ヘッダーコピーが完成したら、いよいよ本体の
コピーライティングに入っていきます。
一応定型のような形で、コピーを提供するケースもあり、
またそれが現実「一人で多数の案件を抱え込まざるを得ない」
コピーライターさん方の現実にもなっています。
独創的なコピー、というのは、失敗の可能性もそれだけ
あるわけです。以前に書いた記事のように、コピーライターの
頭数自体が足りていない、需要に対して少ない以上、
あえて冒険をするコピーライターは、少ないのが今の時代です。
ヘッダーコピーに続き、持ってこられる要素としては、
・チェックリスト
・ビュレット
・対話
・得た人と得なかった人の対比
辺りが挙げられます。上から順に解説します。
チェックリスト、というのは、
「以下の中に1つでも当てはまるものがあれば……」
のような代物です。古典的な手法ですが、その内容により、
大きな効果が得られる「王道」の1つです。もちろん
チェックリストは逆転型の「1つも当てはまらないとしたら」も
ありで、どちらのパターンで行くかは、取り扱う商品・サービスに
よる、というところです。
出来れば両方書いてみてスプリットテスト*を行い、
反応の良い方を採用する、といった試みを行うことが
最良と言えます。
*スプリットテスト
一定のアクセスを、二種類の異なるパターンに流し、
どちらの成約率が高いかを比較するテスト。
次にビュレットです。日本語に訳すと「弾丸」となります。
要は、何を狙い打ちにしますか、という話なんですが、
例えば
この商品を手にすると……
・すっぴんを見られる事に、もう恐怖は覚えなくなります。
・「そのナチュラルメイクすごい!」と言われます。
(メイクなどしていないのに、です)
・素肌美人になることが出来ます。
とまぁ……美容系で即興しちゃいましたが、こんな感じです。
ビュレットタイプのをやりやすいのは、何か使う商品やサービスが
直接の「分かりやすい」メリットに直結するものですね。
この例だと、どうやらメイクをしなくても良いようになる
らしいですから(笑、自分の即興ビュレットに何言ってんだか)、
そのメリットは「目に見える」程に明らかなわけです。
逆にビュレットがあまり効かないのが即金系。
・借金取りから永遠にオサラバ出来ます!
・生活費を心配する必要が全く無くなります!
・夢の一戸建てが二年後には買えます!
……効かないこともないか(苦笑)。
困窮している人であれば、結構効くかもしれんですね。
書いてみないと分からない。
テストしてみないと分からない。
それが、コピーライティングというものです(苦笑)。
対話と対比は、次の項で述べます。