いつもは数作品まとめて感想をUPするのですが、
今回は美術展の感想と合わせてUPします。
ゴッホ最後の手紙:☆☆☆☆☆
世界初の動く油絵。それはまさに、ゴッホの絵の中にいるような感覚だった。
アートサスペンスの世界観は目と脳に強烈な刺激を与えました。
1秒12枚の絵によって綴られるアニメーションは普段見慣れている動きよりもぎこちなく
それがまたアーティスティックでもある。
ゴッホの描いた肖像画に似た役者を選出したとういう登場人物も世界観を忠実に再現しています。
ゴッホが弟にテオ宛に書いた最後の手紙を届けるというロードムービーであり、
ゴッホの死の真相に迫るサスペンスでもある唯一無二のアート作品です。
ゴッホの作品はなぜこんなにも胸を締め付けるのだろうか、それは生前全く認められなかったということ
そして、人とのかかわりがうまくもてないということが自身と重なったことに他ならない。
評価にはかなり個人の思い入れが入っているとご理解いただきたい。
母と東京都美術館で開催されているゴッホ展 巡りゆく日本の夢 に行ってきました。
9時半開場とともに、場内へイヤホンガイドを借りて鑑賞。
ゴッホと日本美術(浮世絵)の関係性が展覧会のテーマなので、
ゴッホでイメージされる“ひまわり”や“糸杉”などの有名作品はでてきません。
ゆっくり見て回って1時間半くらいかな。