ある人が、
『世の中には、今生の因果応報しかなく、前世や過去生からの因果は存在せず、
そもそも前世や過去生すら存在しない。』
という持論を展開していた。
私にはちょっとそれは暴論に聞こえた。
因果律や輪廻転生は仏教の考え方。
因果律が今生にしか働かないのであれば、災厄に見舞われる者は全て
心がけが悪いという断罪につながる。
しかし不具合を抱えて生まれる子供や、
日頃の善良な心がけに見合わず、理不尽な災難に遭う者は確かに居て、
今生の因果律だけでは説明ができず、カバーしきれていない。
もともとは理不尽を一番に恐れる『人』のために、
輪廻転生による因縁という解説が生まれたのだろうと思う。
それが多次元宇宙にとって、案外ウソから出たマコトのような状態に
なっているような気がしている。
仮説として、そもそも因果律すら無かったら?
この世は悪事を働き放題になるだろう。
やったことが返ってこないなら、反省もないだろう。
善い行いをしても(そもそも人の善行と神の思う善行は違うかもしれないが)
善いことは返らず、悪いことをしても天罰が下らないなら、
人は理不尽なことばかりするようになるだろう。
そこに愛は生まれないし、混沌しかない。
太古に混沌の中の理不尽を恐れる人たちが居て、
何とか世界の法則を見つけよう研究を重ね、不思議な符号を検証したのが、
因果律の始まりではなかったろうか。
多次元宇宙の中では、人は他の次元の神となり得る。
それは繊細化された愛の想念にのみ依っている。
だから、前世や過去生(他次元)の因縁が本当にあったとしても、
他次元に届くまでに繊細化された愛の想念があれば
魔法のように簡単に解消できるのであって、
理不尽でも何でもないと私は考えている。
ただ、明らかに今生の心がけが良くないせいで起こる不幸を、
前世や過去生の因縁として責任転嫁するのはどうかと思うけど。
一切お金は要求しないのが真のスピリチュアルなのに、ニセモノに騙される人間が多すぎる。