Rose Lilyちゃんは、買ってから10日が経つというのに、
まだこんなにキレイに咲いていますよ~!
さて今日は、歯科医院がこの時期に気を付けなければならない事!!についてご紹介します。
それは、患者さんから患者さんへの感染、
つまり院内感染防止への徹底。
それと、私たち歯科医療従事者への患者さんから感染。
前者は、普段から徹底していて当たり前!なので、
ここでは後者の、歯科医療従事者が患者さんから感染させられるリスク
により焦点を当てた内容の記事で進めていきたいと思います。
何故なら、私たち歯医者は、
もし患者さんが感染者であろうものなら、
もう本当に一発で感染させられてしまうでしょう類ですから。
だって、知っています?
どれだけ、歯科治療中に水しぶきが上がっているか?
それを、あんなにも患者さんの至近距離で浴びながら、ずっと治療を行い続けているのです。
コロナウイルス陽性の歯医者になんて絶対になりたくない!!
これは、ウイルス感染が拡大し始めた1月後半からの、私がずっと心に抱いていた事であり、
また同時に恐怖でもあるわけです。
だって、コロナ陽性の歯医者になんて正直誰が診てもらいたいか?という話。
だからこの時期の診療はやはり、
「症状の出ないor軽症で済んでしまう感染者が多い」というコロナウイルス感染の特性上、
患者さん全てをウイルス感染者と思った上で歯科治療せよ!!
に限ります。
そこで、この時期私たち歯科医療従事者が徹底して行っている事がいくつかあります。
その一つが、PPE(Personal Protective Equipment)といって、
患者さんの飛沫から身を守るための、プロテクションの装着。
フェイスシールドやディスポエプロン、ヘアネット・・・といったところ。
もう今では当たり前かな?
それともう一つは、患者さんに治療の前に嗽をしてもらう事!!
今うちのクリニックではどの患者さんにも、
飛沫の飛ぶ治療を行う場合には必ず行ってもらっています。
これは、もし患者さんが感染者だったとして、
その飛沫中に含まれるウイルス自体を限りなく少なくする
という為にです。
実は、ここシンガポールでは、こうした歯科医療上の取り決めに関しても、
政府から公的に指示が入るのですが、
それにも、こうした処置前の嗽については、明確に指示されています。
↓これが、その公式文書の一部ですね。
嗽として政府が効果があるものと勧めているのは、上記の3つ。
物体表面や歯科器材の消毒に使えるものは、
口腔内の粘膜には刺激が強すぎて使えないものも多いため、
今のところは、どの文献を見ても、世界で共通して上記の三つが推奨されているようです。
つまり、
-過酸化水素1%溶液
-ポビドンヨード0.2~1%
-Cetylpyridium Chloride 0.05~0.1%
ただ間違えてはならないのは、
1.これに関してはまだ、いまだ多くの研究リサーチによる裏付けが必要な段階だということ。
2.日常生活でこれらで嗽をしたからといって、果たして個人のコロナウイルス感染防止に確実に役立つか?というと、それはまだ断言出来るものではないという事。だからいまだWHOのパブリック向けリソースでも明確にはアナウンスされていないですよね。
つまり、歯科医療上としては、模索的な所はいまだあれど、
少しでもリサーチによる裏付けがあるものには従がって、出来る限りのことはするべき‼︎
というスタンスの上に、感染予防を徹底しているという事です。
それが紹介されているのが、こちらのサイトや文献。
もし興味があれば目を通してみて下さい。
↑こちらは、一般向けサイトだから、簡単に読めます。
↓こちらは文献そのまま。(上のサイトでも紹介されていますね。)
でも、日本の水道水塩水による嗽習慣についても言及されていたりするので、なかなか興味深い。
このサイトのPDFをクリックすると誰でも読めます。
↓これは、この文献の最後のページ20に紹介されていたイラストですが、
この他参考までに、歯科医療従事者へのアドバイスが載った文献は・・・、
↓中国の研究者のもの
↓イタリアの研究者のもの
↓またこちらは、欧州の研究者が提案しているとある嗽薬
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32326426/
それが、↓この嗽薬のよう
https://curaprox.ch/en/shop/oral-rinses-and-gels/oral-rinses/perioplus-regenerate
私自身すご~く興味があって使ってみたい!と思い調べてみるも、
シンガポールには歯ブラシと歯磨き粉くらいしか入ってきていない。。。
日本もそんなかんじのようですね?
今この状況じゃ、個人で輸入するのはちょいとハードルが高そうだ。
でも、欧州住まいの方がいらしたら、上をお読みの上で使ってみるのもイイかもですね。
↓この製品に関連したサイト。
https://gently.curaden.com/how-cyclodextrins-work-5-things-we-learned-from-roquette/
ではついでに、
↓これが一番、一般の皆さんの生活上では役に立つサイトかもしれませんね~!
どの消毒液が効果があり、どの程度時間が必要か?など、
製品名の例も含めて詳しく書かれているのですご~く~良いと思いますよ!
感染拡大防止の為には、
私たち皆が、正しい知識を頼りに、自分が出来ることから徹底して、自らへの感染を防止することに努める事ですね!