母の神経科の受診付き添いのあと
本格的にダウンしてしまった私
それまでもヘロヘロだったのだけれど
更にヨロヨロで(弊心身比)
省けるもの・先送りできるものは目を瞑り
とにかく横になって休息最優先で過ごした
が、そこまで復調できず
更にはあまり眠れず母の整形外科の受診日と
相成った
追いコートリルをキメ
珈琲をガブ飲みして
福祉車両をレンタルして母を迎えに行く
現れた母は落ち着いていた
今日は整形外科の受診だと伝えると
「そうなんか」
と応じてくれたが
何故だかは分かっていないようである
V総合病院で受付とX-P撮影を済ませ
診察の順番を待つ
私が持参した母が好きそうな雑誌を
母はペラペラ捲りながら
「○○やて」
「○○て何でできとるんや?」
と声をかけてくるので
そういった事に応じていると
母の番になり、診察室へお邪魔する
母は半年ぶり、私は3ヶ月ぶりの先生である
挨拶を交わしてから、先生が先ず口にしたのは
「意識がなくなるっていうのは
整形とは直接関係なさそうですね」
だった
事前に施設からの連絡票(?)を
受付に渡してあったのだけれど
確かにそれには骨折した手術箇所についての
記載はなかった
やっぱりそうですよね
最近、施設の方はその事が気になるようで
他の話は聞いていません
「確かにそれで倒れても困っちゃいますもんね」
「痛みの事や歩いちゃうかどうかも
聞いてません?」
ハイ
特には聞いていないです
ただ、そういう事がないから
報告がないのかな。。。
とも思ったりもしてました
「そうですか」
それから、先生は母に向き直り
「はなまめ母さん、痛みはありますか?」
と、確認してくれるものの
当の本人は目をパチクリしている
言葉が出て来ないので
手術をした所を触って
痛くないか確認すると
「そんな事はないですよ」
と応えてくれた
が、実際のところがどうなのかは謎である
「それなら良かったです」
と、先生も応じてくれる
「X-P上も問題ないですね」
「次回、骨粗鬆症の検査もして
そちらも問題なければ
骨粗鬆症の薬は終了できるかもしれません」
そんな訳で骨粗鬆症の薬を処方して貰い
診察は終了した
お会計を待つ間にトイレ介助をすると
違和感を感じる
アレ?
ズボンの前後ろが逆?
本人なら認知症であるのであり得るけれど
服の着替えの介助をして前後ろを
間違える事はあるのだろうか。。。
着替える時に間違えても
トイレ介助したら気付くんじゃ?
(↑現に気付いたヒト
前々から感じていたのだけれど
今日の母を送り出してくれたスタッフさんは
毎回何となく雑である
この日もいくつか気になる点があった
付き合いは1年だし
直接会ったのは多くはないけれど
毎回感じる違和感からのモヤモヤがある
父と私は昼ご飯がまだだったので
院内の食堂に寄ってランチタイムだ
パンも併設で販売しているので
小さめのパンと珈琲を購入して
母の前に置いて食べたり飲んだりするよう
勧めてみるも
笑って首を振るのみである
あんパン好きなのに、である
父と私が食べていないからかと思ったけれど
その後も勧めても口にすることはなかった
食事が終わってから母に
何なら食べたい?
と確認しても、首を振るのみだ
それなら。。。と
母の好きなものを言葉にしていく
ソフトクリーム?
練りきり?
たこ焼き
お好み焼き?
うどん?
お蕎麦?
犀川?
あんころ?
今川焼?
御座候?(同じ
マカロン?
他にも言ったと思うけれど
そのどれにも恥じらう乙女のように
モジモジと首を振り続ける母だった
他の用事も済ませて
ショッピングセンターのフードコートで
お茶をシバくべく
母に改めて何か飲んだり食べたりするか
確認しても、相変わらず首を振るだけだ
前回の神経科の受診の時に
たこ焼きに反応したのでたこ焼きを
父が珈琲よりもソフトクリームが良いと言うのでソフトクリーム
私はカフェラテと、もしかしたら母が食べるかも?
とマカロンを購入
こういう時
フードコートは選択肢が色々あって本当に助かる
最初に届けたたこ焼きには
無反応だったのだけれど
マックで買ったソフトクリームを父に渡すと
母の目の色が変わった(爆笑
ジーーーっと熱く見つめる先は
父ではなくソフトクリームである
それに気付いた父が
「食べるか?」
と聞くと
無言で手を差し出し、受け取って食べ始めた
母が最後に食べたのは、1年以上前だ
そんなソフトクリームが終盤に差し掛かると
手が汚れないように巻いてある紙ごと
食べようとするので
それは食べられんよ
と、回収すると
恨めがしい目で見つめられたので
紙を剥がせるだけ剥がして渡すと
満足気に完食してくれた
母をグループホームに送り届け
帰宅する途中に父にソフトクリームの話をすると
苦笑いだった