「殺処分ゼロ」を越えて。
5年前の今日の拙ブログより
2016-11-09 16:09:30
殺処分0だけが解決ではありません
テーマ:犬達への想い
一足飛びに冬がやってきたようです。
明るい青空なのに霧雨が降ってきましたので、洗濯物干場に出ますと、
霧雨と思っていたのは細かな霙なのでした。
ガラス越しに陽射しが深く差し込む南の窓際で、子供達はお昼寝中です。
うつ伏せ寝のショコラは、いつの間にかじりじりとお尻を下げて、フィリオにくっ付きます。
あのね、一緒に居ると暖かいんだよ。
アタチ、おにいちゃんにくっ付くと、おちりも心もあったかいの。
FBより、HUG THE BROKENHEARTSさんの写真をシェアします。青字は転載です。
(私は「誰か」であって「何か」ではない)
https://www.facebook.com/hugthebrokenhearts/
「殺処分ゼロ」を越えて。
駐車場の隅っこで短い綱に繋がれて、丸くなって寝ていた犬を見た。
ボロボロの犬小屋の周りには、糞がいくつか転がっていた。
声を掛けて近づくと、彼は恐る恐る立ち上がり、
私が彼の瞳を覗くとゆっくりと尻尾を振った。
頭を撫でると目を閉じて 優しく私の手を舐めた。
通りがかりの民家の駐車場。
彼が動ける範囲はほんの2メートルほど、散歩に連れて行ってもらえてるんだろうか?
それはわからないが、彼の毛はボサボサで、
長毛犬なのに長く手入れはしてもらっていないのは明らかだった。
彼に「命の期限」は無い。
家もあれば、家族もいて、名前もある。
食事も水も与えられている。
「殺処分」とは無関係な命。
犬や猫を苦しめているのは「殺処分」だけではありません。
これが「適正飼育」でしょうか?
この飼い主が「終生飼養」してくれるでしょうか?
もし彼の命が尽きるまで彼が「飼い犬」であったとしても
彼は苦しんではいなかったのでしょうか?
「殺処分ゼロ」は行政のみの数字であり、犬や猫たちを苦しめている問題の一部です。
全ての問題を解決し、犬や猫たちが普通に暮らせる世界を作らなければいけません。
その為に必要な事は何か?
どんな活動が必要なのか?
私たちはそれを冷静に考えて、自分に何が出来るのかを探さなくてはいけません。
そして私たちそれぞれに出来る事は必ずあるのです。
今日もお出で下さいまして、ありがとうございました。