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Rotten Apple

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■Donnie Trumpet & The Social Experiment「Surf」

[UnitedStates,HipHop]

01.Miracle
02.Slip Slide
03.Warm Enough
04.Nothing Came to Me
05.Wanna Be Cool
06.Windows
07.Caretaker
08.Just Wait
09.Familiar
10.SmthnthtIwnt
11.Go
12.Questions
13.Something Came to Me
14.Rememory
15.Sunday Candy
16.Pass the Vibes

ここ数ヵ月最も待ち望まれていたといっても過言ではないChance The RapperによるバンドプロジェクトThe Social Experimentのミックステープがリリースされました。ぶっちぎりで今年のベストトラックな「Sunday Candy」だけでも素晴らしいんですが、Busta RhymesB.o.Bをフィーチャーした「Slip Slide」やファンクな「Wanna Be Cool」など佳曲が並んでいます。
しかし先行曲やTowkioのミックステープで期待度が上がりすぎてたからか個人的にはやや肩透かしかなと。ミュージカル的ポップス感あるアルバムになるのかと思いきや少しパンチに欠ける曲が並んでいますし、「Lady Friend」「Wonderful Everyday」辺りの素晴らしい曲を何故入れなかったのかなと。誰かが言っていたようにもしかするともう一枚リリースするのかなと思ったりもします。



■Preston Harris「Love Crazy EP」

[UnitedStates,R&B]

01.iloveyou
02.Love Crazy
03.Hummingbird
04.Good Morning
05.TRACE
06.Exp. Interlude
07.Lift Your Head

Hit-Boy率いるHS87に所属するR&BシンガーのデビューEP。全編スウィートなメロウチューンで構成されていて彼女といるときに流すと良い雰囲気になること間違いなしなEPです。多重録音したアカペラ曲「iloveyou」、Hit-Boyが手掛けた「Love Crazy」という序盤から悶絶。タイトル通り寝起きの微睡みと心地よさを感じさせる「Good Morning」も良いですね。R&Bは掘り下げたいと思いつつ手が出せてないので、にんじゃりGang BangWhere Is My Mind?のようなまとめは非常にありがたいです。



■Cyclamen「Humanise/Tales」

[Japan,Metal/Experimental]

Humanise
01.Haja Kenshou
02.Hyakusetsu Futou
03.Gashin Shoutan
04.Shimbu Fusatsu

Tales
01.Thread
02.Precious
03.Departure

国内モダンプログレCyclamenの新作EPが前作「Ashura」と同様投げ銭で公開されました。「Humanise」は一発録りで極力デジタル処理を施さずライブレコーディングに近い手法をとり、「Tales」は最小限の機材のみで録音されたDTM手法という両極端なプロダクションを提示した2枚組(詳細はMarunouchi Muzik Magazineで)。あまり前作「Ashura」を聞き込めていないからというのもありますが、個人的には「Tales」の3曲がツボでした。メロディアスな歌とは対称的に複雑さ極まりないギターが気になってしょうがない「Thread」、ポストメタル全開な「Precious」、変態としか言えないほどカオティックに展開する「Departure」。先日ライブを観たときに今西さんと話させてもらったんですが、やっぱり変態でした。とりあえず次はぜひSithu Ayeを日本に呼んで下さいって頼んできたので期待しときます。



■DYGL「EP #1」

[Japan,Indie/Punk/Garage]

01.Let's Get Into Your Car
02.I'm Waiting For You
03.Just Say It Tonight
04.All The Time

Ykiki BeatのNobuki AkiyamaとKohei Kamotoも在籍する4人組。初のフィジカルリリースとなるカセットテープのデジタル音源を投げ銭でリリース。最初に聞いたときはYkikiさんのメンバーがいると知らなかったのでCAR10NOT WONK辺りのトレンドとリンクしそうな音の質感だなって思ったんですが余裕でSauna Coolのコンピに参加してました。良い意味の力の入ってなさというかラフさが聞いていて心地よいです。「All The Time」ではUKっぽい一面を見せたりと、Ykiki Beatと並行してDYGLも活動続けて欲しいですね。



■Snail's House「Kirara EP」

[Japan,FutureBass]

01.Kirara
02.Nyan Nyan Angel!
03.Fuwa Fuwa Toybox
04.Sweetness Dreamscape
05.Koro Koro Koigokoro
06.Your Name,My Name
07.Nyan Nyan Angel! (Stellabee Remix)

話題の若手レーベル/クリエイター集団TREKKIE TRAXからリリースされたKawaii Future Base先駆者Snail's Houseのニュー。Kawaii Future Baseってロリコアの一種かと思ってたら、かわいらしい女性ボーカルネタがカットアップされたベースミュージックで、PC Music周辺とベースミュージックの中間的な位置なのかなと。どの曲も良いんですが、エモーショナルな「Your Name,My Name」やラストのKawaii Breakcoreな「Nyan Nyan Angel! (Stellabee Remix)」は痺れました。TREKKIE TRAX引き続き注目です。



■その他

Bluff City「4 Play EP」
[UnitedStates,R&B]

FOGPAK「FOGPAK #12」
[Japan,Electronic]

Future Horizons「Yoshimitsu」
[UnitedKingdom,PostHardcore/Math]

Give Me Wallets「Looking For The Special feat. Seira Kariya (YOS Bootleg Extended DJ EDIT)」
[Japan,House]

ISH-ONE「Let It Fly(DEV LARGE Tribute)」
[Japan,HipHop]

