歯抜けさん | シンガポールで歯医者さん Dr.Yumiko's Journal 

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Love&Protect Your Teeth!
歯の美と健康の秘訣を知ってもらうための、歯医者が率直に綴るブログ❤︎ 2009年1月よりシンガポール
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本日土曜日は午前のみの診療。
そんな今日は初っ端から抜歯でした。
虫歯が進行し過ぎてしまった歯の抜歯。

抜歯。。。
歯医者として私は、患者さんに抜歯を施すことは日常茶飯事なのですが、

いざ自分が抜歯をされるとなると、、、
とても怖かった・・・。

え?

・・・はい。
実のことを申し上げますと、私、最近、
自分の歯を抜歯してきました。
(注)もちろん、自分でじゃないですよ。抜いてもらったのですけれど。
学生時代に行った親知らずの抜歯以来、20年ぶりの抜歯でした。

2~3つ前のブログにも、
歯医者にお世話になった、腫れた、などとかいておりましたね。
実はその事だったのです。



さて、このブログを以前から読んでくれている方はご存知かと思いますが、
私はよく、「神経を抜いた歯は折れやすくなるので気をつけて!!」
といった内容の記事を書いてきました。

例えば、根っこが折れる!!!とか、
最近では、だから、神経を抜いた歯って本当に怖い!!など。

それほど、私自身歯医者として、
神経のない歯の脆さ!というものについてはよく知っておりましたし、
このブログの記事上でも、読んでくれていらっしゃる皆様に何かしらの注意喚起をせねばと、上記のように記事としてもたくさん挙げてきました。

なのに、
私自身の歯の根っこが折れるなんて!!!

・・・正直自分自身かなりショックでしたよ。


そう、私、
自分の神経のない歯が折れて
(厳密に言うとヒビです)、
つい最近、抜歯をしてもらったのです。



思い返せば今からさかのぼる事約半年前。
ちょうどその頃の記事にもチラッと書いていたのですが覚えていらっしゃいますか?
↓こちらの記事です。
こりゃ参った!!問題勃発

その当時、2つの問題が同時にお口の中に勃発したのですね。
そのうちの一つは舌の出来物だったのですが、
もう一つが、これだったというわけです。

いやぁ~、それから経過する事もう半年。。。
歯医者張本人であるにも拘わらず、これを自覚して以来半年も野放し?!
なんて思われてしまいそうですが、、、

私自身かなりショックだったのと同時に、
自分のこのケース(症例)が決して簡単ではないことを、
自分自身歯医者ながらにしてよく存じておりましたので、
とりわけ慎重に進めたかったということもあり、
やっとの治療スタートとなりました。

抜歯をした後はもちろん自動的にインプラントとなるのですが、
インプラントのような高度な審美を要求する繊細な治療はやはり、
審美技術よりも、やたらと弁の方が立っているイメージの強い、シンガポールの歯医者ではなく、
日本人の巧い職人的歯科医にやってもらわねば!!と思い、
先日のフランスからの帰国便が日本へ到着して早々、
その足で歯医者へ行き、抜歯とそれに付随する治療を行ってもらってきました。


今日で抜歯を行って丸2週間ですが、
ここにきてやっと、もうひと踏ん張りのところまで落ち着いてきたといった具合です。
ですので、こうしてブログ記事にも書く時期かな・・・と思いまして。

でも本当は、自分の歯にヒビが入り自分が歯抜けになるだなんて
歯医者として、とても情けなくて恥ずかしくて・・・、
ここで書くべきかどうかと非常にためらわれたのですが、、、
やっぱり書くことに決めました。

なぜなら、このブログをお読みの皆さんに、
私自らの実体験としてより詳しくリアルにお伝えする事が出来ると思いましたし、
またそこから、ご自身の歯をより大切にする事を理解し習慣づけてもらえたら、と思ったからです。

そして、私自身が患者さんに抜歯→インプラントを施す時には、
より患者さんの気持ちがわかる歯医者になるのは間違いありません。


なんだかんだと格好つけたことを書いておりますね。

でもね、ヒビが入ってしまったことがショックすぎて、
そう前向きに思わざるを得ないんですもの(笑)。
だって、ヒビが入って抜いた歯はもう絶対に元には戻りませんから。
何事も前向きに!


いつだったでしょうか?
私がこの歯に異常を感じ始める以前のことだったと思うのですが、
この本の発刊を知り、即決で注文したのでした↓

しかし注文して以来ずっと、送り先の妹の家に放置されていたままでした。

そして先日、抜歯で腫れ上がったお顔をしながら、日本からこちらシンガポールに持って帰り、私の抜いた歯を参考にもしたりしながら、熟読いたしました。
しかし、私の歯に対してはもう時すでに遅し・・・でしたけれどね。。。

歯にヒビが入ったときの様子や手術の手技・経過など・・・、
実体験記についてはまた後ほどご紹介していきたいと思います。


皆様もお気をつけて。