以前、こちらの記事 根っこの治療←これ、もっとも重要!!
で取り上げたお写真がありました。
歯医者さんなら、そのお写真をご覧になって、
色々な考察を同時にされたことかもしれません。
実は私自身も、そのお写真をブログ掲載するにあたり、
改めてよくよく眺めてみますと、
んんッ・・・これは
と、新たな発見というか気づきがありました。
さて、何でしょう?
そのお写真というのが こちらのレントゲン写真の事ですね。
実は、、、見落としていた虫歯が1か所まだあることを、
改めてよーく眺めたときに、幸いにも「あっ‼」と発見したのです。
どこだかわかりますか?
よく見ると、わかりますよね??
答えは、、、
お写真の右から2本目の歯の、その右隣の歯とのコンタクトポイントです。
第一大臼歯の後方(遠心面)ですね。
黒く虫歯を表す影が出来ているのがわかりますよね?
このように、
レントゲン写真は嘘をつきません!!
症状を自覚しなくても、このように、はっきりと虫歯の存在をキャッチできるので、
レントゲンを撮る意義は大いにあるのですよ。
ほら、この虫歯の場合には、お口のお中では一見虫歯なんてないように見えます。
もちろん、自覚症状だってありません。
多分歯医者も、口腔内を目視だけではきっと、
コンタクト部の虫歯の存在にはなかなか気づけないでしょう。
でも、レントゲンを撮ってみると、虫歯があるのは一目瞭然。
しかも、さらに恐ろしいことには、
こうした虫歯を知らず野放しにしておくと、
終いには、こ~んな大きな虫歯になり、(これは別の患者さん)
多分歯医者も、口腔内を目視だけではきっと、
コンタクト部の虫歯の存在にはなかなか気づけないでしょう。
でも、レントゲンを撮ってみると、虫歯があるのは一目瞭然。
しかも、さらに恐ろしいことには、
こうした虫歯を知らず野放しにしておくと、
終いには、こ~んな大きな虫歯になり、(これは別の患者さん)
ですから、たとえ自覚症状がなくても、
たまに歯医者へ行ってチェックを受け、
しかも、レントゲンを撮り確実に隠れ虫歯がないかチェックする必要があります。
そうそう、たまにね、
別の歯医者でついこの間すべて治療を終えたばかりだというのに、
私がよくよくチェックしてみると、
こんなところにまだ虫歯が潜んでいるよ!!
という状態の方もいらっしゃいます。
皆さん、日本からシンガポールへいらっしゃる前に、
日本で歯科チェックを終えてからいらっしゃる方が多いのだと思いますが、
ついこの前も、出国前にはすべての虫歯治療を終えたという、来星2ヶ月足らずの方のお口の中に
放ってはおけない虫歯を発見しました。
この方たちはきっと、
レントゲンを撮ってよくよく確認されていなかったのかもしれませんね。
このように、正確な歯科チェックのためには
レントゲン写真を撮ることが最低限必要です。
さて、私のこの患者さんの新たに発見した隠れ虫歯の話に戻ります。
もうすべての治療が終わったはずのこの患者さんを
急遽改めて、お呼びする事になるわけですから、
私としても少し気が惹ける面もありました。
「え?また行くんですか??」とガッカリさせてしまうでしょう。
が、これをそのままお伝えせずに虫歯がそのまま放置されることの恐ろしさの方が先に立ち、
(しかも、この患者さんの抜髄治療って超難しそう・・・なんですよね。)
これは絶対に虫歯が小さいうちに絶対来てもらわなきゃ!という思いで一杯になり、
そのまま内容をお伝えし、またお越し頂きました。。。
というわけで、、、治療再開~
虫歯の上部を削っていくと、虫歯の部分まで到達。
小さな虫歯ですが、
コンタクト部は明らかに虫歯で歯が侵されて柔らかくなっているのが
この状態になって初めてわかります。
その部分をきれいに削り取って・・・
上から隙間や段差なく、きれいにコンポジットレジンで詰めてしまえば、一安心‼
これで、虫歯はシャットアウトでき、しかもその部分に絆創膏がなされました。
レントゲンで詰め物が詰まっているのがわかりますね。
レントゲンで詰め物が詰まっているのがわかりますね。
*ちなみに、近心側にも虫歯がありまして、これについては、手前隣の歯のクラウン作製時に一緒に治療しました。
これが その時のお写真ですね。クラウン装着前の状態。
これが その時のお写真ですね。クラウン装着前の状態。
確かに、こういう状態だと、目視で虫歯を容易に確認できるけれど、
さすがに通常は、歯と歯が重なっていて所なので目視できません。
これが、隣接面虫歯というもので、
そして、それがとっても恐ろしい隠れ虫歯となり得ることがよくお分かりいただけると思います。
さすがに通常は、歯と歯が重なっていて所なので目視できません。
これが、隣接面虫歯というもので、
そして、それがとっても恐ろしい隠れ虫歯となり得ることがよくお分かりいただけると思います。
こんな感じで発生し、徐々に知らず知らずの間に大きくなっていくのですよ。
だから、とっても要注意なのですね。
特にフロスを入れていない人は。。。
だから、とっても要注意なのですね。
特にフロスを入れていない人は。。。
ところで最後におまけですが、
このように隣接面の虫歯をコンポジットレジンで治療した場合、
たま~に、上手くない歯医者さんにやってもらうと、
フロスが引っかかったり、切れたり、また入らなかったり・・・
といった状態になっている方がいらっしゃいます。
そう、小さい虫歯だから別にどの歯医者さんでも同じ・・・というのでは決してなく、
逆に、小さい虫歯だからこその、こうした繊細な治療が、
後々のあなたの歯の状態を左右することになってしまうので、
どんなに小さい虫歯治療でも、しっかりと丁寧にきちんとした治療をしてくれる歯医者さんに診てもらうのが大切なのですよ
Love & Protect Your Teeth