「自律神経の乱れ」という言葉、よく耳にしますね。
頭痛や肩こり、冷え性や不眠、便秘や下痢などなど、
様々な症状の原因に挙げられる、自律神経の失調。
では自律神経って、どんなものかご存知ですか
自律神経とは、身体を調節する機能。
血圧や体温を上げたり下げたり、胃腸を動かしたりします。
交感神経（働く神経）と副交感神経（休む神経）の
二つが、シーソーのように、身体をコントロールしています。
働く神経は、いつ敵が来ても動き出せるように、
瞳孔を開き、心拍を上げ、血液を沢山送り出します。
休む神経は、身体を休ませて、次の日に備えるため、
瞳孔は収縮し、心拍はゆっくりとなり、血圧も下降します。
これは、自分がそうしようとしなくても、自然と身体が
調節してくれます。
自然の働きなのです。
ただ、その身体が自然な生活を送っていない場合、
神経の自然な働きも、狂ってくることがあります。
夜遅くまで起きていて、睡眠不足だったり、食事の時間が不規則だったり、
身体を動かさず、同じ姿勢ばかり取っていたり、
心が固まって、のびやかでなかったり。
すると、コントロールが狂ってきて、
そうなるべきところで、ならない身体になってきます。
体温が下がるべきところで下がらない。
心拍が落ち着くべきところで動悸がする。
胃腸が働くべきところで働かず、胃もたれする。などなど。
自然ではない生活を送っていると、身体という自然が壊れてくるのです。
こんなに便利で、24時間明るい暮らしをしていると、
何となく、自分もデジタルな存在のように錯覚してしまいますよね。
でも、私たちは、自然という生きた存在なんです。
空
や雲
や、山
や森
、鳥
や魚
、それらと同じ、自然なんです。
滞ることなく、動き流れ、
周りの自然との絶妙なバランスの中で成り立つ存在なのです。
そういう視点で自分を見つめ直すと、色々なことに気付かされます。
生活の中での不自然を、少し見直してみませんか
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