こんにちは💫
星よみ公務員です。
前回の月の物語に続いて
水星の物語をお届けします。
↓まだの方はこちらから
それではどうぞ(^ ^)
水星の基本データ
キーワード
- 私は～学ぶ
- 私は～考える
- 私は～思考する
年齢域
７歳～１５歳
守護する星座
ふたご座、おとめ座
マーク
水星の物語
ある夏休みの日のこと
僕は
家族で旅行に来ていた
普段
住んでいる街とは違う
自然いっぱいの森のなか
コテージで夕食を済ませ
父は言った
「今日は天体観測だ！」
眠い目をこすりながら
僕はコテージを後にした
外は暗い
街灯もなければ
人影もない場所を
ひたすらに歩いていく
「て、天体観測ってなんなのー？」
怒りと恐怖に怯えた声で
父にそう問い詰める
「まぁ黙ってついてこい！」
小高い丘を登った先に
小さな広場についた
「ほら！観えるか？」
「すごい…。
お空がピカピカしてる」
煌々と広がる星空に
さっきまでの怒りと恐怖は
なりを潜めた
「ピカピカ光ってるのは何なの？」
「星だよ！
宇宙は数えきれない星で
満ち溢れてるんだ！
大きな星から小さな星
そのすべてに名前があるんだよ」
ひときわ大きく輝く星を指差し
僕は問いかけた
「じゃあ、
あの星はなんて言うの？」
「木星だよ、英語でジュピター。
その近くには土星さんもいるんだ」
「そっかー！
木星さんと土星さんは仲良しなんだね」
「仲良しっていうわけじゃないよ。
星はいつも動いていて
離れたり近づいたりしてる」
「すごいなー！
僕たちも地球号に乗って
宇宙を旅してるんだね！」
「そうだね。
この瞬間の星の配置は
もう二度とこないんだ。
『いま』という時間のように」
僕たちは
地球号に乗って
宇宙を旅している
果てしない宇宙の中で
自分がいまここにいること
人間にも寿命があるように
宇宙にも寿命があって
いつか姿形は
消えてしまうけど
そこには
どんな意味があるんだろう
解説
占星術において水星は
- 知性
- 思考
- コミュニケーション
を意味します。
主語＋述語であらわすなら
- 私は～学ぶ
- 私は～考える
- 私は～思考する
となります。
一言でいうならば
水星は頭の中を司ります。
私たちは
普段意識していなくとも
頭の中で
内的会話を繰り返しています。
「あれは何だろう？」
「どっちがいいかな？」
こうした知的好奇心を
管轄するのが水星の役目です。
物語中に「僕」が感じた好奇心と
父親との会話のキャッチボールは
水星が意味する
知的なコミュニケーションにあたります。
◎
水星が
ホロスコープの何星座にあるかで
コミュニケーションの視点や
知的好奇心のポイントが分かったりします
たとえば
物語中に出てくる「僕」は
水星がいて座のイメージです。
いて座は
向学心旺盛で哲学的な星座。
物語中の「僕」も
宇宙のなかで存在する自分や
人生について深く考えています。
自分の
水星星座を知ることで
どんな視点で世界を理解しようと
しているのかが分かったりします。
◎
また
水星があるハウスをみることで
知的好奇心が発揮されやすい分野や場所
を知ることができます。
家族や居場所をあらわす
４ハウスに水星のある方は
家族や安心できる居場所の中で
コミュニケーションが旺盛になりますし
（単純に大家族だったり、近所付き合いが盛んかもしれません。）
役割や義務をあらわす
６ハウスに水星のある方は
知的能力を自らの役割とし
実務として発揮されるかもしれません。
◎
水星は言葉
言葉は知性であり
コミュニケーションです。
どれだけ
優れた感覚や
嬉しい気持ちをもっていても
言葉という素材を
うまく活用できなければ
それは自分の領域を超えられません。
水星の自分を知ることで
コミュニケーションは円滑化し
あなたの隠れた才能が
開花するかもしれません。
日々駆け巡る
あなたと世界をつなぐ水星に
想いを馳せてみましょう(^ ^)
年齢域と守護する星座
天体には
それぞれ発揮されやすい
年齢域というものがあります。
水星の年齢域は
７歳〜１５歳頃です。
ちょうど
小学校入学から中学校卒業までの
期間にあたりますね。
水星が意味する
知性を鍛えるポイントは
「学び」と「発信」です。
わかりやすく表現するなら
「インプット」と「アウトプット」。
多くの人がインプットしてから
アウトプットしようと考えがちですが
インプットとアウトプットは
同じことだと私は考えています。
思い出してみてください。
漢字ドリルに
大の字を書き連ねたあの日
いい国つくろう鎌倉幕府と
呪文のように唱え続けたあの日
（いまは1192年じゃなくなったのかな？）
書いたり口に出したり
アウトプットすることで
忘れないように
インプットしているのです。
アウトプットとインプットは
コインの裏表なのです。
水星の年齢域である７歳〜１５歳が
インプットとアウトプットの総体である
テストの毎日だったことも
偶然ではないかもしれません。
（大人になってからテストを受けるって、そんなにないですからね。）
◎
また天体には
それぞれ守護する星座があります。
天体は神
星座は国
みたいな感じです。
（各星座の守護星を「ルーラー」と呼んだりします。）
水星が守護するのは
ふたご座とおとめ座です。
ふたご座とおとめ座は
同じ水星を守護星に持ちながら
知性や思考のパターンが少し違います。
◎
ふたご座は風星座
字のごとく風のように
さまざまな対象間を行き来します。
「あれはなんだろう？」
「もっと知りたい！」
ふたご座の要素が強い方は
知的好奇心という風がいつも
頭の中を吹き荒れているイメージです。
◎
対して
おとめ座は土星座
土星座は
自分の感覚を頼りにします。
ふたご座さんの頭の中は
いつも好奇心が行ったり来たり
対象が絶え間なく移動しているのに対して
おとめ座さんの頭の中は
見たり、聞いたりしながら
対象についてじっと考えているイメージです
それゆえ
頭と身体のつながりが強く
人一倍疲れやすい部分もあったりします。
（おとめ座にとって睡眠は超大事！）
気になる方は
各星座の物語も読んでみてください(^ ^)
↓ふたご座の物語
↓おとめ座の物語
この記事を執筆したのが
2022年1月10日となりますが
4日後の1月14日には
水星の逆行が始まります。
最近は
星よみ界隈でなくとも
「水星の逆行」を
よく聞くようになりました。
それは
水星が意味する思考や移動が
現代社会に
欠かせないものだからかもしれません。
ホロスコープでも
太陽の参謀的立場として働く水星。
ご自身の中にある水星について
思考を働かせてみてはいかがでしょうか？
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
以上、
星よみ公務員でした☀️
↓水星を発揮するコツ
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