イザベラ・トバイアス リトアニア市民権を得る | WFS JAPAN

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Photo: Delfi


リトアニア共和国の大統領であるダリア・グリバウスカイテは、アメリカのアイスダンサー、イザベラ・トバイアスに対し例外的に市民権を与える特別な制令に署名をしたことを、大統領府がプレスリリースで明かした。

今回トバイアスに与えられたリトアニアの市民権によって、イザベラ・トバイアスと彼女のパートナーであるリトアニア国籍のデイヴィダス・スタグニウナスは、2014年ソチオリンピックでリトアニア代表として出場することが可能になった。

『大統領は、アイスダンサーのイザベラ・トバイアスとデイヴィダス・スタグニウナス組が、リトアニア共和国代表として既に2014年ソチオリンピックの予選を通過しているという事実を考慮しました。彼らはヨーロッパ選手権でトップ10、そして世界選手権ではトップ15に入る成績を残しており、来年2月のオリンピックでリトアニアを代表するための資格を得た唯一のアイスダンサーなのです。』と大統領府。

プレスリリースでは、彼らがオリンピック出場の為に得た権利は競技の卓越性を証明したものであり、そしてオリンピックへ出場するということは最高の経歴の一つである、とも述べられている。大統領府はまた、トバイアス&スタグニウナスはヨーロッパや世界でも最も有能なアイスダンサーの1組として、全ての国際大会へリトアニア代表として出場することを強調した。

『大統領は、トバイアスがリトアニア国籍を有するスタグニウナスと3年半に渡ってパートナーを組んでいるということ、トバイアスがリトアニア語を学んでおり、リトアニア語のテストにも合格し、アメリカではリトアニアのコミュニティの活動にも参加している事実もまた考慮しました。』と大統領府。

今年1月、大統領は、将来のメリットが市民権を与えるだけの根拠を提供していないとの理由から、トバイアスの市民権獲得を却下していた。

2009年には、大統領のグリバウスカイテは当時のスタグニウナスのダンスパートナーだったキャサリン・コペリーに対しても、憲法と法律に反しているとの理由で市民権委員会からの勧告を受け、彼女に市民権を与えることを拒否している。

今回はグリバウスカイテ大統領によって例外的に与えられた初めての市民権となった。