クリスマスプレゼント | 嵐の勿忘草

嵐の勿忘草

忘れたくないけど忘れてしまうこと
忘れたいけど忘れられないことでも

「智クン!これ、クリスマスプレゼントね!」

そんなに大きくもなく、すごい小さいわけでもない。
パッケージだけじゃ、中身が分からない。
・・・袋。


「誕生日にプレゼントもらったばっかじゃん。いらない」

差し出されたそれを、手のひらで押し返した。


「え?そんなこと言わずに!受け取ってよ!」

翔くんはそれをグイグイと押し付けてきて。
でも、僕も譲らない。


「・・・・だって、翔くんにあげるの準備してないもん」

まさか、翔くんがクリスマスにまでプレゼント、準備するとは思わないからさ。
もらうばっかりじゃ・・気が引ける。


「それは・・いいの。クリスマスのプレゼントはいい子がもらえるんだから」
「ん?」

いい子・・が?



「俺、悪い子だからね・・・ね?さとしくん?」

そのプレゼントは、僕の手に受け取られる前に、ベッドに放り投げられた。
ついでに、僕もベッドに放り投げられるようにされて。


首に翔くんが顔を埋めてきて。



「プレゼントはね・・・・・今夜、これから二人で使うものだから。
一緒に悪い子になろ?」


囁くような・・・低音の声。
シャツの襟を開かれて・・・・



そして・・・・・





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復活記事第二弾(笑)
多分、クリスマスの時期にアップしたんでしょうねぇ・・・