クッキー、といわれてお菓子のクッキーを想像する人は、アフィリエイト初心者を自認して結構です。楽天の30日クッキーが分かる人は、もう初心者なんて甘えからはとっとと脱却して、真面目に作業をこなしてください。
さて。クッキーとはなんでしょう。
cookie、と書きますが、これは端的に言えば「サイトへの訪問記録」です。昔のホームページだと「○回目の訪問、ありがとうございます」なんて表示が流行ったものですが、そういう風に「サイトへアクセスした記録を残すファイル」がクッキーと呼ばれるものです。
上で「楽天30日クッキー」という単語を出しました。これは、楽天のサイトに訪問した際に発行されるクッキーの事です。細かく説明していきましょう。
楽天のアフィリエイトリンクをクリックしてくれた人にはもれなく、このクッキーが付加されます。クリックだけです、購入ですらありません。
例えばあなたがリンクしてある犬の首輪のアフィリエイトリンクをクリックされると、「楽天全体」に有効なクッキーが付加されます。
これ、どういうことか分かりますか?
もしその人が犬の首輪を買ってくれたら、首輪分のアフィリエイト報酬が入ります。ここまでは当然というか、分かりやすいですよね。
更に楽天では、「ついでに買った」犬の餌と犬の服、といったものにも、アフィリエイト報酬が発生する仕組みになっています。しかも、その日に購入しなくても、30日間はクッキーの効果があるので、
1日に首輪を買って
15日に餌を買って(←ここから30日に更新)
29日に服を買って(←ここから30日に更新)……
と、どんどん連鎖的にアフィリエイト報酬が発生する仕組みになっているのです。
ただ。ここには弱点もあります。
上で「楽天全体のクッキーが発行される」と言いました。そしてクッキーというのは「1人の」アフィリエイター分が記録されるため、もし30日の間に「他人の何かの楽天クッキー」が記録されると、そこでクッキー効果が終わります。
例えば、犬の首輪を買ってくれました、と。ここで報酬発生と共に、向こう30日の楽天全体での買い物のアフィリエイト報酬権利が得られました、と。
しかし翌日その人は、別の人のリンクから、乾電池を購入しました。するとクッキーは上書きされ、あなたのクッキーは消滅し、その乾電池の人が、向こう30日のアフィリエイト報酬権利を獲得するのです。
長くなりましたが、クッキー、という仕組みは楽天だけでなくYahoo!ショッピングやAmazonでもほぼ同様のものになっています(多少の差異はあります)。
物販アフィリエイトにおけるクッキー、覚えておいてください。