牙狼~MAKAISENKI~14『再会』 | 資料室

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牙狼~MAKAISENKI~の劇中台詞を書きだしていきます。

牙狼~MAKAISENKI~
第十四話『再会』



―山林

日向「はっ・・はっ・・・うっ・・はっ・・はっ・・イヤァァーッ!」



ワタル「ウ!」
日向「ハッ!ハァッ!」
ワタル「ヌン!」
 

日向「うわぁぁぁ!あ・・・ぐ・・・あっ・・・あ・・・」

血だらけの日向に剣を向けるワタル。

日向「う・・・ぐっ・・・はぁ・・はぁ・・あ・・」


剣を突き刺すワタル。

日向「あ・・・はぁ・・は!ぐわぁぁぁぁぁああぁぁぁ!」



―元老院

レオ「騎士が騎士を斬った!?」



鋼牙「斬られた騎士の名は?」
グレス「閑岱の魔戒騎士、日向」
鋼牙「!」
レオ「その騎士を知っているんですか?」
鋼牙「レギュレイスを倒した時、共に闘った仲間だ」
ザルバ「で、日向は無事なのか?」
グレス「傷は深いようです。斬った騎士の名は四十万ワタル」



鋼牙「!!」
グレス「雷鳴騎士バロンの称号を持っています。鋼牙、彼を探し出して捕らえるのです」
鋼牙「分かりました」
ザルバ「もし、その騎士が本当に闇に落ちていたら・・・」
グレス「黄金騎士の名にかけて、始末するのです」

一礼して立ち去る鋼牙。

グレス「鋼牙、ガジャリがお前に会いたがっています」



―ガジャリの祠前

レオ「鋼牙さん、僕はここで待ってます」
鋼牙「あぁ」
ザルバ「鋼牙、やっぱり止めようぜ・・・俺は会いたくない!」
鋼牙「呼ばれているんだ。行くしかあるまい」





―ガジャリの祠

剣の柄を鞘に一当てし、剣を床に置く。
剣が床に吸い込まれ、ガジャリが姿を現す。



ザルバ「うぅ・・・」

黒い炎に包まれるザルバ。

ガジャリ「牙狼・・・黄金騎士よ・・・」
鋼牙「はい」
ガジャリ「今お前は何処にいる・・・其処に光はあるか・・・」
鋼牙「・・・あります」

破滅の刻印に光弾を当てるガジャリ。

鋼牙「うっ!うわぁぁ!・・・くっ」

 

ガジャリ「苦しいか・・・」
鋼牙「はい」
ガジャリ「それでいい・・・お前はまだしっかりと生きている・・・牙狼・・・黄金騎士よ・・・光を消すな・・・一筋の光さえあれば宇宙の闇も照らすことが出来る」



―ガジャリの祠前

レオ「鋼牙さん!大丈夫ですか!?」
ザルバ「鋼牙!俺はもう二度とゴメンだ!息苦しくて仕方がない」
レオ「鋼牙さん、破滅の刻印は?ガジャリにはきっと消す事が・・・」
ザルバ「レオ、ガジャリを味方だと思うな。ガジャリにとってはホラーも人間も同じ・・・騎士も法師も関係ない」
鋼牙「行くぞ」



―山林
 
ワタル「はぁ・・はぁ・・はぁ・・・・・・・!!!」
翼「見つけたぞ・・・暗黒の騎士・・・息の根を止めてやる!」

 
山刀翼VS四十万ワタル

ワタル「フッ!フッ!」
翼「デヤァァァアア!フッ!」
ワタル「ヌン!」
翼「フッ!フン!フッ!」

 

ワタル「ヌ!」
翼「フンッ!」
ワタル「デヤ!」
翼「ぐぅ!」

 

ワタル「フンッ!」
翼「ぐわぁぁ・・・あ・・・」



ワタル「ハァァァァ・・・」

 
鎧を召還するワタル。

山刀翼VS雷鳴騎士バロン

翼「フンッ!グォォォォッ!」

鎧を召還しようとするも、痛みで失敗する翼。



翼「う!ぐおぉっ!エイッ!」
バロン「ヌン!」
翼「ぐわぁぁぁぁ!・・・あ・・・」

 
白夜槍を奪い、ダンに止めを刺そうとする。

レオ「ハッ!!」


翼のピンチに鋼牙が現れる。

翼「鋼牙・・・」

冴島鋼牙VS雷鳴騎士バロン

バロン「ウワォォォォ!」
鋼牙「雷鳴騎士バロン!何があった!!」



バロン「ハッ!ハッ!ウワッ!」
バロン「ウォォオー!」
鋼牙「うっ!う!」
レオ「ハッ!!!」
バロン「ウヌヌヌヌヌ!」

  

鋼牙「ハッ!」
バロン「フン!ヌッ!ヌゥゥ!フン!フッ!」

翼「鋼牙!鎧を召還しろ!奴を斬れ!」



鋼牙「ぐふっ!う・・・」
バロン「フン!」
鋼牙「う・・・・・!!」
バロン「ウォォアアアアァァァ!」
鋼牙「ハァーッ!」

 
鋼牙の攻撃で鎧が解除されるバロン。

ワタル「うわっ・・・はぁ・・はぁ・・・はぁ・・はぁ・・・はぁ・・・」

 
息を切らし、走り去るワタル。
それを追おうとする翼。

 

