大ベストセラーになったライフシフト。
多くの方がこの本の考え方に影響を受けているようです。
先日発売になった東洋経済の特集も拝読。
「人生100年時代」というキーワードをずいぶん目にするようになりました。
私は、前職時代に神奈川県の財団で、健康づくりの仕事を保健師として
18年活動しましたが、今から20年以上前に『Vie Cent(ヴィサン)』の会という
健康づくりの会の企画運営や健康情報誌の企画編集なども担当させていた
だいていました。
「ヴィサン」は、フランス語で「人生百歳」という意味です。
「いつまでも健康で生きがいのある豊かな人生を」をコンセプトにした
健康情報誌『Vie Cent(ヴィサン)』
(こちらはもう廃刊になっています)
ここ最近のライフシフトの人気で「人生100年時代」ブームになっている気が
しますが、28年前に私が前職時代に手掛けていたこの『Vie Cent(ヴィサン)』
人生100歳を健康で生きる~のコンセプトは時代の先駆けだった気がして
今のこの時代の流れを不思議に感じることもあります。
その企画で、先日105歳で旅立たれた日野原重明先生をお招きして「生き方上手」
をテーマに、日野原先生が93歳の時に講演をしていただいたことがありました。
司会だった私は、日野原先生に
「何か準備などお手伝いできること、ございますか?」
と講演前にお声かけすると
「私は大丈夫ですから、あなたは自分のことをされてください」
と穏やかに言われ…
講演終了後に壇上で花束を渡した3歳の男の子を抱っこして会場が大きな拍手に
包まれ感動。
私も100歳になっても、多くの方を笑顔に、元気に、幸せになる
講演や研修がしたい
と心底思ったのでした。
そんなことを日野原先生の旅立ちのニュースを見ながら懐かしく思い出しました。
たくさんのアクティブシニアの方との出逢い、インタビューを通じて分かった、
健康で長生きしている人の共通点。
それは「クヨクヨしない、感謝する、ワクワクすることを大切に生きる」
人生100年時代と言われてますが、
健康で100歳を迎えられるかどうかは、別の話
だと思っています。
やはり日々の積み重ねが大事ですよね。
それはすべて、自分の意識と選択、行動で決まっていくということです。
若かった私も、先日の誕生日で人生100年時代の折り返し地点。
100歳になっても元気に講演ができている自分でいられるように
ウェルネスライフを心がけていこうと思ってます。
◆加倉井さおりの幸せ人生応援コラム
~人生100年時代を幸せに生き抜く「ウェルネスライフ」という考え方~