小さい虫歯☆と大きい虫歯★

「歯医者に行くのが好き～」

っていう人って、あんまりいないよね。

っていうか、ほとんどいないんじゃないかしら・・・


逆に、

「歯医者なんて、大嫌い～～～」

な人がほとんどかも・・・、だよネ

というわけで、

歯医者を最大限まで避けている人って、たくさんいらっしゃると思いますが、

以前の記事でも何度かお伝えしてきたとおり、

歯のケアーとか、歯の健康を語る時には、

予防

の右に出るものって、絶対にない


だからこそ、マメに普段から歯医者にはかかっておいてもらいたい、

そう、個人の口腔内状態にもよるけれども、

6ヶ月に1度は、チェックだけでもしてもらうべきよね



歯医者が嫌だからって、避けて避けて避け続けると、

その先にいずれはドカンッと、とんでもない結末が待ち受けている

って事を強～くわかってもらいたい

だけれど、まだあんまりそれが浸透しきっていないのも事実だなぁ・・・

というわけで、この記事では、

定期的に通っておく事の大切さが少しでもわかってもらえるように、

こんな二つの比較例を取り上げてみました。

両方とも虫歯の例には違いはないのだけれど、

その程度がぜんぜん違う！ということがわかっていただけるはずですよ。



１．まずは、長い期間をあけずに、マメに歯医者に通っていた人の虫歯。

ポコっと小さな穴が肉眼で確認できます。
こういうのって、見かけの点状よりも、案外中で広がっている事が多いの。
点状だから自分では見つけづらいし、これが上の見えない歯ならなおさらの事。

ほら、こんな感じで内部で広がっていた虫歯を完全に取り除きます。
とは言っても、この治療時に麻酔の注射を打つ必要はありませんでした。
ま、ちっちゃな虫歯で削る量もそんなに大したものではなかったから、麻酔なしで出来たというわけですね。

で、その上からコンポジットレジンという白い樹脂素材の詰め物を入れて・・・、

ハイッお終い～
というふうに、その場限り1回きりの治療であっさり終了でした。
ついでに言うなら、
治療費もそんなにかからず、見た目もキレイに仕上がります。

さて、お次は・・・、

２．４～５年(以上?)も歯医者に行かなかったら、つい最近になって妙な違和感や痛みを感じるようになったというケース。

どこが虫歯かわかりますか
え？穴が開いていないから、虫歯なんてないじゃないの？
・・・な～んて思われていませんか

真ん中の歯の、グレーに色が変わっているところですね、虫歯は。
こういう虫歯を発見すると、歯医者なら、これがかな～り大きい虫歯だっていう事が誰しもわかります。

痛みなど自覚症状が現れる前に、穴がガッツり空いてくれれば本人もある程度虫歯を自覚できるのでまだよいのかもしれないけれど、
最近は、歯の表面ばかりにフッ素を効かせる為に、歯の表層・外壁ばかりが硬くなって、歯の内部のほとんどは虫歯でドロドロに崩壊しているっていうのに、外壁だけがまるで卵の殻のように割れずに残っているの。
だからこうしたケースでは、患者さんは、なぜか痛みが急に出だしたから渋々歯医者に来ざるを得なくなった・・・というのがほとんどです。

ほら、レントゲンでは中までこ～んなに大きく虫が喰っているのがよくわかりますね。

外壁をちょっとツンと削ると・・・、

中はもう空洞状態にまで歯が溶けてなくなっていて・・・、
残っている部分も何だかオカラのように虫歯でズクズク。
そんな部分はもちろん全部取り除きます。

でも結局は、この歯は虫歯が神経にまで到達していて、
その証拠に自覚症状も出ていたというのもあり、
残念ながら神経を抜く抜髄処置が必要となってしまいました。

あ～～～
これも何度も過去に書いたけれど、
神経を抜くのは絶対に一番に避けたい行為
だっていうのにね・・・

神経を抜いてしまった歯は、将来のトラブルの種
になるだけでなく、
歯の健康の寿命を、かな～りの確立で短くしてしまいます。


しかも、

治療回数もかかるし、

歯医者が苦手な人には余計に過酷な治療環境になってしまうし、

それに、費用だってかなり跳ね上がってしまいます・・・

あ、日本では、保険で賄おうとすると、完全銀歯になっちゃうしね・・・

というわけで、

数年以上も歯医者に行かず、

お口の中で気付かず密かに虫歯を成長させてしまうと、

かなりの確立で、ケース２のような状態に陥ってしまいます。


皆さん、どちらでありたいですか

それは、敢えて言うまでもないですよね


だからこそ歯医者には間をあけずに定期的にいっておくべきだ

そうわかっていても怖くて？行けない・・・


う～ん・・・

それはもうご自身の勇気次第です

意を決して、勇気を出して行ってみるに限ります。

そうそう、まず自覚症状などがなければ、

80%はきっと大したことのない状態、

虫歯治療が必要になっても、ケース１のようなもので終われると思いますよ～


では、歯医者が大苦手な人、頑張って～

Love & Protect Your Teeth