殺処分0だけが解決ではありません | フィリオとショコラのちいさなおうち

殺処分0だけが解決ではありません

一足飛びに冬がやってきたようです。

明るい青空なのに霧雨が降ってきましたので、洗濯物干場に出ますと、

霧雨と思っていたのは細かな霙なのでした。

 

ガラス越しに陽射しが深く差し込む南の窓際で、子供達はお昼寝中です。

うつ伏せ寝のショコラは、いつの間にかじりじりとお尻を下げて、フィリオにくっ付きます。

 

あのね、一緒に居ると暖かいんだよ。

アタチ、おにいちゃんにくっ付くと、おちりも心もあったかいの。

 

 

 

 

 

FBより、HUG THE BROKENHEARTSさんの写真をシェアします。青字は転載です。

 

(私は「誰か」であって「何か」ではない)

 

HUG THE BROKENHEARTS

https://www.facebook.com/hugthebrokenhearts/

「殺処分ゼロ」を越えて。

駐車場の隅っこで短い綱に繋がれて、丸くなって寝ていた犬を見た。

ボロボロの犬小屋の周りには、糞がいくつか転がっていた。

声を掛けて近づくと、彼は恐る恐る立ち上がり、

私が彼の瞳を覗くとゆっくりと尻尾を振った。

頭を撫でると目を閉じて 優しく私の手を舐めた。

通りがかりの民家の駐車場。

彼が動ける範囲はほんの2メートルほど、散歩に連れて行ってもらえてるんだろうか?

それはわからないが、彼の毛はボサボサで、

長毛犬なのに長く手入れはしてもらっていないのは明らかだった。

 

彼に「命の期限」は無い。

家もあれば、家族もいて、名前もある。

食事も水も与えられている。

「殺処分」とは無関係な命。

犬や猫を苦しめているのは「殺処分」だけではありません。

これが「適正飼育」でしょうか?

この飼い主が「終生飼養」してくれるでしょうか?

もし彼の命が尽きるまで彼が「飼い犬」であったとしても

彼は苦しんではいなかったのでしょうか?

 

「殺処分ゼロ」は行政のみの数字であり、犬や猫たちを苦しめている問題の一部です。

全ての問題を解決し、犬や猫たちが普通に暮らせる世界を作らなければいけません。

その為に必要な事は何か?
どんな活動が必要なのか?
私たちはそれを冷静に考えて、自分に何が出来るのかを探さなくてはいけません。

そして私たちそれぞれに出来る事は必ずあるのです。

 

 

今日もお出で下さいまして、ありがとうございました。

 


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