最後の"志津川発電所"訪問 導水路•貯水池編 | 寄り道脇道回り道

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昭和の時代を駆け抜けた物が好きです。
昭和44年生まれの空冷ワーゲンのウエストファリアのキャンピングカーで保護犬"カン"と色んな所へ出掛けたいと計画しています。

鉛色の空の
土曜日の続きですが
赤煉瓦の
旧•志津川発電所の建物の横を通り
柔らかい土に断面が鋭利な岩の混じる
足元不安定な斜面をゆっくり上がります……



錆びた関電の看板が迎えてくれます。



巨大な蜘蛛の巣が人の往来が無いことを告げてくれます。


雨水用の水路を避けながら導水管の管理をする為であると思われる階段は


誰も上がらなくなった事を自然が教えてくれます。



雨で塗れるコンクリートは
苔の緑でより美しい表情を見せてくれますね



導水管は取り除かれて土台のみ斜面に鎮座しています。


植物は人が居なくなると急速に成長し
構造部を自然に変えそうとします。



人工物と雑木林と鉛色の空は
心を落ち着かせとても安らぎます…



巨大な鉄の管が3本当時はここにありました。







斜面に設置された導水管はここから3方向へ別れます。




ここから一気に加速するのでしょうか
奥が見えない闇の奈落への入口ですが、
ライトの光が届かないので侵入は断念しました。





左の導水管は見える鉄格子の向こうへ向かいます。


導水管が存在した頃の風景が想像出来ないくらい植物が成長していますが
その風景が見たくて時折訪れますが
薄暗い鉛色の空から落ちる雨音が心に響き伝わります。



導水管のエリアから最も高い施設へ向かいます。

排砂門から
貯水池


沈砂池を…








ホテル建設の敷地の整備工事で
あろうと思われる柵などの撤去は
導水路の遺構の未来がとても気になるました。そして今回の観光事業の記事です。
旧•志津川発電所の建屋保存とともにここ導水路も
保存されるのかはわたくしには解りませんが、ホテルが完成したらどのみちこちらの訪問はもう出来ませので、今回が最後となりますので記憶に残す為に動画を投稿しました。



旧•志津川発電所の訪問記事は終わりですが、この施設が有る"喜撰山"の遺構へ向かいますね♪




つづきます。