押し売り、というのに遭遇した方、おられますか?
私は宗教の勧誘ぐらいしか、押し売り的な売り込みは
されたことがありませんが、
一般に
押し売りって迷惑
というのは、私も分かりますし、あなたも分かることでしょう。
コピーが少し書けるようになってくると、
つい、
コピーを読んだ全ての人に「買わせよう」と
きっつい押し売りのようなプッシュをしてしまいがちです。
Webコンテンツの販売であれば、必要性や緊急性を文章で
煽った上に、「販売中止(or値上げ)まであと○分」と
タイマーを回したり。
これって、確かに効果はありますよ。
タイマーで煽ったりすると、販売終了直前は
これでもかと成約率は上がります。
しかし、です。
もしあなたが、その一本のコピーで、コピーライティングの
世界から引退をするつもりなら、煽りに煽ってください。
「本来それを必要とはしていない人」の感情までも揺さぶって
買わせてください。それがあなたの最後の収入ですから。
ですが、もしこれから先もコピーで収入を得ようと
思うのであれば、スルーされる事は「当然」と思ってください。
必要のない商品というか、その人には必要ない、というような
マッチングや相性というのは必ずあります。そこはそことして、
そういう「合わない」方は、購買見込みとしては見ない。
そんなコピーが、求められています。
全員に購入させるコピーは「やりすぎ」です。
必ず後でクレームが出るか、
あなたの「色」が出ている次のコピーで惨敗するか。
どっちにせよ良い結果は現れないものです。
買いたい、と思っている人の背中をちょんと押してあげる。
それくらいの強さが、最も善良で長続きするコピーであり、
コピーライターなのです。