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資料室

牙狼~MAKAISENKI~の劇中台詞を書きだしていきます。

牙狼~MAKAISENKI~
第十一話『咆哮』



―仮面の男の洞窟

ギギ「・・・」
仮面の男「古の魔界文字か・・・まずはこの文字を解き明かさねばならぬ」

 



―緑の丘

カオル「うわぁ~!ゴンザさん、凄ぉい!」
ゴンザ「はい、カオル様の好物をご用意致しました」
カオル「はぁ~、嬉しい~♪」
ゴンザ「ハハハ、いやぁ、今日は本当にいい天気で、ようございました」
カオル「うん、いい絵が描けそう」

 

ゴンザ「カオル様をここにお連れになったという事は・・」
鋼牙「深い意味はない。ただカオルと・・ゴンザ、お前達とここに来たくなっただけだ」
ゴンザ「さようでございますか」

 

カオル「鋼牙、見て!あの塔・・凄く素敵だと思わない?」
鋼牙「あぁ。あれは俺にとって大切な場所だ」
カオル「そうなの?」
鋼牙「そうだ。あの塔の下で俺は牙狼の称号を継いだ」
カオル「え?」
ゴンザ「鋼牙様だけではございませんよ。鋼牙様のお父様も・・もちろん、お爺様も・・皆、あの塔の下で牙狼の称号を受け継いだのでございます」
カオル「じゃあ、黄金騎士達にとって大切な場所なんだね」



鋼牙「あぁ。そして牙狼の称号を継いだ者達が眠る場所でもある」
カオル「え?じゃあ、お墓って事?」



―塔の入り口

塔の扉が開く。

鋼牙「行ってくる」
ゴンザ「行ってらっしゃいませ」
カオル「・・・・・」


塔の中へ入っていく鋼牙。

ゴンザ「鋼牙様はあの中で浄化の儀式をするのです。牙狼剣に宿った邪気は番犬所で浄化出来ますが、ホラーとの闘いで僅かではありますが、肉体にも邪気が宿ると言われおります」



―塔の中

 

英霊「我ら牙狼の称号を受け継ぐ者よ。光を浴びるがよい」
鋼牙「はい」
英霊「今、お前の肉体に宿る邪気は、お前の陰我と共に消え去るだろう。しかし、その刻印は我らの力では適わぬ」
鋼牙「分かっています」



英霊「我らにはお前の未来は見えない・・・お前がすべき事はお前の命と、そして命をかけて守るべき者と対面する事だ」



―壊れた石像

  
壊れた巨大な石像より時空ホラー・ザジ出現。



―緑の丘

ゴンザ「あ、お帰りなさいませ」
カオル「お帰り」
鋼牙「あぁ。ゴンザ、先に屋敷に戻ってくれ」
ゴンザ「かしこまりました」



―森林

カオル「鋼牙が一緒に歩こうなんて珍しいね」

 

鋼牙「そうか」
カオル「そうだよ~」
鋼牙「絵本はもう完成したのか?」
カオル「まだ途中です・・・って言うか、一番最初に鋼牙に見てもらうって約束したじゃない?」
鋼牙「あぁ」
カオル「今までの物語を一度忘れてみようと思って・・・なんか、もっと素敵な物語が描けそうな気がして」
鋼牙「そうか」
カオル「うん」

 

鋼牙「カオル、もっとお前の話を聞かせてくれ」
カオル「どんな?」
鋼牙「俺の知らない事ならなんでもいい」
カオル「鋼牙の知らない私の事?なんだろう・・・私の知らない鋼牙の話なら、たくさんありそうだけど・・」
鋼牙「・・・」
カオル「あれ?そんなものなどない!じゃないの?」
鋼牙「そうだな」



―森

鋼牙「行ってくる」
ゴンザ「行ってらっしゃいませ」

 
ザジ、時空を操り鋼牙を確認。



―石像前

 

カオル「はぁ・・・綺麗な顔」
鋼牙「あぁ。しかし、これはホラーを模った物だ」
カオル「ホラー!?」
鋼牙「そうだ。それだけ人々にホラーが恐れられていたという事だ」
カオル「・・・・」
鋼牙「心配するな。噛み付きはしない」

 
花を摘むカオル。

鋼牙「カオル」
カオル「?」
鋼牙「俺は・・・」


カオルの動きが止まっている。

鋼牙「なんだ!?」
ザルバ「時間の流れが止まった」
ザジ「いや、止まってはいない」



鋼牙「貴様の仕業か」
ザジ「そうだ。俺が時間の流れを変えた」
鋼牙「何が狙いだ」
ザジ「貴様と闘うためだ・・黄金騎士!」

冴島鋼牙VS時空ホラー・ザジ

ザルバ「こいつ、ただのホラーじゃないぞ!」



ザジ「鎧を召還しろ。黄金騎士、ここでは鎧の制限時間はない。心置きなく闘える」
鋼牙「何が目的だ」
ザジ「目的などない。俺が存在した時に声が聞こえた。内なる声が・・・黄金騎士を殲滅せよとな!」
ザルバ「ふざけた野郎だぜ」
ザジ「そうだ、お前達人間は戦う理由が欲しい生き物だったな・・・フッ!」

