第十六話『仮面』
―シルヴァ
シルヴァ「魔戒騎士を付け狙う不穏な動き有り・・・共に助けあって行動せよ・・」
―港の工場
魔人「ギャァォォォォ!」
桑折「ゥワァァァ!ハッ!うっ・・・ハ!」
桑折「ぬわっ!ヌゥゥーッ!うっ!」
零「フッ!ハッ!デヤッ!ゥォオオァアアア!」
桑折「魔戒騎士か!?」
零「魔戒騎士は共に助けあえ・・元老院の指令です」
桑折「ありがたい!」
零「こいつは?」
桑折「分からん・・見たこともない魔獣だ!ハァー!」

零「ハァー!ハッ!フッ!」
桑折「ウッ!」
零「ハッ!」
桑折「フッ!」
零「ウヮァアアアアッ!」
零と桑折、協力して魔人を倒す。
桑折「強い剣だな・・・俺の若い頃にそっくりだ」
零「シルヴァ、なんだこいつは?」
シルヴァ「分からないわ・・・さっきまで微かにホラーの邪気を感じていたんだけど・・」
桑折「うっ!!」
右腕に刺さっていた魔人の破片を投げ捨てる桑折。
破片に付着していた桑折の血を吸い取り、魔人の目が怪しく光る。

零「涼邑零です」
桑折「おぉ!お主が銀牙騎士か・・・礼を言う。俺の名は・・」

桑折「ぅゎああぁぁぁぁぁあああ!」
魔人に殺される桑折。

鎧を召喚する零。
銀牙騎士ゼロVS魔人
魔人「ギャォオオ!」
ゼロ「ハッ!デヤッ!ゥオオオオリャァ!」

ゼロ「ウヌヌヌヌ!ハッ!」
ゼロ「ハッ!ぐわぁっ!ぐぁあ・・・ぁあ」
魔人にとどめを刺そうとした瞬間、胸の痛みに襲われる。
その隙に逃げ去る魔人。
零「はぁ・・はぁ・・・」
―カオルのアトリエ
カオル「・・・物語のラストですか?・・・バッチリです!・・・来週!?・・・・はい、大丈夫です・・・はい・・はい」
電話を切りベットに腰掛けるカオル。
カオル「はぁ・・・」
―冴島邸門
ゴンザ「あ、いらっしゃいませ」
零「鋼牙は?」
ゴンザ「鋼牙様は中で調べ物を・・カオル様も絵本の締め切りが近いとかで、ご自分のアトリエに篭りっきりでございます」
零「そうか」

―冴島邸
鋼牙「何があった」
零「また一人・・騎士が死んだ・・・今度は俺の目の前だ。闘っている最中に胸の痛みに襲われた」

零の胸の刻印から3桁の魔界文字が浮き出る。
鋼牙「いつからだ」
零「三日前だ・・鋼牙、教えてくれ・・・・この魔界文字は一体何を意味する?俺の命はあとどれだけ持つんだ?」
鋼牙「俺もお前と同じだ・・・くっ」
同じく鋼牙の胸の刻印からも零と同じ魔界文字が浮かび上がる。
鋼牙「おそらく、これは破滅の刻印が発動する日だ」
零「刻印が発動する?」
ザルバ「あぁ、一人一人じゃない。赤い仮面は魔戒騎士を一斉に滅ぼすつもりなのさ」
零「いつだ?」
鋼牙「分からない」
ザルバ「俺にもこの文字は古過ぎる・・・解明できない」
シルヴァ「でもそれはきっと遠くない未来ね・・・だから突然に浮かび上がった」
零「鋼牙、ホラー狩りを続けようぜ」
鋼牙「零・・・」
零「これで覚悟は出来た。もう逃げも隠れも出来ない・・・俺達は闘い続けるだけだ」
鋼牙「必ず手はある」
零「あぁ、簡単に滅んでたまるかよ。さてと、そうと決まれば・・・」
鋼牙「どこへ行く」
零「昨日の後始末だ。逃したままだからな」
鋼牙「分かった・・俺も付きあおう」

