「以下は、旧版『筋権党宣言 草稿』に、その後発見されたか原稿や資料をもとに再編集したものである。特に前半には動画資料が追加された」
宜しければご覧下さい。くれぐれも過度なご期待はなさらないで下さい。
「はじめに
以下は『天宝5号事変』後の捜査で押収された文書を発見順に羅列し、公開のために刊行したものである。このうち、冒頭以下、大半の部分は佐和山清太郎が生前にリーフレットとして頒布したものである。その後の部分は佐和山を信奉する集団、自称『佐和山研究会』が佐和山の遺稿を編集して出版しようとしていたものを警察が押収したものである。
もとより最終的にどのような形になる予定だったものかは不明だが、同『事変』のような惨劇を二度と引き起こさないために、世の諸賢子の学術研究に供するために、ここに草稿の偶然的な発見順にそのまま、できるだけ手を加えずに刊行する」
↑『筋力に劣る者』の例。これでは自らの腕力で国防に貢献することはできない。つまり国民ではないので人間と呼ばれるのに値せず、本来は『非国民』=『非人間(人でなし)』として扱われなければならない。そのように扱われていないのは国家の温情による。
このような者は何者にもなれない。せいぜい「大昔の餓鬼軍団」か「再生雑魚怪人軍団」くらいのものである。
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「『優しい』と言い、『繊細だ』と言い、『当たり(タッチ)が柔らかいから、触れても相手を傷つけない』と言う。しかしそれらは一定以上の筋力を持つ者にだけ可能なことだ。それは、力を入れ過ぎないように逆向きに引っ張る筋力、止める筋力、ブレーキの筋力を働かせているからだ。暴力へと逸る力は強い。それを抑えるには、その逸る力と同じくらいの大きさの筋力が必要だ。つまり、『穏やかに』力を」働かせるには、ただ単に相手に働きかける力と合わせてそれをしっかり摑んで暴れないように押さえ、思い通りに舵を取る筋力がなければならない。つまり何も考えずに想像される力の二倍の筋力がなければ、相手を傷つけずに力を作用させることはできない」要領
「これに対してそれを行うのに満足な筋力を持たない者はいつもつい力を入れ過ぎて相手を傷つけてしまう。筋力のない者、あるいは足りない者はあるいは相手を傷つけるだけの力がないから安全か?逆だ。筋力で劣る者こそ、その劣り方の甚だしさが高まるのに比例して相手を傷つける程度も高まる。これを『馬鹿力』と言う。筋力において劣る『筋力劣者』は、そうでない者が非常危急の時にしか出さない、そうした時にしか出してはならない『火事場の馬鹿力』をいつも、いやむしろ出してはならない時にこそ出してしまう。これを『ただの馬鹿力』と言う。筋力において劣る者こそ『優しい』『繊細だ』『柔らかくて相手を傷つけない』の反対語で表現される。『優しくない』『粗い』『荒い』『とげとげしくて相手を傷つける』だ。筋力劣者筋力劣者筋力劣者筋力劣者筋力劣者筋力劣者筋力劣者筋力劣者」要領
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「あらゆるモノは時間が経つとともにその形を保って機能させる力、エネルギーが減って劣化していく。この熱力学の第2法則、所謂エントロピーの法則は人類の宿命、いや宿敵である。しかし生物種としての人類が『神』『THE GOD種』に進化すればその時に、確実にこの宿敵を克服することができるであろう。もっとも、それ以前に科学技術によって克服できるかもしれないが。筋力劣者」要領
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「筋権主義は『神速』を尊ぶ。
『時は金なり』だからである。いや、『時は命なり』と言ったほうがよい。生きた人間にとって自分の絶えず過ぎ去っていく時々刻々は『人生の持ち時間』、すなわち『寿命そのもの』に他ならない。それに気づかないとすれば鈍感さの表れであり、この場合にはそれは『罪』となる。天から与えられた財物宝物を無駄にしているからばかりではなく、他人の時間を無駄にすることにつながるからである。いかなることにおいても速度は速ければ速いほど良いのであり、筋力向上はそのためにも欠かせないのである。しかしこの『速度』は先に述べた『体裁』と同様、『複数ある最優先の価値』の一つである。したがってそのために他の『最優先の価値』を犠牲にしてよいというものではない。すなわち速度を上げたからといって結果が粗雑になってはならない。すなわち例えば見た目が悪くなったり醜くなったり成果が低くなったりしてはならない。その一方で『速度』が、『神速』が『必ず実現されなければならない最優先の価値の一つ』であることに変わりはない。筋力劣者筋力劣者筋力劣者筋力劣者筋力劣者筋力劣者筋力劣者筋力劣者」要領
「筋権主義と孫子」要領筋権主義