カラー・アウト・オブ・スペース -遭遇-
田舎の一軒家。
魔女に憧れる少女、ヤクが好きなヤンチャな弟、分厚い眼鏡をつけて焦点が定まらない5歳ぐらいの弟、それとアルパカがやたら好きなお父さん、家で証券のアドバイザーをしているお母さんの5人家族。
隕石が落ちてきて、水が汚染されているとか、されていないとか、意味不明な事を言い出して、一人ずつ狂いだし、宇宙人と戦うぞーとか言ってるだけで、何もしない。
そのまま最後まで続く。
最後にこの事件を目撃した地質調査員の男性が「俺は水を飲まない」と意味不明な言葉で完結する。
内容らしい内容がなく、最後まで何がしたいのか?僕には残念ながら伝らかった。
テンポも遅く、正直、倍速で観れる様に作ったかと思うほど。
ずっと家族で喧嘩して、罵り合う描写が続く。
ニコラス・ケイジのお父さんをはじめ、全員がやたら口が悪く、下ネタを連発するので、隕石の水を飲んで狂ってからも、以前より少し怒りっぽくなったレベル。
「家を出る」を連発する長女は家を出ず、妻を撃ち殺すといった父は撃ち殺さず、家を出て助けを呼びに行くと言っていたのに行かず・・・
言語と行動が伴わないのは、100歩引いて理解できたとして、理由がわからない。
ただ、特殊メイクはすごく出来がイイ!
VFXなど使わず特殊メイクのみで表現したので、80年代のインディーズ系映画みたいで、なんか違和感しか残らない。
悪口は言いたくたいので、この映画の評価は書きたくないと思ったが、あまりにも凄まじく、ここまで反天才監督の映画は滅多に出逢えないと思ったので、描きました。
反対にこうして観れば、この映画は面白いという意見があれば、是非、教えて欲しい。
是非、観てください。