GPファイナル プレビュー | WFS JAPAN

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Grand Prix Final: Preview
By ISU


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Photo: Zimbio


8か国、24人のスケーターが日本の福岡で行われるISU GPファイナルに集結する。

ファイナルに出場するのは各競技6人/カップルのスケーターたち。彼らは6つのGPイベントの成績から選ばれる:スケートアメリカ、スケートカナダ、中国杯、ロステレコム、エリックボンパール、そしてNHK杯。

世界チャンピオンであるカナダのパトリック・チャンはファイナル通算3勝目を狙う。チャンはGP成績トップでファイナルに進出し、エリックボンパールでは新たな世界新記録となるスコア295.27ポイントを獲得。対するは日本の町田樹(SB265.38ポイント)と同じく日本の羽生結弦(SB263.59ポイント)。チャンと町田はGPS2勝を持ってファイナルに進んでいる。

日本の織田信成(SB262.98ポイント)と初出場の中国、ハン・ヤン(SB245.62ポイント)、ロシアのマキシム・コフトゥン(SB240.34ポイント)もまた表彰台を賭けて戦う。

日本の浅田真央とロシアのユリア・リプニツカヤがGP2勝で女子シングルイベントをリードしている。浅田がシーズンベスト207.59ポイントを記録しているのに対し、リプニツカヤのシーズンベストは198.23ポイント。そしてアメリカのアシュリー・ワグナー(SB194.37ポイント)とロシアの3人組、アデリナ・ソトニコワ(SB189.81ポイント)、エレーナ・ラジオノワ(SB191.81ポイント)、そしてアンナ・ポゴリラヤ(SB184.69ポイント)らも参戦。ロシアからの4人ともがGPファイナル初出場となる。リプニツカヤは昨シーズン出場権を得ていたが、怪我の為に欠場をしている。

世界チャンピオンであり前回のGPファイナル優勝ペアでもあるロシアのタチアナ・ヴォロソジャル&マキシム・トランコフと、前世界選手権銀メダリストのドイツのアリョーナ・サフチェンコ&ロビン・ソルコビーがペア競技でリード。どちらのペアもGPイベントで2勝をあげている。ロシアペアがスケートアメリカで新たな世界新記録となるスコア237.71ポイントを獲得しているのに対し、ドイツペアのシーズンベストは206.33ポイント。

中国のクイン・パン&ジャン・トン(SB194.38ポイント)はGP1勝と第2位の成績を持ってファイナルへ進出。カナダのカーステン・ムーア=タワーズ&ディラン・モスコビッチはシーズンベスト208.45ポイント、世界選手権銅メダリストのメーガン・デュアメル&エリック・ラドフォードがシーズンベスト190.89でファイナルへ。初出場は中国のチェン・ペン&ハオ・ジャン(SB187.19ポイント)。

世界選手権チャンピオンのアメリカ、メリル・デイヴィス&チャーリー・ホワイト(SB188.23ポイント)が、世界銀メダリストのカナダ、テッサ・バーチュー&スコット・モイア(SB181.03ポイント)と今シーズン初対戦。この2チームだけがGPイベント2勝を上げファイナル進出を決めた優勝候補No1である間、ファイナルの銅メダル争いはし烈を極めるだろう。

世界選手権銅メダリストであるロシアのエカテリーナ・ボブロワ&ドミトリ・ソロビエフ(SB168.32ポイント)、2度のヨーロッパチャンピオンであるフランスのナタリー・ペシャラ&ファビアン・ブルザ(SB171.08ポイント)、カナダのケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ(SB175.73ポイント)、そしてイタリアのアナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテ(SB168.49ポイント)ら其々がチームが表彰台に上がるチャンスを持っている。アイスダンスでは出場チーム全員がファイナル経験者。