MEISHI SMILE「Breathe」
[UnitedStates,Electronic]

MSC「Tru B - Boyz Strikes Back(LS Samba Do Natural R:Edit)」
[Japan,HipHop]

Save Face // My Heart, My Anchor「Split」
[UnitedStates,Emo/PopPunk]

The Bilinda Butchers「Sentimental Girls Violent Joke ft Smany」

[UnitedStates,Electronic/Shoegaze]

Tapestry「An invisible boundary, a set distance」
[Singapore,Emo/Indie]

なのるなもない「赤い月の夜 (TOMY WEALTH RMX)」
[Japan,HipHop/PostRock]

[Japan,Pop/ HipHop]

01.Nua
02.Wedge Sole Eskimo
03.Dance with Mr.loneliness
04.Puppet Rapper
05.Swallow Maze Paraguay
06.Tyranno
07.Where the Wild Things
08.Her L Bo She
09.Unchanging end Roll


アイドルラップユニット校庭カメラガールの1stアルバム「Ghost Cat」はちょっとした事件かもしれない。当ブログでも「ポスト "リキッドレベル" アイドル10組」という記事で彼女たちを取り上げたけれど、このアルバムはその期待を大きく超えてきた。少なくとも今年の音楽シーンにおいてマストな一枚であることは間違いない。

校庭カメラガール(通称コウテカ)は新鋭レーベルtapestok recordsからデビューした、もるも もるののるる れめるしゅがしゅ ららデュマーシュリエの4人組アイドルラップユニット。トラックメイカー東條鉄生がメンバーであること以外は謎のコレクティヴ亜良陽人が全ての楽曲を手掛けている。コウテカはヒップホップマナーに則っている訳ではなくて、キャラ立ち4本マイクなラップとエレクトロニックミュージックをベースに様々なジャンルを絶妙なバランスで成り立たせたサウンドが特徴的。

ベッドルームからクラブへと瞬間移動したかのように展開する序盤の「Nua」~「Wedge Sole Eskimo」~「Dance with Mr.loneliness」。アンビエントやEDM的アプローチを使いつつドラマティックさを演出するキャッチーなフックはアニソンのようでもある。トランス×ヒップホップな「Swallow Maze Paraguay」、ジャズファンクな「Puppet Rapper」はアイドルラップを自負する歌詞が印象的。後半はメロウな曲が並び、夕方のアニメエンディング曲的な「Where the Wild Things」、そしてこれまでの多彩な曲をまとめあげる「Unchanging end Roll」はあまりに素晴らしすぎる。

このアルバムを何かと比較するなら他のアイドルと比べるより、OMSB「Think Good」KOHH「梔子」辺りと比較する方が適しているのかもしれない(ツイート検索していたらKendrick Lamarより良い…って言ってる人がいて笑った)。コウテカはアイドルシーンから生まれた10年代ヒップホップのひとつの形だ。lyrical schoolが10年代ヒップホップであることを放棄しライムベリーが分解している今、オマージュでしかおもしろさを提示できなかったこれまでのアイドルラップをすべて過去に変えるコウテカの登場はちょっとした事件かもしれない。これはもうコウテカというジャンルだなんて無粋なことは言わないけれど、これはまだカテゴライズされていない、新しい、何かだ。




[Japan,Pop/PostHardcore]

type-A
01.Now I Know
02.Seek out the truth

type-B
01.Now I Know
02.オレンジ


アイドル界隈バンド界隈巻き込んで人気急上昇中の関西発新感覚ラウド系アイドルPassCodeが「Nextage」から約8ヶ月ぶりのシングルをリリース。タイトル曲「Now I Know」とカップリング収録曲違いの2タイプのリリースとなっているんだけど、これはトリプルA面でリリースしても良いくらいのクオリティ。

タイトル曲にしては少しシリアスな「Now I Know」はプログレッシブに展開しつつも悲鳴に似たシャウトや、思考と現実を行き来するような曲展開と詩の世界観がリンクした新境地。南無🙏
type-A収録の「Seek out the truth」はベタなロック系アイドルソングのような序盤に騙されつつ、変拍子ブレイクにジェントジェントなギターとワブルベースが混ざり合う中盤以降が圧巻。バンド編成では思いつかないであろう曲展開に磨きがかかり、トレンドを通過した独自路線を確立しようとしている。さらに成長が感じられるちゆなのシャウトはアイドル界のアンジェラ・ゴソウと呼ばれる日も近い。ネメ!シス!
とどめはtype-B収録の「オレンジ」。「over there」や「Link」をさらにアップデートさせたようなメロウチューン。普段は聞けないそれぞれの女の子らしい歌声が堪能でき、青春時代を思い出させるような甘酸っぱい歌詞が胸に刺さる(パナさん作詞だけど)。後半の展開が涙腺直撃すぎて普通に代表曲レベルのクオリティなのにカップリングに入れるところがパスコらしい。おひらちさん天才か。

この3曲を並べて聞くと次のアルバムの輪郭が少し見えてきた。「Nextage」ですら過去のものに感じるほど凄まじいスピードで全ての質を上げてきている。もし「オレンジ」クラスの曲を次のアルバム用に取ってあるのだとしたらちょっともう手がつけられない。ライブパフォーマンスも向上し、物販も常に長蛇の列が出来ている今最も勢いがあるといっても過言ではないパスコちゃんから目が離せない。そしてそろそろ黒原さんに名前を覚えてもらいたい。