◆早朝の出張前に起きたハプニング | 加倉井さおりのウェルネスな毎日を

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昨日は4時に起き出張のために早めに準備。

そして予定より早めに出発。

家を出てすぐの道路を一人の80代くらいの高齢の女性が歩いている。

まだ早朝で車はほとんど通らずだけど危ないので声をかけました。

 

すると、どこに来たのか分からなくなっていると…

足も弱くゆっくり歩いてきたようです。


さて、困った…この女性を一人にして信号を渡れない。

もいない。

そして、財布も携帯も持って来てないと。

 

交番やコンビニに行って…というのも、実は昨日も交番でお世話になり

息子さんに怒られたから、それは困ると…
マンション名はハッキリ話されたのでGoogleマップで調べたら…

こんな遠くから一人で歩いてきたのですか!とビックリ。


これは、タクシーで送り届けるしかないと、女性の手を繋いで駅まで向かい、

タクシーの運転手さんに事情を話して、タクシー代を渡して見送りました。


認知症になってから1人暮らしの息子さん宅に自分が引っ越しして

一緒に暮らしていること、

息子さんが自分のために仕事を辞めたこと、

子どもは三人いるけど娘は遠くにいること、

家にいると足が弱るから歩くと道が分からなくなり、

息子さんがそんな調子だからいつも怒ること…


手を繋ぎながら駅まで向かう途中話しをしてくれたのですが、

なんとも切ない気持ちになりました。

 

私の電車の時間やお金のことも気にしてくれて、

きっと三人の子どもを育ててきた優しいお母さんなのだろうなぁと。


困ったことがあったら近所の人でもコンビニの人でも役所にでも、

とにかく相談して下さいね、と伝えましたが…

も電車に乗らなければならずタクシーに乗せてからダッシュ。

 

なんと予定通りの時間に乗車できたミラクル。

早めの行動が、時間のゆとり、心のゆとりに繋がる。

これは母からの教えです。

やっぱり大事なんだと実感。

 

いつも講演や研修会場の駅には1時間前に到着し、近くのカフェで

心を整え資料確認して、30分前には会場入りをしています。

オンタイムで行動できる電車時刻よりも、一本前の電車に乗るように

している私です。

でも昨日はなぜか、そのさらに1本前の電車に乗れるくらい早く

自宅を出ました。

 

5時15分に自宅を出て、5時45分の電車に乗るまでの

本当に束の間の出来事。

困った…と思いながら、冷静に判断し対応できたのは我ながら良かったと

思いました。

 

これからの社会は、こういう出来事はきっと増えるでしょうね。

認知症サポーター養成講座も地域でやっていますが、

誰もが他人事でなく考えたい出来事だと思えました。


手を繋いで、母を思い出し、幸せであって欲しいなぁと少し涙が滲んだ朝。

 

ホッとした気持ちと女性のこれからを想いながら、新幹線に乗車し

福島へ向かいました。

 

 

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(現在、お受けできるには、9月以降となります)

◆講師実績

 

◆【募集】7/20第57回健康教育スキルアップ研究会
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◆【募集】7/20 第3回WOMANウェルネスライフ研究会
「人生100年時代に考えたい女性の健康課題とは」

 
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10月開講「勇気づけ保健指導®スキルアップゼミ」(残席2名)