか考えていない。

果てには、社会的に保障されている在日の永住権などについても、ガセ情報を流し続ける。

日本には日本人しか住んではいけない、という極めて狭い了見で攻撃し続ける。

だからこそ、在日の帰化は「昇進」扱いしてくる。


さらに、「脱亜入欧」思想が根底にあるのも「ネトウヨ社会」の常識だ。

だからこそ、ハロウィンやクリスマスなどの儀式は、抵抗無く受け入れる。


自分達と同じ思想の人間が、軽いミスから犯罪クラスまで、レベルに関係なくトラブルを起こしても「愛国無罪」という造語の下に傷を舐め合う。

思想そのものは、基本的に噂話やデマの思い込みのため、話の深みがない傾向にある。

基本的な情報ソースは限られており、そこからコピペで拡散しているため、同じような内容の文章を見ることになる。


その中で、例えば西村某などの「リアル社会」との架け橋ができると、「ネトウヨ社会」の歪んだ常識しか知らない人間が、自分達にしか通用しない主張を下に「リアル社会」に出現する。

その代表格が在特会だ。

在特会の主張は、あくまでも2ちゃんねるなどのネット内での「常識」であり、実際の常識からは大きく乖離している。

しかし、自分達こそ最も偉い勢力だとの自認、自惚れ、勘違いが根底にあるからこそ、自分達の中だけの常識を押し付ける。

「自分達が(ネット内で)一番偉いのだ」という姿勢で臨むが故に、完全なる上から目線での態度を取り続ける。

しかし、自分達の取った態度が世間で受け入れられないことは想定しておらず、「リアル社会」に根差すだけの度胸もないため、裁判などから逃げる姿勢を取る。


在特会などの勢力は、「ネトウヨ社会」という異次元代表であり、「ネトウヨ社会」にいる「日本人」しか認定しない。

即ち、「日本人」の総意=「ネトウヨ社会」内の総意、とこの段階で大きく勘違いしているのだろう。



しかし、フジテレビデモの中心にいた人物が、交際相手ができたからと言って離脱した現象などは見逃せない。

やはり、何らかの「リアル社会」に戻す大きな力があれば、「リアル社会」に戻れるだけの度量があるのだ。



以上が、現在考えている段階のネトウヨ総括だ。

おそらく、当たり前だよという反応があると思われる。

改めて書くものでは無いかも知れない。


しかし、こう書かないと理解できないことがある。

「かぐりん」こと神楽坂総一郎の「中立」発言を理解するには、この考えが無いと納まらない。

彼は「ネトウヨ社会」での「中立」を自認しており、ネトウヨ社会内での一般常識に従って行動していると理解すれば、全てが納得できたのだ。

朝鮮人を蔑むという姿勢が一般社会では通用してはいけない、という思想が欠落していると判明している段階で…。


取り敢えず、現時点での僕の中の考察を上げてみた。

これからも各論的な内容を充実させつつ、この総論的な内容の補足や修正ができればと考えている。