うちのイギリス人と出会って12年以上というのに、
初めて作った出汁巻きだった。
初めての日本食を出す時は、
彼はこれ大丈夫かしら?
という思いがまず先行する為、
ついつい欧米スタイルの料理をいつも優先的に作りがちになる。
実は案外、彼は何でもいける方なのに…。
私のこうした勝手な偏見のせいで
家庭的な日本食の味を楽しむ機会を、
知らずのうちに制限してしまっているのかもしれない。
そう思ってしまったのは、
先日作った出汁巻きがかなり気に入ったようで、
今日は朝ご飯に出汁巻きを作ってくれ
とまでリクエストをされた事に正直驚いたからだ。
西洋の卵料理とはこれまた全く違い、
出汁独特の風味と、
フワフワfluffyな感触が、
中でも特に気に入ったようだ。
↓通常の朝食に出汁巻卵が加わったものだから、和洋折衷感満載なショット。
我ながらにも案外美味しかった、
自分で作った出汁巻き。
(過去10年間、ほぼ一切作らなかったのに!)
こんなに美味しくて、
そして彼も気に入ってくれたので、
出汁巻卵用の四角いフライパンでも買って、
今後は見栄えも本格化しようかしら?
お分かりのとおり、
今は巻くのにやや苦戦しながら、
普通の丸いパンで作っている私です。
(だから、見た目が悪い。)
ところで、
うちのイギリス人は、
どんな日本食も結構いける口だ。
旅館で頂く本格的懐石も、いつも楽しんでいるし、
もちろん私が作る和風家庭料理も好んでくれる。
しめ鯖、ポテトサラダ
(えッ!これだけ?…とは言わないで)
もっとここで紹介できる、
和食レパートリーも増やさなきゃですね(笑)。
今週のお花は、オーキッド。
そしてPちゃんは、
そんな私たちのお側でいつもおこぼれを期待しています