鋼牙「無理をするな!」
翼「離せ鋼牙!うっ!・・・ぐ・・・ぅぅぅ」
ゴルバ「だからわしはやめろと言ったのじゃ」
ザルバ「ゴルバ、どういう意味だ!?」
ゴルバ「破滅の刻印だ。翼の身体はもう限界だ」



―元老院

レオ「ひどい熱です」
ザルバ「まるで火にくべた鉄だな・・・いつからだ?」
ゴルバ「三日前に鎧を召還した・・それからだ。破滅の刻印を押された騎士は、鎧を召還する度に命が削られる。翼にはもう命が残っていないのかもしれぬ」



翼「バカを言うな、ゴルバ。簡単に死んでたまるか・・・うっ!ぅ・・・」
鋼牙「まだ動くな」

 

翼「鋼牙、何故奴を斬らなかった・・・闇に堕ちた魔戒騎士は斬る、それが奴のためだ」
鋼牙「まだ闇に堕ちたとは限らない」
翼「奴は日向を斬った」
レオ「四十万ワタルには息子がいます。しかし、その父親が闇に堕ちた騎士として処分されたら・・・」
翼「お前は魔戒法師か?」
レオ「え?」
鋼牙「布道レオだ」
翼「お前に魔戒騎士の何が分かる」
レオ「・・・・」
翼「騎士である限り常に死は覚悟の上だ。情けなど必要ない」

 
レオ「・・・・」



―ワタルの回想

魔戒法師「うわぁ!うっ!」
ウルバ「心配ないよ、この法師には一切の邪心はない」
魔戒法師「はぁ・・はぁ・・は・・・」
ワタル「すまない。元老院から来た魔戒騎士の四十万ワタルだ。ある法師を探している。不穏な動きをする法師がいたら、知らせてくれないか?」
魔戒法師「はぁぁ・・はぁ・・・・」

 

ワタル「!!」
ヤマブキ「ハハハ」
シロ「ハハッ」
アカネ「待ってよー!」

 

仮面の男「俺を探しているのは、お前か」

 
ワタルの胸に刻印を打つ仮面の男。

ワタル「うっ・・・!」
仮面の男「名誉の刻印だ」

 


―洞窟

 
魔戒剣を自らに突き立てるワタル。

ウルバ「死んだらダメだよワタル~。ここで死んだらあの男の思うままだよ~」
ワタル「ウヌゥヮァアアア!」


ワタルの自害を止めたもう一人のワタル。

もう一人のワタル「ハハハ・・・俺が死ぬだと?笑わせるな!」
ウルバ「大丈夫だよワタル!お前を救ってくれる魔戒騎士はきっといる!」
もう一人のワタル「そんな奴はいない・・ふざけるな!」

ウルバを剣の柄で殴る。

ウルバ「うっ!ワタル・・・」

 
もう一人のワタルがワタルを取り込む。

ワタル「ハハハハッ・・・」



―元老院階段

鋼牙「お前はここに残れ・・・俺が行く」
翼「お前は奴を斬れない!う・・・わっ・・・うわぁっ!」
鋼牙「鎧はもう召還するな」
翼「俺は・・魔戒騎士だ!・・ぁあ・・・う・・・」
鋼牙「翼!」
翼「鋼牙・・奴は俺が倒す。お前は破滅の刻印をなんとかしろ」
鋼牙「あぁ」
翼「鋼牙・・・俺はもういい。しかしこのまま全ての騎士が倒れたら、この世界はどうなる!人間は・・ホラーに滅ぼされる」
鋼牙「だったらお前も諦めるな!破滅の刻印は必ず俺がなんとかする。俺は誰一人死なせはしない」

 

日向「翼さん!」
翼「日向!」
日向「翼さん・・・あの騎士を助けてあげて下さい。あの騎士はまだ・・闇に堕ちてはいません」

 

日向「あの騎士は・・俺を刺そうとして・・・自分の足を刺したんです」



鋼牙「足を刺したのは、あの男の自我だ。四十万ワタルは何かに心を支配されている」
翼「だったらなおさらだ・・・奴はきっと苦しんでいる・・・死なせてやれ」
鋼牙「言ったはずだ!俺は誰一人死なせはしない!」



―洞窟

ワタル「!!」

 

鋼牙「鎧だ・・・鎧の紋様が歪んでいた」
ザルバ「鋼牙、鎧に衝撃を与えろ!強い心のほうが残る」
レオ「強い心が残る・・・鋼牙さん、今明かりを・・・」
鋼牙「待て」

ワタル「フン!フン!デヤァ!」
レオ「ハッ!」
ワタル「フヌゥッ!」
鋼牙「目を覚ませ!」
ワタル「黙れ!俺に近づく奴は斬る!」

 

