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キャンピングカー サブバッテリー容量 その2


先日、お伝えした
キャンピングカーのサブバッテリーに関してのお話の続きです。

前回の簡単なおさらいをさせて頂きます。

前回には、
キャンピングカーの電気製品には
DC(直流)12Vの車載サブバッテリーを使って
稼動させるものがあります。
とのお話でした。

その続きとして、キャンプをする上で
どれだけのサブバッテリー容量が必要なの?

が今回のお話の中心になります。

キャンピングカー サブバッテリー容量

では、早速キャンピングカーに
必要なサブバッテリーの容量を
試算する方法をお伝えしていきます。


まずはじめに、キャンピングカーで
どんな電気製品を使うかを確認しましょう。

今回のブログでは、理解しやすく、
シンプルな例としてお話を進めます。

A)蛍光灯
試算で使用する蛍光灯の電流は、1.25アンペア(A:電流)・・・a)


B)テレビ
試算で使用するテレビの電流は、1.5アンペア(A:電流)・・・b)


C)冷蔵庫
試算で使用する冷蔵庫の定格電流は、2.5アンペア(A:電流)・・・c)


サブバッテリーの使用ケースですが、

『1泊2日(10時到着。翌日12時出発)のキャンプ』

とします。

では、1泊2日のキャンプではどれだけ
キャンピングカーのサブバッテリー容量
すなわち、アンペアアワー(Ah:容量)が必要なのでしょう?


A)蛍光灯は、以下の時間に使用します。
18時~24時 6時~8時(計8時間)

必要なサブバッテリー容量式は、アンペア(A:電流)×時間(h)です。

10.0アンペアアワー(Ah:容量) ・・・d)
    =1.25アンペア・・・a)×8時間


B)テレビ は、以下の時間に使用します。
12時~13時 19時~20時 7時~8時(計3時間)

必要なサブバッテリー容量は、
4.5アンペアアワー(Ah:容量) ・・・e)
    =1.5アンペア・・・b)×3時間


C)冷蔵庫 は以下の時間使用します。
10時~翌日12時(計26時間)

必要なサブバッテリー容量は、
65.0アンペアアワー(Ah:容量) ・・・f)
    =2.5アンペア・・・c)×26時間


これらを合計して、
A)B)C)の3電気製品を稼動させる必要なサブバッテリー容量を求めます。

79.5アンペアアワー(Ah:容量) ・・・g)
    =10.0(Ah:容量)・・・d)+4.5(Ah:容量)・・・e)+65(Ah:容量)・・・f)


必要サブバッテリー容量と汎用バッテリー105アンペアアワー(Ah:容量)と比べると・・・

105アンペアアワー > 79.5アンペアアワー ・・・g)


結論、『1泊2日のキャンプ』では、
105Ahの容量のサブバッテリー1個で余裕がある(=足りる)

との結論になります。

いかがでしょうか?

簡単におさらいすると

①キャンピングカーで使用する電気製品のアンペアを確認
 おさらい】蛍光灯1.25A、テレビ1.5A、冷蔵庫2.5A
②キャンピングカーで使用する時間を想定
 おさらい】蛍光灯8時間、テレビ4時間。冷蔵庫は26時間
③必要とされるサブバッテリー容量を計算
 おさらい】蛍光灯10Ah、テレビ4.5Ah、冷蔵庫は65Ah
④汎用サブバッテリー(=105Ah)の容量と比較
 おさらい】105Ah > 79.5(=10+4.5+65)Ah

となります。

以上のように簡単な試算をすれば、

・サブバッテリーがどのくらい必要なのか?

・キャンピングカー内の電気製品を
どのようにどのくらいの時間を使えば良いのか?

・さらには、新しい電気製品は
どのような(アンペア)のものを購入すれば良いのか?

等が計画できるようになりますね。

上記の簡単な知識ベースに、詳細な点は、
信頼のおけるキャンピングカーショップに
問合せをされると、より理解も深まると思います。

キャンピングカー サブバッテリー容量

最後に、
夏の暑い時は、冷蔵庫も冷やすため
より電流がより必要になったりしますので
サブバッテリーも余裕を持ってご準備される事もご検討下さいね。

キャンピングカー サブバッテリー