今日は、あいにくな天気のシンガポール。
残念ながら、Sun Exposureは出来ません。
さて今日はいよいよ、
私がVitaminDの虜になってしまった理由、
その偉大なる効果
について今日は書きましょう～♪
ところでその前に、
私歯医者としてのVitaminDに関する心境を先に書いておきたいと思います。
自分の患者さんのインプラント治療の際に、薄々気付いていたことがあったので。
歯を抜歯してから半年以上経過しているっていうのに、
いざインプラント埋入手術の段階になってみると、
まだこんなにも骨がカスカスじゃん！！！
という患者さんに遭遇することが、最近はとても多いです。
特に、私の世代とそう大差ない女性の患者さん層。
インプラント埋入手術の度に、私たち歯医者は、
専用のドリルで骨をゴリゴリ削るでしょう？
何人もの患者さんに行ってきた経験があるからこそ、
その際の手応えというか抵抗感で、
骨が良質で硬いか？orカスカスで密度が低いか？というのが
一目瞭然にわかります。
というか、手先の感覚で一発なんです・・・。
だから最近、
そう年齢もいってないのに、
抜歯したところの骨の再生に、えらく時間かかるなぁ・・・っていう患者さん、
ホント多いと実感しています。
VitaminDについて深く勉強する前は、
抜歯後の掻把が不十分だったせいなのか？などと思っていたのですが、
今振り返ってみるとこれは、
VitaminDの血中濃度の低さに深く関連があるんじゃないか？
と強く疑わずにいられなくなりました。
一方で、比較的年齢が上の女性の患者さんなんですが、
非常に硬い質の良い骨をされている方もいました。
女性は高齢になるほど骨粗鬆の心配を普通はするものですから、
年齢が上なのにもかかわらず骨が良質（硬い）というのは、
予想に反しているから逆に印象に残ります。
今振り返ってみると、
こうした硬い骨を持つ患者さんには、
戸外アクティビティを楽しんでいる人が比較的多かったような印象があります。
日中ランニングを週末には長時間楽しんでいる方もいたし、
また、ゴルフを頻繁に楽しんでいる方もいた。
（その証拠に、よく手足が焼けているのね～！）
＊VitaminDは日光（UVB）照射で肌で生合成されます。
そうした人たちはたとえ年齢が比較的上であっても、そして女性であろうと男性であろうと、
必ずと言っていいほど、良質な硬い骨をされてる印象が残っています。
私は研究室でリサーチに関与しているわけではないので、
確かなデーターにより裏付け出来るものはありませんが、
今までの経験（特に最近の傾向）論での話であることは悪しからず。
通常インプラント治療を行う際には、
まだそこに、保存不可能な歯が残存している時から、
インプラント治療のコンサルを始めます。
するとその場合、2通りの治療法の選択肢があります。
１．抜歯後、自然な骨再生を6か月間待ってから、インプラント埋入手術
２．骨再生を促す補填材を併用した上で、抜歯後即インプラント埋入
患者さんに、なるべく早く歯を入れたい！という強い願望がなければ、
以前は、１を患者さんに促す事が私自身多かったです。
その理由は、
２だと、手術が1に比べると複雑で難易度が高くなる。
だから費用もその分1に比べて高くなる。
２は、抜歯した直後、その穴の中に、
インプラントと骨補填材（骨の代替物、もしくは自分の骨の移植の時もあり）の両方を入れるからです。
1だと、インプラントをシンプルに入れるだけで簡単。
でも、抜歯後歯がない状態で6か月くらいはインプラント埋入手術までは待ってもらう必要がありますが。
また、２は手術が複雑になる分、感染などによる失敗のリスクも高くなる。
こうした理由から、
患者さんも、１を選択する方が多かった。
でもここ最近、
抜歯してから6か月、いや、1年以上ざらに経過していても、
なかなか骨が硬く良質になっていないケースに多く遭遇することを考えると、
選択肢２を勧める方向に、私自身はシフトしつつあります！
抜歯後そのままの自然治癒に任せただけでは、
骨は元通り、密度の高い硬い良質な骨には
なかなか戻ってくれていないんですもの！
きっとこうした患者さんたちの殆どが、
VitaminDの血中濃度が低いんだと私は推測します！！！
VitaminDが少ないと、抜歯後幾ら待っても待っても、
抜歯をした部分の骨は、硬く良質にはなってくれませんからね～！！！
だって、御承知の通り、
VitaminDは、
良質な骨を作るための
必須物質なんですから！！！
今の時代、
私とほぼ同年齢の日本人女性の方のうち、
十分なVitaminDの血中濃度が保てられている方って、
果たしてどのくらい存在するのでしょう？
VitaminDを専門にする科学者が言うには、
今は、VitaminD欠乏が、
Pandemic状態なんですよ！
特に、
働きづくめの生活習慣、
美肌維持に徹底する美容習慣、
これらが根強く定着している、私たち日本人女性。
こうした女性達は、
余程VitaminDについて確かな知識を得て
サプリメント生活をしている人じゃない限りは、
理想的なVitaminD血中濃度を維持するのは
そもそも無理なんです～！！！
私もきっとその張本人だったはず、VitaminDについて勉強するまではね
私は医学・栄養学の専門家ではないので、
幾らVitaminDについての知識を自分自身得ようとも、
情報発信の分量は控えたいと思っています。
でも、インプラント治療を行う患者さんには、
歯及びインプラント治療のプロという立場から、
きちんとVitaminDの重要性について、
一般の皆様にダイレクトにアドバイスしていきたいと思っていますよ！！
だから、記事の書き出しに反して、
インプラント関連の内容がメインになってしまいました・・・
では、最後にまとめましょう～！
インプラント治療を予定している方、
また治療中の方、
しっかりVitaminDを補給して、
VitaminD血中濃度を
十分なレベルに高める努力をしましょう～！
補給の仕方は、日光を皮膚に直に当てるやり方でも構いません。
だって、それが一番安全で効果的なやり方なの、実は。
でも、それが美容上怖くて出来ないという方は、
サプリメントで補給して下さい～！
＊食事だけで補給するのは、正直難しいです。。。
さて、じゃあ一体どれくらい補給すればいいの？
という方に向けて。
↓このAppsを是非使って下さい。
http://dminder.ontometrics.com/
1つ前の記事にも書いた通り、
VitaminDの世界的権威もコラボし推奨する、
かなり頼りになるAppsです。
私も今毎日愛用しています～
どのレベルが適切なのか、詳しい事を学ぶの抜きで、
一目瞭然に教えてくれますよ～！
次回は、いよいよ歯医者という立場を通り越した事も書いちゃおうかな・・・？
特にこの時期だしね、知っておいて損は絶対にない事、巷でもボチボチ話題になってきていること（？）を、
ご紹介したいと思います。