―冴島邸門
零「レオはどうした?」
ゴンザ「そういえば一昨日から姿が見えませんなぁ」
零「鋼牙、赤い仮面に感化された法師達がいると聞くぜ。奴は大丈夫なのか?」
鋼牙「心配ない、行くぞ」

―港の工場
死んだ魔戒騎士・桑折に祈りを捧げるレオ。

魔人の破片を握りしめ、立ち去る。
―噴水の公園

カオル「はぁ・・・」
―港の工場
ザルバ「こいつは随分と派手に暴れたなぁ」
シルヴァ「相手は巨大な化け物よ」
鋼牙「零、そいつは本当にホラーじゃなかったのか?」
零「あぁ、あんな魔獣は初めてだ」
魔人の破片を拾う鋼牙。
ザルバ「鋼牙、こいつは人工的に刻まれた紋様だ。古の魔界文字にも見える。それに・・・」
鋼牙「なんだ?」
シルヴァ「魔界の岩と同じ波動を感じるわ」
零「本当か?」
鋼牙「ザルバ、この石の波動を辿れるか?」
ザルバ「あぁ、お安い御用だ」
―噴水の公園
絵本の制作に行き詰まるカオル。

噴水のオブジェを眺めていると絵本のイメージが浮かぶ。
レオ「カオルさん」
カオル「レオくん・・・レオくん、あのね、私、今興奮してる!絵本のラストのすっごいイメージが浮かんだの!」
カオル「ねぇ、レオくん・・・どうかしたの?」
レオ「すみません。今日はお別れを言いに・・・僕はしばらく皆と会えなくなります」
カオル「どうして?どこか遠くへ行くの?」
レオ「・・・はい」
カオル「鋼牙は?鋼牙はこのこと知ってるの?」
レオ「・・・ごめんなさい」
カオル「でも・・・ちゃんと帰ってくるよね?」
レオ「・・・・はい」
カオル「じゃあ、鋼牙と一緒に待ってるから・・・絶対だよ」
レオ「分かりました」
レオ「カオルさん、絵本のラストの凄いイメージって?」
カオル「・・・ダメ、やっぱり描き終わるまで誰にも内緒」

立ち去るレオ。
―屋内
鋼牙「ザルバ、ここで間違いないのか?」
ザルバ「あぁ、あの石と同じ波動を感じるぜ」
零「鋼牙、こいつだ。俺が昨日闘った奴だ」
仮面の男「そいつは失敗作だ。欲しいならお前らにくれてやろう・・・・・・いらぬか」
魔人を爆破する仮面の男。
鋼牙「貴様か!」
零「赤い仮面!」
仮面の男「黄金騎士に銀牙騎士か・・・揃った二人に会えるとはな・・」
零「貴様の仕業か!」

仮面の男「お前たちに残された時間はもうない。それでもまだ、この俺と闘おうというのか」
零「お前を倒す時間は十分にあるさ」
仮面の男「フフフッ・・・無理をするな、涼邑零。あの男のように惨めな死を迎えることになるぞ」
零「ふざけるな!フッ!!」
仮面の男「フッフッフッ・・・」

冴島鋼牙&涼邑零VS号竜人
鋼牙「フッ!」
零「ハッ!」
鋼牙「ハッ!」
零「フ!フッ!ハァッ!」
鋼牙「フッ!ハァッ!」
零「フッ!」
ザルバ「こいつらは号竜だ」
零「号竜?だったら思う存分破壊できるなぁ」
鋼牙「フ!」
零「ハァッ!」
鋼牙「フッ!フ!フッ!」
零「ハ!ハッ!デャァッ!」
号竜人撃破。
―祭壇
仮面の男「なるほど・・この号竜人達の改善すべき箇所がよく分かった。礼を言おう」

