🍀昨日の記事🍀
バラの美しい季節になりました。
桜が散って、萌える緑を経て
バラの季節へ―
（10年目になるわが家のバラ）
バラの季節になると思い出すのは
こちらの本です。
10年前にベストセラーとなった
「咲くということは、
仕方がないと諦めるのではなく
笑顔で生き、周囲の人々も
幸せにすることなのです」
「置かれたところこそが
今のあなたの居場所なのです」
と告げるこの本が
当時、大きな評判を呼びました。
2012年と言えば、
下の子の育児休業から復業して
間もない頃。
当時、主人は激務で育児の分担は頼めず、
実家も遠かったために
ほぼワンオペ状態で育児を担っていた頃。
保育園の送迎や
少しでも長く子どもとの時間を
大切にしたくて
「時短勤務」を選択していたのですが
マミートラック（※）に
陥るのではないかと
怖れていた時期でもありました。
※出産した女性が職場復帰した際、
自分の意思とは関係なく
出世コースから外れてしまうこと。
単調な業務ばかり
割り振られてしまったり
昇給・昇格の機会を
与えられなかったりすることが
その一例。
上司から、将来のキャリアを考えると
早くフルタイム勤務に戻した方が良いと
助言を受けていましたが
目の前にいる二人の
幼い子どものことを考えると
延長保育やベビーシッターなどを
利用しながら
フルタイム勤務に戻す勇気もなく、
仕事も育児もしっかりやりたいのに
どうすれば良いのだろう…と
悩んでいた頃でした。
そんなときに
「置かれた場所で咲きなさい」を読み
今は
仕事と育児のどちらが大切なの？
仕事は代わりにできる人は
いるけれど
親の代わりになる人はいない
だから今は育児を優先しよう―
と考えるようになり
もし、キャリアで
花を咲かせられなくても今は
無理に咲かそうとしなくてもいい。
その代わりに、
根を下へ下へと降ろして
根を張れば良い。
次に咲く花が、より大きく
美しいものとなるために。
…と、心の在り様を
整えていったのでした。
あれから10年経ち、
その間に公務員へ転職し
今では起業、と
当時とは働き方も仕事の内容も
大きく変わっていますが
「置かれた場所で咲きなさい」
とする心の在り様は変わらず
持ち続けています。
…育児休業から復業したのが
５月だったからでしょうか。
バラの季節と重ねてこの本を
また読みたくなるのでした。
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