昨日から秋葉原の一部の店舗に中国の銀聯カードが使えるようになりました。


銀聯カードというのは、下記の右下のマークを持つカードを言います。


銀聯カード

「銀聯」という会社はもともと中国の銀行間決済情報を交換するネットワークを持つ役割で、中国の各銀行が投資して作った会社です。日本で言うとCAFISをもつNTT Dataさんみたいな感じでしたが、2003年から中国の国際ブランドを目指す戦略を打ち出た。


まず中国のほとんどの加盟店に銀聯マークをつけて、それ以後発行する中国の銀行カード(デビットカード、クレジットカードも含めて)に銀聯マークをつけました。

そして、香港、マカオ、韓国、シンガポールといった東アジアに銀聯の加盟店を増やして、先週はアメリカ、今週からは日本でも加盟店を持ち始めました。


中国人民元が自由両替まだできてないので、今まで、中国で発行されている8億枚の銀行カードの中に、300万枚しか海外で決済できませんでした。しかもそれがVISAMasterのネットワークを通さないといけませんでした。

海外で銀聯マークをついた加盟店で銀聯カードを決済すれば、国際カードであろうか、国内カードであろうか、全部使えます。そして消費者は中国で、人民元を支払えばいいという。


聞くところによると、一日目でも一人一回10万円以上決済した客がいたそうです。

彼は、国へ戻ったら、それに相当する分の人民元を銀行に返せばいいです。--それはつまり、限度額付の自由両替です。

明日上海に戻る際、成田空港で早速銀聯カードで「中華」というタバコを買ってみようと。

先日も少し「風説流布」しましたが、UCMall には人民元決済の仕組みをテスト運営していました。


夕べから今朝にかけて、UCJSHUC のスタッフによる惜しみなく努力によって、正式にUCMALL 上に使えるようになりました。


それで、UCMLLで決済できる対象は、今まで中国に300万枚しか発行されてない国際クレジットカードから、一気に3000万枚発行されているクレジットカード+8億枚発行されているデビットカードの一部にまで広げました。


日本のショップさんに対しては、今までの国際カード決済と同じように、日本円の決済となります。


それで、日本で始めて、人民元決済できるモールが誕生しました!!!






中国の三大ポータルのひとつであるSohu に「北京にある日本牛肉は全部偽者、200グラム一皿888元 」という記事がトップページに出ていました。


その報道によると、BSE関係で、中国は日本から牛肉輸入を禁止しているにもかかわらず、いまだにほとんどの北京の日本料理屋に「神戸牛」が売られていると。


しかも200グラムで888RMB(1.3万円ほど)と。


和牛大好きの僕にとっては、和牛をより多くの中国人に紹介され始めていることは、うれしいですが......


個人的には早く、牛肉輸入の禁止を取り除いて、UCモール 上に売れたら、いいなと!!!


先週金曜日に、UCモール で9万円弱もするデジタルビデオカメラを買いたい人はうちの上海カスタマーセンターに来ました。


小切手を持って!!!


それもそうだ、6000RMB以上の大金で物を買おうとすると、クレジットカードを使えなければ、まさか札束で持ってくるわけにはいかないでしょうね。


まだ試運用の段階で、日本のメディアにリリースしてないけど、UCモール には国際カード以外にも、人民元決済の機能を追加しました。


「風説流布」にあたる規模になっていないので、リークしますと、この機能は来月にはリリースする予定になっています。

そうすると、日本では始めて人民元決済できるショッピングモールになります。


それも、中国で海外の商品を買える消費者の中では国際カードを持っている人より、人民元決済希望の方が圧倒的に多いからです。


先週の金曜日に、その小切手を銀行に入れて、今日の午後に入金が確認されたそうで、これからモール上で注文を出す段取りとなっています。

配送の遅れがなければ、今週末でも、商品は消費者の所に届きます。







この一週間、中国のメディアは吉林省と黒竜省の松花江汚染事件以外に、一番盛り上げているのは、中国の伝統節分である旧暦5月5日の端午節が韓国に先立たれ、ユネスコ(国連教育文化機関)による「人類の口承および無形遺産の傑作」の認定のことかもしれません。


このいわゆる「人類の口承および無形遺産の傑作」について、ユネスコ日本のホームページ に紹介がありますので、ご参照ください。

ちなみに、このサイトにはまだ間に合ってないけど、今回は日本の歌舞伎も「人類の口承および無形遺産の傑作」と認定されました。


おめでとうございます!!!


