鍼治療を受けたことがない方は、鍼ってどんなものか、
あんまりイメージがわかないんじゃないかと思います。
受けたことがある方も、まじまじと見ることは少ないですよね。
今日は、治療の立て役者、鍼さんをじっくり紹介したいと思います
昔の私が、ハリと聞いてイメージするものといえば、これらでした。
布団カバーを留める安全ピン。
続いてはこれ。縫い針。
裁縫があまり上手ではなかったので、
とどめにコレ。マチ針。
この針の扱いが、本当に苦手で、
家庭科の時間に何度指を突いたことか
恐らく、皆さんの針のイメージも、これらの延長ですよね。
そして、刺すときの効果音は「ブスッ」(;^_^A
初めて、鍼灸の鍼を見た時は、驚きました。
何だコレと思いましたね。なんとも不思議な物体、という印象でした。
これが、鍼治療で使う、ディスポーザブル鍼。
外の包装を取り除いた、剥き身の状態がこれ。
持ち手の部分に工夫がしてあって、ちゃんと筒に固定されています。
鍼の先が回りに当たらず、衛生的です。
ではでは、今までの針たちと実際に並べて比べてみたいと思います。
鍼灸の鍼だけ、ダントツに細いのがわかりますか
この鍼は、2番鍼といって、0.18ミリの細さです。
鍼の説明をする時に、よく髪の毛くらいの細さ、と言いますが、
ほんまかいなと思われる方のために、また比べてみたいと思います。
これは、1番鍼(0.16ミリ)で、うちの治療院でよく使う、短いタイプの鍼です。
決して大げさではないのがお分かり頂けると思います。
ここまで細いと、よくしなるんですよ。
ステンレス製なんですが、金属とは思えない柔らかさです。
使い慣れると、指の延長のような感覚になります。
そうそう、針といって、忘れてはいけないのは、注射の針。
子供の頃、泣いて逃げ回った方もいらっしゃるかもしれませんね。
ちなみに、病院で肘の内側に打つような注射針は、0.65ミリ程度です。
予防接種は、0.45ミリ位。
先に穴があいてますので、それなりの直径があります。
上の写真の1番鍼と比べると、3~4倍の太さなんですね。
どうでしょう少しは鍼のイメージが変わりましたか
鍼の打たず嫌いの方が、一人でも減りますように