Digital Dentistryのカンファレンス | シンガポールで歯医者さん Dr.Yumiko's Journal 

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今日お仕事は「そのへんで~」程度にし、
歯科カンファレンスへと行ってきました。

この金・土は、SUNTECコンベンションセンターにて、
Digital Dentistryの国際カンファレンスが開催されています。
2年に1度のアジアパシフィック地区のカンファレンス。
2年前、Sansで開催された時も参加しましたが、
コンピューター解析による最先端歯科テクノロジーを知ることができ、
とても面白かったので今年も参加。



最先端のデジタルテクノジーによる歯科治療って、
必ずなくては歯科治療が出来ません!!
というものでは決してないのかもしれません。
今まで、こうしたテクノロジーなしでも歯科医療はちゃんと成り立ってきていますので。

でも、20年前には真新しいだけだった、
インターネットなどのデジタルツールが今では当たり前になっているように、
歯科医療の分野においてもデジタル制御されてきて当然なのですよね。

Emailでなくても、郵便レターでいいわけだし、
デジタル書籍や新聞でなくとも、本やニュースペーパーをいいわけです。
だから歯科も、デジタル歯科でなくても、
今までの先陣たちが築いてきた、
従来通りの歯科理論にのっとった治療でも
良好な治療結果が得られることは確証済みなわけです。

でも、デジタル技術の進歩によって、
患者さんがより快適に歯科治療を受けられるようになって、
より精密な検査診断ができ、それに伴いより良い治療結果を提供できるのであれば、
やはり、デジタル技術の進歩にのっとった治療を提供すべきですよね。

ただ、今日カンファレンスを聞いただけでも、
もう本当に、いろんなメーカーの機材やらデジタル技術やらが
この歯科という狭い業界に溢れ回っているので、
その中から、自分の目で見て自分が納得できるものだけを選別して、
実際に自分の臨床に取り入れていくのが大切です。
つまり、自分が患者だったらどうされたいか?
それが私の場合、一番の選択の決め手になると思います。

だから、こうした国際カンファレンスなどに参加し、
均等な目線から、なるべく多くの情報を得ることって大切だなぁと思っています。

明日は午前中だけは診療もしますが、
午後からはまたカンファレンスへ。
楽しみながら聴講してきたいと思います。