二本の棘がカオルを襲う。

鋼牙「フッ!フッ!」

剣で棘を斬り落とそうとするも、触れることが出来ない。

 
棘がカオルの前で止まる。

鋼牙「何!?」
ザルバ「この棘は奴の体の一部だ」
ザジ「その女を助けたければ俺達を倒す事だ・・・黄金騎士よ」
ザルバ「俺達!?」

 
二体に分離するザジ。



―異空間

 
ザジ「此処はお前が死の宣告を受けた場所だ」
鋼牙「なぜ、ここを選んだ」
ザジ「俺が選んだのではない。お前の心の揺らぎが選んだのだ」
鋼牙「どこであろうと関係ない。貴様を斬るだけだ」
ザジ「よかろう」

 
鎧を召還する鋼牙。

黄金騎士ガロVS時空ホラー・ザジ

 
 
ザルバ「気を付けろ、鋼牙!無数の邪気がこいつの背後にいるぜ!」
ガロ「ハッ!」

 
牙狼剣を空中に留めるザジ。

ガロ「なるほど、時空を操れるという訳か」
ザルバ「感心してる場合か!奴を倒さなければ、ここから出られないぞ!」

 
ガロ「エィ!うっ!」
ザジ「ウォォォオオ・・・ウワッ!」
ガロ「うっ!」
 
 

ザジ「ウワァァア!ウワァッ」
ガロ「うっ・・う!」

 

ザジ「うわぁ!」
ガロ「ハッ!」

 
ザジの手を操り、牙狼剣を取り戻す。

ザジ「ウォ・・・ウォア!」
ガロ「ハァーッ!」
ザジ「うわぁぁああああ!」

 
ザジ撃破。



―石像前

 
カオルの眼前の棘が一本消える。

鋼牙「はぁ・・・」
ザルバ「残りはあと一本か」
ザジ「そうだ・・・フワッ!」



―異空間


ザジ「かつて、お前達魔戒騎士は我が同族をこの闘技場で斬り裂いた。此処がお前の死に場所だ!黄金騎士!」
鋼牙「違う!ここはホラーが滅ぶ場所だ!」


鎧を召還する鋼牙。

黄金騎士ガロVS時空ホラー・ザジ


ザジ「フゥッ!」
ガロ「ハッ!」
ザジ「ウワァッ!」

 
マントを出し、攻撃を防ぐガロ。

ザジ「聞こえるか!お前の死を望む歓声が!」
ザルバ「鋼牙、この声は・・」
ガロ「あぁ、かつて俺が倒したホラー達の雄叫びだ」


ホラーの邪気がザジの剣となる。

ザジ「ウッ!」
ガロ「フ!」

ガロ「ハァッ!」
ザジ「ウワッ!」

 

ザジ「ウォォオアアアア!」

ザジ「ハッ!・・・ハッ!ハッ!」

 

ザジ「ウォォアアア!」

時間が止まる。

 

英霊ガロ「牙狼の称号を継ぐ者よ」
ガロ「貴方は・・」
英霊ガロ「我が名はガロ・・・同じく黄金騎士だ」
ザルバ「驚いたな、鋼牙。お前のご先祖様だ」
英霊ガロ「この魔獣はザジ。黄金騎士によって殲滅させられたホラーの邪気が塊り、実体化したものだ」
ガロ「邪気が・・なら、ホラーではないのか?」

 

英霊ガロ「その通り。ザジは時空を超えて存在する邪悪な思念だ」
ガロ「どうすれば封印できる?」
英霊ガロ「ザジの源となるゲートがあるはずだ」
ガロ「ゲート?」
英霊ガロ「そうだ、それを破壊しろ」

時間が動き出す。

 

ザジ「フワァッ!」
ガロ「デヤー」
ザジ「うわ!」

 

ガロ「うっ・・・は・・・はぁ・・・どこだ・・・ゲートは!」
ザジ「はぁ・・・はぁ・・・」
ガロ「あれか・・あの石像がゲートか」

 


ザジ「ウワァツ!」
ガロ「ウヮァアアア!」
ザジ「ゥワアアアア!」

ガロ「見えた!ハァーッ!ウオォォオオ!」

 
ゲートを破壊。

ザジ「ぅわぁっ!・・ぁ・・・あ・・・」

 

ザジ「お前が黄金騎士の道を歩み続ける限り・・我が同胞は・・また、お前の前に出現するだろう・・・お前に安らぎの時は無い!永遠にな!」
ガロ「構わん!俺が決めた道だ!俺はお前等を狩る!ただそれだけだ」
ザジ「うわぁぁぁぁぁ!」


ザジ撃破。

 

―石像前

鋼牙「はぁ・・・はぁ・・・」
ザルバ「時間が動き始めたぜ」
鋼牙「あぁ」

 
カオル「俺は・・・・・何?」
鋼牙「俺は・・・俺は牙狼の称号を継ぐ者だ。それは変えようがない」

カオル「分かってるよ。今までも・・これからも・・・・でも、それが言いたかったことなの?」
鋼牙「あぁ、そうだ」

 

カオル「あれ?何で壊れてるんだろう?」
鋼牙「近づくな」
カオル「何て書いてあるの?」
ザルバ「これは古い魔界文字だ。『守りし者が守るべき光を得た時、そこに試練が訪れるだろう・・・』と書いてある」



鋼牙「帰るぞ」
カオル「うん」

立ち止まるカオル。

鋼牙「おい」

 



―次回予告

美しい思い出の実が成熟の時を迎えた。
それを手にするには犠牲が必要だ。
次回、『果実』
もぎ取れ!
奴らが収穫する前に!