Corona Virusのせいで、
Circuit Breakerが4月7日より始まったせいで・・・、
朝ランのやり過ぎで
膝が負傷してしまったわよッッッ!!!
自業自得と言っても仕方がないんだけれどさー
多少なりとも痛みがある時には、
暫く治癒の為に膝を休ませるのが賢明だ。
まずは2週間はお休みしよう。そしてその後は状況次第だ。
そんなおかげで朝ラン出来ず、
こんな状況の中なのに、更に悶々とした生活をせざるをえなくなったわけであるが、
私は案外、なんとか気分を良い方向に切り替えられる方!
今朝は太陽礼拝系のヨガフルセッションした後、
筋肉系のパワーエクササイズ!
実は私はあまり筋肉トレーニングは好きじゃないのだが、
朝ランが出来ないなら、これで心肺機能を高めて汗をかくしかないからね!
それ系の音楽ガンガンかけて、
しばらくたった頃にはもう気分も最高潮に~!
もしかすると、これでもEndocannabinoid効果は多少は得られているのかもしれないね。
ヨガに45分、パワーエクササイズにも45分、
で、合計1時間30分くらいやるとさすがにOKじゃないかしら?
そして、最高のお天気に恵まれた今日は、
真昼間から戸外を歩き、
日光浴~!!
これは、
VitaminD₃の皮膚での生合成の為だ。
でも、ちゃんとお顔は帽子を被って極力紫外線から守ります。
VitaminD3の生合成の為に必要なのは、UVB!
UVBは、表皮層にしか届かず、真皮層には届きません。
一方で、浴びちゃいけないのはUVA!
UVAは真皮層まで届いてしまい、結合組織がダメージを受け弾力性が失われ、
明らかに皺皺の原因となってしまう。
それに、シミだってメラノーマだって怖いしね!
だから、手足だけは思いっきり露出したスタイルで!
太陽の光を思う存分浴びましょう!!
私の場合今日は、約20分の日光浴でした~。
で、こんな感じでメーターにより十分な量を確認!
四肢を露出した状態で、かつシンガポールのような年中常夏の環境だと、
僅か20分の日光浴で、1日に必要な量のVitaminD₃が、
肌で生合成されます。
サプリメントでVitaminD₃を補給する手ももちろんありですが、
太陽光での自然なかたちでの生合成が、
実は一番安全で確実な方法。
何故なら、長時間太陽を浴び過ぎた場合には、
肌でのVitD生合成が休止し、別の物質が作られるようになるんだそうだ。
つまり、VitD₃の生合成が多くなりすぎると、勝手にストップがかかる。
人間の身体に元々備わった素晴らしい機能に、あっぱれですね~!!
また、サプリメントの場合には、消化管で吸収される際の吸収率を考慮しなきゃならないけれど、
皮膚で生合成された場合にはそのまま血流にダイレクトに入っていきます。
そもそも私たち人間、そして地球上の全ての陸上生物は、
原始時代から、太陽光の下でずっと進化を続けてきたわけだ。
つまり、太陽と共存しながらじゃないと、私たちは生きていけない。
普通の生命活動に、色んな支障が生じてくるというのも納得だ。
だから、皆さん太陽光を適度に浴びてくださ~い!
さて、私がVitaminDの効能を知る為に、
非常に為になったと思ったYoutubeを以下に幾つか挙げておきます。
是非この時期にご参考に~♪
●VitaminDの世界的権威による公開レクチャー
ちょっと古いけれど、信頼は最も出来る。そして分かり易い!
↓Dr.HolickのWebサイト
http://drholick.com/#subscription-section
これを見れば、彼推奨の
1日当たりD3サプリメント量が一目瞭然
●Vitamin D for Public Health
- Intedration Sunshine, Supplements and Measurment for Optimal Health 2014 by University of California
VitaminDに関する13のレクチャーが勢揃い!
https://www.uctv.tv/vitamin-d-public-health/
●The crucial story of VitaminD and human health
専門向けだが、レクチャーとしては非常に上手くまとまっている。
VitaminDの基本的知識と、VitaminDがどんな疾患の予防に有効かがよく分かる。
●耳鼻科医の立場からのVitaminD有効性を専門家向けにレクチャー
一般には難しい点もるが、上と同じく、どうした疾患の予防に役立つかと、
特にこの時期故の、気道感染症との関連性についてがよくわかる。
上記のうち、一番最近Uploadされたものだから、情報が新しい。
他、本ではこちらも読みやすかったからお薦め↓
一般向け。
●Power of VitaminD
-Dr.Sarfraz Zaidi
こちらはオーディオブックもあるので便利ですよ〜!
