死を待つ子 | フィリオとショコラのちいさなおうち

死を待つ子

昨夜、草木も眠る丑三つ時、かあさんはそろそろ寝ようと自分のベッドにやって来ました。

先客3名、フィリオはいつもとうさんの背中にくっついて、

ショコラはかあさんの足元に陣取って、平和な眠りを眠ります。

 

・・・とうさんは足を動かせないと文句を言いますし、

かあさんはショコを蹴落とさないか心配で安眠出来ません。

でもこの子達と一緒に眠ることほど、暖かな幸せな眠りはありません。

 

 

 

 

 

どうぞ眼をそらさないで、この写真をご覧ください。

産めなくなり、食事も与えられず、衰弱死 1歩手前の繁殖犬の姿です。

 

不潔な劣悪な繫殖場で、生涯を狭い檻に閉じ込められ、陽の光も知らず、

ご飯も水も死なない程度の栄養失調で、医療もなく、何度も何度も産まされたあげく、

ボロボロになって産めなくなったら役立たずとして、

繁殖場の片隅でひっそりと死なされます。

(全ての繁殖場がそうではありません)

 

 

この写真が、かあさんの胸に突き刺さって離れません。

この名もないだろう子は、ゆずであり、ショコラでしたから。

彼女達は、ただ幸運だったに過ぎないのですから。

 

写真が公開されているという事は、繁殖場崩壊でレスキューが入ったのでしょうが、

こうして、私達の眼に触れるのはほんの一部です。

今までどれだけたくさんの子が、人知れず闇に葬られてきたのでしょう。

たくさんのペットショップにたくさんの仔犬がいる限り、たくさんの繁殖場はなくなりません。

命ですらない、ただの産む道具の繁殖犬もなくなりません。

 

どうぞ、ペットショップで仔犬を買わないで下さい。

 

写真は、http://不幸な犬を絶対に助ける.net/

http://不幸な犬を絶対に助ける.net/dont-buy-on-petshop.html

さんよりお借りしました。

上のリンクには、とても啓発される記事があります。

ご興味がおありでしたら、是非ご覧ください。

 

今日もお出で下さいまして、ありがとうございました。

 

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