そもそも「人類」のものですから、認定されて、世界中の人々に知ってもらって、伝承していくこと自体は大事だから、あまり「国籍」をこだわらなくても、いいと思いますが。








今日人民元対米ドルのレートは一瞬1ドル=7.9997元で8を切るまで、切り上げてきました。


7月22日の「管理下変動相場」に移行いてから4ヶ月、3.3%の切り上げとなりました。


8を切るのは来年以降という大方の観測より、切り上げのスピードが速くなるかもしれません。


やっぱり人民元預金をしようと。

先週の金曜日に出た日中新聞に、「戦う在日企業人」というヒューマンストーリの連載で、私の話が出ました。


日中新聞


2ヶ月ほど前に、先方から取材申し入れへ答えたものでした。


2000年大学卒業した直後に起業したとき、台湾マーケットで失敗した経験なども書いています。


ご興味があれば、ぜひお読みください。

http://www.cnnic.net.cn/images/2004/flash/2004Q4.swf

というサイトには、2004年12月31日時点の中国のネット接続の地図のFlash版があります。


そこには、中国と外国のバックボーン容量も示されています。


その中に、日本はアメリカと香港に次ぐ三番目になりますが、合計7G弱で、アメリカの38Gの1/5にも満たしていません。


日中間の経済・文化交流のボリュームを考えると、その情報通信のインフラの足りなさは何かを象徴しているように......


だから、中国から日本のサイトをアクセスするのも、日本から中国のサイトをアクセスするのも、遅いです。

中国の消費者にネットショップを開きたいなら、少なくとも今のところは中国にサーバーを置いたほうがいいでしょう。


ちなみに、UCMAll のサーバーは中国に置いています。

日本からアクセスすると、かなり遅く感じられますが、中国の消費者にとって、特に問題ないです。

今日(もうゆべだね)

久々に大学のゼミの同級生三人組と飲んできました。


一人Lさんはオーストラリア人で、関西弁バリバリ。

大学卒業後、ゴールドマン・サックスとドイツ銀行の投資銀行部門に勤めた後、今年5月ドイツ銀行から部門ごとにスピンオフして、20億ドル(2400億円)のヘッジファンドを運用している。彼は日本担当で、すでに600億円ほど日本の上場企業の株を買っている。

しかも、彼個人ではありますが、うちの会社にも出資している。


もう一人、Hさんはこてこて日本人、日銀に勤めている。ちょうど今年の6月に日銀の派遣でアメリカからMBAを取得して、日本に戻ってきたところ。


3人は大学ゼミ時代からの悪友で、飲んでいるときの8割以上はシモネタで、でも今回は珍しく、少し仕事の話をしました。


それはHさんがちょうど今週の月曜日に上海に来た話でした。

大学でチャイ語を選択したとはいえ、日銀の海外とほとんど縁がない部署に配属され、中国に一番遠いと思われる彼が、なんと上海に遊びではなく、仕事で来ていました。


仕事の内容は: アジアの証券化市場の整備と法律作りについて、日本の経験を紹介するプレゼンをしに来たという。


へーーーーー。


どこにテーマに入れるかは、少し迷ったけど、一応人生何でもポジティブ思考ということで、真似されるのも、ひとつ記念として、考えようと。


SHUCの人間が中国の南京に視察しに行ったとき、「南京信用カード(クレジットカード)倶楽部」 を発見しました。


そこの会社紹介のところ、会社名と都市名以外に、ほとんどSHUCの会社紹介 のコピーで、

極めつけは、「主要資本合作方」(主要株主)のところに、SHUCの株主である日本のベンチャーキャピタルのWill Capital  Management Co.,Ltd の名前も載っています。


でも不思議なのは、三菱商事とクレディセゾンはなぜか入ってない。


なぜだろうね???


しかるべき措置をとる予定になっていますが、しかし、出資者の名前までまねされるとは、面白い話ですね!!!