先の記事では、
「歯科医院受診時には、レントゲンを必ず撮らなきゃ話になりませんよ!!」
と書きました。
皆さん、中には、レントゲン撮影をあまり好まない方がいらっしゃるようですが、
これはどうしてでしょうか?
1.歯医者に、無駄に治療費を上乗せされるのを防ぎたいから??
それとも、
2.被爆量が気になるから?
確かに、1.のような歯科医院もあると思いますよ。
その必要性がないのに、無駄にレントゲンを撮りたがる歯科医院。
私も、前の記事にて
「1~2年に1回はレントゲン撮影を促す」と書きましたが、
それはやはり、私自身歯のプロとして、
患者さんのお口の中の健康を、正確に患者さん自身に保障して差し上げたいからなんですね。
決して、治療費を上乗せしたいからとは思っていませんよ。
検診希望の患者さんの初診時には、
どの患者さんにも必ず撮影させて頂いているけれど、
口腔内清掃と管理がきちんと行き届いている再診患者さんの場合には、
拒む患者さんを無理強いしてまで撮影しようとは思っていません。
では、2.について、
日本人の皆さんの中には、特に、
レントゲンの被爆量を気にされている方が多いのではないかと思います。
でも、これも実は、
歯科医院で撮影されえるレントゲンの被爆量なんて、本当にしれているんだ、
ということを、皆さんに知っておいてもらいたいと思っています。
では、レントゲン被爆量を気にしていらっしゃる方たちの為に、
このような、参考になるサイトがありましたので以下に掲載しておきます。
https://www.radiologyinfo.org/en/info.cfm?pg=safety-xray#safety-considerations
↑アメリカの、Radiologyinfo.orgという患者さん向けサイト。
医療分野で撮影される、放射線検査の被爆量の目安と、
普段の生活における自然被爆量などとの比較が載っており、
1回の撮影被爆量がどのようなものか?ということが、
患者さんによく理解できるように図式されています。
そして、、、
http://www.xrayrisk.com/calculator/calculator-normal-studies.php
↑それぞれの放射線検査の被爆量が、大体目安でどれくらいなものか?
ということが、各自で計算できるようになっています。
http://www.xrayrisk.com/about.php
↑こちらにも、大人の平均的被爆量が、放射線撮影に応じてわかりやすく箇条書きにされているのですが、
そのうち、見て頂きたいのは、Click the images for an enlarged viewなので、
分かり易くするために、その部分のみ以下にコピペ出来ましたので、こちらをご参考下さい
すべて英語である点、スミマセン。
わからない単語は、辞書で調べて下さい。
歯科の場合には、DENTALと表記があるので、すぐにわかって頂けると思います。
分かり易くここで書いておきますと、
歯科レントゲンは、
普通に生活している上での、
1日の自然被爆量にしかならない!
という事ですね。
そう言えば、
私のいるシンガポールでも、
Singapore Dental Councilという機関(日本の厚生労働省みたいなところ?)が言うには、
妊婦でも、問題なく歯科レントゲンは撮影できるという公言がされていたくらいなので、
それくらい歯科レントゲンは大した被爆量にはならない!という事ですね。
この記事では要は、
時々は必要に応じて、
レントゲンを撮って精密検査しましょうね!!
という事を、私は言いたいだけです。
皆様、安心して、
ご自身の歯の健康の為に、定期的に歯医者でレントゲンを撮影して下さいね!!
Love & Protect Your Teeth