ブログを始めて数ヶ月が経ち、記事の数も増えてきた。
だいたい、私の主なコンテンツは以下の四つになるようだ。
(1)英文ライティングの基礎
リンク:【まとめ】AI自動翻訳、その活用のためのテクニックとは!?
(2)研究テーマの設定の仕方
(3)研究報告を明確・簡潔にまとめるコツ
(4)行き詰らずに英語論文執を完成させる方法
私は、これらのコンテンツを用いて何を提供したいのか?
教員(学生を指導する立場にある人)方へ
私は、大学教員であるものの、研究室を運営している訳でもなければ、もちろん指導教員として学生を指導しているわけでもない。
そのような立場から、このような偉そうな記事を書くことは、若干はばかられるのであるが、その点はご容赦願いたい。
ただ、私は、様々な背景を持つ学生と接点を持ち、その人たちからの相談を頻繁に受ける立場にある。
なので、研究に関連した問題に関しては、分野横断的な視点を持っていると自負していいる。
私自身の経験や、これまでに対応した学生の様子を踏まえると、学生の指導というのが指導教員にとって相当に手間がかかり、なおかつ負担となっていることは想像に難くない。
そしてその中には英語の添削や発表資料の作り方等、必ずしも各教員の専門性とは関係ない内容も含まれているのではないかと思っている。
上記の4つのコンテンツは、もちろん、悩める学生に応える為に考案したものでもあるが、その学生の指導教員の負担を軽減することもまた視野に入れている。
以下、一つ一つ、これらのコンテンツがどのように研究の指導における負担の軽減につながるかを述べていく。
まずは、(1)英文ライティングの基礎、について
指導教員の方の中には、学生の英語論文の添削をされている人もいるようである。
もし、海外の研究機関と共同研究のようなことをしていれば日常的に英語で書かれた報告書の添削も必要かもしれない。
しかし、その添削が単純に英語の問題なのか、内容の問題であるのかは悩ましいところもある。
ネイティブや添削業者の修正を受けてもなかなかうまくいかないといった経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないだろうか?
私としては、学生は、英文を書く際には、まず以下にて紹介している項目を学習し、読みやすい英文を書く技術を徹底するべきではないかと考えている。
リンク【まとめ】AI自動翻訳、その活用のためのテクニックとは!?
内容に関する添削指導といったことは、その後のはなしであろう。
そのようにすれば、英語に関連した手間というのはかなり解消されるのではないかと思っている。
次に (2)研究テーマの設定の仕方、について。
研究テーマを設定するには、専門知識が必要不可欠であることは確かである。
しかし、同時に問題を設定するための技術や考え方という者も必要であり、それはすでに体系化されている。
以下にて紹介しているのは、それらを私なりに論文執筆を見越した研究活動に焼き直したものである。
これを活用すれば、学生達は、ある程度は自分で情報収集を行い、問題設定をすることができるはずである。
これにより、指導教員は、深い専門知識に基づく洞察のみを提供すれば良くなると期待している。
(3)研究報告を明確・簡潔にまとめるコツ、について
まれに、うまく研究の報告ができずにコミュニケーションが困難となってしまう学生が存在していると思う。
相談に乗っても、結局何に困っているのかがいまいちわからないことも多い。
そういった場合に、下記のようなテンプレートを用いてコミュニケーションを取れば、よりスムーズな意思疎通が可能となるのではないかと思っている。
(4)行き詰らずに英語論文執を完成させる方法
英文ライティングと少し被るが、多くの指導教員の方が学生の英語論文執筆指導に苦労されていると認識している。
しかし、私の理解では、純粋に英語力の不足で英語論文の執筆が滞っているケースは少ない。
以下の手順に従えば、学生は自分で英語論文執筆を進めることができると期待している。
少なくとも、それなりのクオリティの英語論文のたたき台が完成するはずである。
これらは、悩める学生の相談に乗っている中、指導教員と呼ばれる人の深い専門知識に基づく洞察以外の部分を体系化、マニュアル化し、分野横断的に共有できるのではないかという考えに思い至ったことから考案した。
今後、広く活用され、更に内容をブラッシュアップしていければと考えている。