◆祈る想い | 加倉井さおりのウェルネスな毎日を

加倉井さおりのウェルネスな毎日を

より健康に、より元気に、より幸せに
毎日をイキイキと輝かせていくために

「ただいま」「おかえり」がある日常は、

奇跡の連続なのだということを、

それができない現実に直面して初めて気づく。


「またね」と言って、本当に次に会えるのも奇跡。


当たり前が当たり前でなく

何もない1日は有難い1日だということを

悲しみを味わいながら感じ入ります。


連日起きる交通事故のニュースに、

多くの方が胸を痛めていると思います。


私も、昨年の11月末に最愛の父を

交通事故で失った一人です。


免許も自主返納していたのに、

自転車に乗っていて後ろから来た車に接触。

 

「どうして」「なぜ」と自分に湧き上がる気持ちは

悲しみをさらに深くしていきました。

 

「もっと一緒にいたかった」

と今でも思いますし、涙が枯れることがありません。


「まさか」ということは、こうして本当に起きるのだということ、

そして遺された人たちは日を追うごとに、

また悲しみが深くなっていくことも味わっています。

 

それでも、人生は続いていくから、

少しでも前を向いて生きて行くしかないのですが、

遺された人への心のケア(グリーフケア)の重要性も

感じて何かできないかとも思っています。


こういう想いをする人を増やしたくない

と心から思っていますが、

日々のニュースを見ながら胸がいっぱいです。


「自分にも起こる可能性がある」と自分事化して、

運転する人も歩行者も自転車に乗る人も、

皆で考えて気をつけて欲しい、

もうこういう悲しみを味わう方がいなくなることを祈る想いです。


先日、父を想って下さる方からいただいた蓮の香りのお線香に

手を合わせながら、

 

今深い悲しみの中にいる人たちにも、

少しでも心が穏やかに過ごせる日が来るように、

祈りをささげたいと思います。