ワタル「フン!ヌッ!デヤァ!
鋼牙「ウッ!」
ワタル「ァアア!イヤァ!ハァァァァ」

 

鋼牙「目を覚ますんだ!」
ワタル「黙れぇぇぇ!はぁ・・はぁ・・・デヤァー!」

 
鎧を召還するワタル。

 
鎧を召還する鋼牙。

黄金騎士ガロVS雷鳴騎士バロン

バロン「ウワァァ!フン!フン!ウォァアア!」

 

ガロ「レオ!紋章を狙え!」
レオ「ハッ!!!」

 

ガロ「ハッ!」
バロン「ヌッ!」
ガロ「ハァー!」
バロン「ウワァッ!」


レオ「ハァッ!!」
 
レオの術により洞窟内で爆発が起こる。



―断崖


ガロ「ゥワッ!」
レオ「うわぁぁぁぁ!わぁぁぁぁあああああ!」

  
レオ「・・・はぁ・・・はぁ・・・」
ガロ「ハ・・・ハァ」

 
翼の術により地面衝突寸前で助かるレオとガロ。

バロン「ウワァッ!」

翼「だっ・・・はっ」

ガロ「翼!」
翼「フン!デヤァァァアアア!」
ガロ「やめろ!」
翼「テヤァーッ!」

 
鎧を召還する翼。

白夜騎士ダンVS雷鳴騎士バロン

ダン「イヤァァアア!」
バロン「フン!」
ダン「イヤァー!テヤァ!ハ!」
バロン「ウゴォ!」
ダン「ハッ!テヤー!」
バロン「うっ!」

 

ガロ「やめるんだ!翼!」
ダン「どけぇぇっ!」
ガロ「やめろ!」
ダン「分かってる!」

 

ダン「イヤァァァァ!」
ガロ「ハッ!」
ダン「ヤッ!」
ガロ「フッ!」
バロン「うぐぁぁぁ!」



バロン「イヤァァ!フン!ヌン!グワァ!
ダン「う・・・ぐぁ・・・あ・・・」
バロン「フン!」
ダン「ヌヌヌヌヌヌ!」
ガロ「ハーッ!」
バロン「うわぁっ!」
ダン「鋼牙!」

ダン「デヤァァァァァアアア・・・ハァッ!」


空中で白夜槍をバロンに突き刺すダン。

バロン「うわぁぁぁぁあああ!」


ダン「鋼牙!俺ごと奴の鎧を突き刺せ!大丈夫だ!お前ならやれる!俺も・・この男も守ってみろ!」



ガロ「・・・分かった!行くぞ!翼!ハッ!」
ダン「うっ!ぐぉっ!」
バロン「うわぁぁああああああぁぁぁぁ!」

ダン「ぐっ」

 
鎧が解放されるダンとガロとバロン。

レオ「翼さん!」
翼「どっちだ・・・どっちが残った!?・・・くっ」

 
ワタル「はぁぁ・・・はぁ・・・はぁぁ・・・・・・」



―冴島邸

カオル「それで?翼さんは大丈夫なの?」
ゴンザ「はい、しばらくは安静が必要ですが、命に別状は無いと聞いております」
カオル「よかった・・・鋼牙の大切な友達だもんね」



―元老院

鋼牙「翼を頼む」
日向「はい」
レオ「僕はもう少しここに残って看病を続けます」
鋼牙「あぁ」

 

翼「鋼牙・・・奴はどうだった?」
レオ「翼さん」
鋼牙「元老院で調べを受けている」
翼「そうか・・・
鋼牙「翼・・・・」
翼「流石だな、鋼牙。見事に急所を外していた」
鋼牙「当たり前だ。お前には鈴がいる」
翼「あいつは魔戒騎士の妹だ。死は覚悟しているさ」

 
立ち去ろうとする鋼牙。

翼「鋼牙!うっ・・・ぅ・・・く・・・・はぁ・・・だが約束する。俺は簡単には死なない・・・お前もだ」
鋼牙「また会おう」
翼「あぁ」



―元老院の廊下

 

ワタル「俺を襲い操ったのは魔戒法師だ。奴をなんとかしなければ、騎士と法師はいずれ対立し争う事になる」
鋼牙「はい」

ワタル「礼を言う・・・」


鋼牙に頭を下げるワタル。

鋼牙「わずかでも可能性があれば必ず助ける・・・それが魔戒騎士であると教わりました」
ワタル「え?」

 
鋼牙のコートのお守りを見つめる。

ワタル「そうか・・・君はあの時の・・・・・・」



鋼牙「はい」
ワタル「冴島鋼牙・・・この事は決して忘れない」


立ち去るワタルに一礼する鋼牙。

 
ウルバ「ワタル、冴島鋼牙知っているの?」
ワタル「・・・・」

 
ザルバ「なんだ鋼牙?あの男を知っていたのか?」
鋼牙「・・・・」



―次回予告

ひと時も忘れた事のない遥かな思い出。
笑顔、友情、かけがえのない時間。
次回、『同胞』
その日々はいつまでも色あせない!