死を待つ子 | フィリオとショコラのちいさなおうち

死を待つ子

 

 

 

昨夜フィリオは少々不調で、動物病院に行きました。

肺のレントゲンを撮って頂きましたが、2カ月前の画像と比べて、

嬉しいことに癌はほとんど大きくなっていませんでした。

疲れやすくて、ご飯を食べるとヘタリ、トイレをするとヘタリ、

水をのむだけでヘタリ、どこにでもペタンとへたり込みます。

これは癌の影響というより老衰が進行してきたのかもしれません。

癌の苦痛が追いつく前に、苦痛のない穏やかな老衰が彼をお連れ下さいますように。

かあさんは彼を撫で続けます。

 

老犬は私達人間に、その命の老いざまを教えてくれます。

 

 

お口の中を見せてよ。

ホントに、クッキーをみーんな食べちゃたの?

(訳:フィーママ)

 

写真は

Westies United - Murphy and Dakota's Page

よりお借りしました。

 

 

 

 

2016-10-12  の拙ブログです。

5年後の今、動物愛護法の改正で、繁殖犬の待遇もかなり好転しましたが、

劣悪な繫殖場は、今も存在しています。

2016-10-12 15:09:46

死を待つ子

テーマ:犬達への想い

 

どうぞ眼をそらさないで、この写真をご覧ください。

産めなくなり、食事も与えられず、衰弱死 1歩手前の繁殖犬の姿です。

 

不潔な劣悪な繫殖場で、生涯を狭い檻に閉じ込められ、陽の光も知らず、

ご飯も水も死なない程度の栄養失調で、医療もなく、何度も何度も産まされたあげく、

ボロボロになって産めなくなったら役立たずとして、繁殖場の片隅でひっそりと死なされます。

(全ての繁殖場がそうではありません)

 

 

この写真が、かあさんの胸に突き刺さって離れません。

この名もないだろう子は、ゆずであり、ショコラでしたから。

彼女達は、ただ幸運だったに過ぎないのですから。

 

写真が公開されているという事は、繁殖場崩壊でレスキューが入ったのでしょうが、

こうして、私達の眼に触れるのはほんの一部です。

今までどれだけたくさんの子が、人知れず闇に葬られてきたのでしょう。

たくさんのペットショップにたくさんの仔犬がいる限り、たくさんの繁殖場はなくなりません。

命ですらない、ただの産む道具の繁殖犬もなくなりません。

 

どうぞ、ペットショップで仔犬を買わないで下さい。

 

写真は、http://不幸な犬を絶対に助ける.net/

http://不幸な犬を絶対に助ける.net/dont-buy-on-petshop.html

さんよりお借りしました。

 

 

 

今日もお出で下さいまして、ありがとうございました。

 

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