ところで、最後の4つ目のYoutubeにて、
VitaminDは、
・免疫力を高める
ーVitaminDレセプター(VDR)はMacrophage など
免疫系細胞に存在し、結合する事で働きが増強される。
ーCathelicidinという、病原体を攻撃可能な物質の
生成増加。
・病原性気道感染の症状
の抑制(ここではFlu)
ーRenin-Angiotensin systemを抑制する事に由来。
に有効であることが紹介されているが、
実はこの時期のホットトピックCovid 19に関連して、
Corona Virusに感染した場合に、
その症状を重症化させない為にVitaminDが関連しているのではないか?
という報告が一部なされているようですぞ
https://www.sciencedaily.com/releases/2020/05/200507121353.htm
https://link.springer.com/article/10.1007/s40520-020-01570-8
…でも結局は強い関連性があるとは考えられない!
なんて一部では結論づけられているようだが。
重症化の機序として、
過剰な免疫反応(Cytokine Storm)により、
身体中に極度な炎症状態が生じ、
その結果全身に血栓が作られやすくなり、
いろいろな臓器に塞栓症を引き起こすことで、
多臓器不全となり重篤な状態と陥ることが多い。
また過剰な免疫反応が起こってしまう機序としては、
Corona Virusの人体の侵入には、
特に気管や肺に(その次に血管の内皮にも)多く存在するACE2と言うレセプターに、
Virus表面のスパイクが結合することで、
細胞内に侵入することが成立。
そして、結合する事で
過剰な免疫反応(Cytokine Storm)を生じてしまう。
ACE2レセプターは元々
Renin-Angiotensin systemという
主に血圧調整と免疫や炎症に関与する
身体の機能仕組みにおいて、
大きな役割を担っている。
本来ACE2にはこのsystemにおいて、
血圧下降や炎症反応を抑える働きがあるのだが
Virusがそこに結合してしまう為、
本来の働きが発揮されなくなり、
結果、行き過ぎた炎症反応(Cytokine Storm)が起こる。
と言われている。
一方で、VitaminDはどうやら、
Renin-Angiotensin system中の代表的担い手である
Reninという物質を
ダイレクトに抑制する事が可能。
結果として、このシステム全体をの働きが抑制され
血圧が上がるのと炎症の加熱が抑制される。
だから、例えVirusがACE2に結合しようとも、
過剰な免疫反応が根本的に抑えられるんだとか。
図表がないと、また、医療系知識のない人には、
無茶苦茶複雑ーだよね。
以下に参考図表も張り付けておきますね。
↓renin-angiotensin systemとcovid19 の重症化
VitaminDのrenin-angiotensinの発現抑制
↑この図表が提供されていた文献には、
つまり、VitaminDは、
Corona Virus感染の際に、重症化することを防いでくれる(かも)
という事なんです。
ここで何故(かも)をつけたかと言うと…、
VitaminDを沢山沢山摂取すれば、
感染の防止と重症化の阻止を
完全に阻止できる!
という、
決定的なものではもちろんないから(勘違いや強い思い込みはよくない)。
例えば、肥満でヘビースモーカで高血圧の人が
幾らVitaminD摂取だけで、それらを阻止しようとしても、
そもそも無理という話。
そうした人は、まずは、
減量・禁煙など生活習慣を改めるのが先決!
特に肥満の場合、油脂性であるVitDは、
脂肪組織に溶け込みやすい為、
その分余計に沢山摂取しなきゃダメらしい。
いずれにせよ、
適切なVitaminDを摂取し、そして適切な血中濃度を保っておくことは、
Corona Virusに限らず、健康を維持するうえでは、
非常に大切な物質であることは間違いない。
ならば、VitaminDを沢山血中に増やしておいた方が得じゃない?というわけ。
特に、太陽光でナチュラルに体内で作られるのなら、なおさらね!
ところで最後に、
VitaminD3の生合成の過程を以下に示しておきます。
因みに、VitaminD2は、
植物由来のVitaminD3相当物質で、
きのこなどに含まれます。
いずれ肝臓で同じ25(OH)Dになるのだけれど、
VitD3の方がパワフルとの事。
VitaminD の血中濃度は通常
25(OH)D/Calcidiolで計測するようです。
気になる方は、クリニックで計測してみて下さい。
理想の血中濃度は、40ng/ml以上らしいですよー。
(文献により若干の差はあるが。)
では〜
勉強机に向かえる時間が多くとれるのは、
何とも有難いことなのかもしれません。
でも本業の事も、そろそろ書かなきゃ〜