零「これでホラーを退治するつもりか!?」
仮面の男「俺はお前達のように愚かな闘い方はしない・・・・が、いいだろう」
シルヴァ「気をつけて、ゼロ!」
冴島鋼牙&涼邑零VS仮面の男
仮面の男「フン!」
零「ハ!ハッ!」
仮面の男「フ!フ!」
鋼牙「フッ!」
仮面の男「ヌッ!デヤァーッ!」
零「ハ!」
仮面の男「フッ!フンッ!フン!デヤー!」
零「ゥオオァァア!」

仮面の男「フン!」
零「あぁぁぁぁあああ」
仮面の男「フンッ!ハァァーッ!」

仮面の男「面白い・・・リグルと闘わせてやる。夜空の星も消滅する寸前には美しく光輝く・・・存分に闘え・・・お前たちの最後を飾るには相応しい相手だ」
仮面の男「ハァァァッ!!」
石版が人形の巨大号竜・リグルに変形する。
リグルに搭乗する仮面の男。

鎧を召喚する鋼牙と零。

黄金騎士ガロ&銀牙騎士ゼロVSリグル
ガロ「フッ!フ!フッ!フッ!」

ゼロ「ハ!フッ!ハッ!ハッ!」

ガロ「ゥオオオォ!」
ゼロ「イヤッ!クゥゥゥッ!ハ!」
顔が変化し、光弾を放つリグル。
ゼロ「うぉぁ!ぅわぁぁあ!ぅわぁぁ!ぐっ!」
鋼牙「零!フ!ハッ!」
再び顔が変化し、光弾を放つリグル。
ガロ「うわぉぁあ!う・・・く・・・」
ゼロ「ぐぉぉぉぉ・・・・デヤァッ!」
ガロ「ハッ!」
ゼロ「フッ!」
三度顔が変化し、光弾を連続で放ち、大爆発が起こる。
轟天&銀牙「ヒヒヒヒィィィーン!」
魔導馬を召喚したガロとゼロ。
ゼロ「ハッ!」
ゼロ「ゥォォオァァアアア!」
ガロ「フッ!ゥォォォオオ!」
銀牙「ヒヒヒヒーン!」
轟天「ヒヒィィーン!」
天井を駆ける轟天を攻撃するリグル。
その隙に足元を切断するゼロ。
さらにもう片足を切断するガロ。
両足を再生するリグル。
鋼牙「なに!」
シグマ「フン!」
ザルバ「頭だ!頭を破壊しない限りきりがないぜ!」
ガロ&ゼロ「ハァッ!」

ガロ&ゼロ「ゥォォォオオオオオ!!!」

牙狼斬馬剣をリグルの頭部中央に突き刺すガロ。
突き刺した牙狼斬馬剣の柄を踏みつけるゼロ。
ゼロ「鋼牙!」
ガロ「ハッ!」
ガロ&ゼロ「ハァァッ!!」

ゼロの銀狼剣でリグル撃破。
鋼牙「うっ・・!」
零「わぁっ!」
仮面の男「はぁ・・・はぁ・・はぁ・・・はぁ・・・く・・・はぁ・・・」
法術を鋼牙に向けて発動しようとする仮面の男。
それを阻止する零。
零「ぐっ!鋼牙!」
鋼牙「ハァァアアッ!」
仮面の男「ああぁっ!」

仮面を突き刺す鋼牙。

鋼牙「レオ!」
仮面の男「黙れ!!俺をその名で呼ぶな!!」
消える仮面の男。
鋼牙「ぐっ!」
零「鋼牙!」
胸の痛みが鋼牙を襲う。

―次回予告
胸に秘めた願い。
互いを敬う想い。
伝わらぬまま運命は最悪の方向へ導かれる。
次回、『赤筆』
真の強さは心で決まる!
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牙狼(GARO) -MAKAISENKI- クリスタルキーホルダー(ダン)【ガロ】 |