10月末
気分のいい日が続いていました。
白血球も4500と普通の状態なので、無菌エリアの廊下ウォーキングの許可が出て、毎日2~3回は行ったり来たり歩いていました。
突然、隣の個室から出てきた奥さんらしき女性に声をかけられました。
「主人が来週から移植をするんです。だから立ち入り禁止になるんです。」
心配のあまり誰でもいいから聞いてほしかったのか、移植して元気になれることが嬉しかったのか・・・その時はよくわからずに「大変ですね」なんて間の抜けた返事しかできませんでした。
女性の表情がやけに明るかったのが意外、というか不思議でした。
翌日、移植前の男性と廊下でバッタリ会いました。
自家移植だそうです。
「お互い頑張りましょう」そう言われて、ちょっぴり胸が熱くなりました。
発病前にみつかった子宮筋腫は、いずれ手術した方が良い、と言われました。
白血病だけでも、いっぱいいっぱいなのに、手術ですか~!?