こんにちは💫

星よみ公務員です。

 

 

今回は

みずがめ座に続く12番目の星座

うお座の物語です。

 

 

 

 

<うお座>

  • 2区分:女性性
  • 3区分:柔軟宮
  • 4区分:水のエレメント
  • 支配星:(主)海王星、(副)木星

 

 

<星座マーク>

 

 

 

 

 

 

うお座の物語

 

 

「ステージ4の胃がんです。

来年の桜をみられるかどうか…。」

 

 

 

空気の澄んだ秋口のある日

 

 

医師はそう僕に告げた

 

 

 

ここのところ食欲がなかったが

まさか自分が死の手前にいるとは

 

 

 

絶望で目の前が真っ暗になった

 

 


  

 

家族や従業員

 

そして音楽仲間たちに

 

自分が病に侵されていることを話した

 

 

 

幸せなことに

皆が悲しんでくれた

 

 

 

まわりが泣いている姿をみて

不思議と気力が湧いてきた

 

 

 

「残りの人生を悲しむ時間に

あてるなんてもったいない。」

 

 

 

すべてのことに感謝し

余生を生き抜くことを決意した

 

 


 

 

 

これまでの人生を回想した

 

 

 

この世に生をうけてから

いろんなことがあった

 

 

嬉しいこともあれば

悲しいこともあった

 

 

それは僕の人生そのもので

すべてが必要なものだったんだ

 

 

 

肉体は日に日に衰え

弱っていくけれど

 

 

心は今が

一番充実している

 

 

不思議とここで終わりじゃなく

もといた世界に帰るような気もしている

 

 


 

  

ある晴れた日の午後

 

 

 

長年連れ添った彼女に

僕はこう告げた

 

 

 

「ありがとう。

生まれ変わっても

またどこかで会おうね。」

 

 

 

彼女は

そっと僕にキスをした

 

 

 

かつて白雪姫が

王子のキスで永遠の眠りから

目を覚ましたのとは反対に

 

 

 

僕は彼女のキスで

深く、永い眠りについた

 

 

 

 

解説

 

うお座の物語では

主人公である「僕」が

 

病に侵されながらも

人生のすべてを受容していく

様子を描写しています。

 

 

 

うお座は

 

  • 統合
  • 癒し
  • 救済
  • 芸術
  • 宗教
  • スピリチュアル

 

といったキーワードであらわされます。

 

 

 

いつか人は死にます。

 

 

 

医療技術が進んだ現代でも

これは抗えない事実です。

 

 

 

しかし

その「時期」は誰にもわかりません。

 

 

 

あなたは「死」を目の前にしたとき

何を思うでしょうか。

 

 

 

物語のなかで

僕はこれまでの人生を回想し

そのすべてを受け入れ、肯定しました。

 

 

 

いつも苛立ち

怒ってばかりいた経営者が

 

余命を告げられてから

あらゆることを赦すようになり

 

ガンを治したという

エピソードがあります。

 

 

 

死を前にしたとき

社会的な肩書や、ありあまる個性は

ほとんど意味をなくします。

 

 

 

どんな俗物的な考えの持ち主も

死後の世界というスピリチュアルな領域と

いつかは対峙せざるを得ないのです。

 

 

 

「すべてを受け入れ

 自分のものとして統合していく」

 

 

そんな構造が

うお座には組み込まれています。

 

 

 

それゆえ

うお座の要素が強い人は

 

「お人好し」「優柔不断」

表現されることが多いです。

 

 

 

しかし実際は

ものごとのすべてに意味があり

 

そこに優劣がつけられないことを

知っているのです。

 

 

 

同じ「水」のエレメントとして

かに座、さそり座がありますが

 

うお座の感情は

一者間や二者間にとどまらない

 

時間や空間を超越した

大海原にあります。

 

 

 

ときに人は

それを「無償の愛」と呼びます。

 

 

 

コラム

うお座があらわす領域に

「芸術」があります。

 

 

 

確かに芸術作品に

優越はありません。

 

 

 

音楽、絵画、小説は

時間や空間をこえて

 

人々のこころに

なにかを訴えかけます。

 

 

 

しかし

「芸術」はしばしば

商業的にも利用されます。

 

 

 

ミュージックステーションという

番組をご存知でしょうか。

 

 

 

タモリ氏が司会をつとめる

金曜9時スタートの音楽番組です。

 

(昔は金曜8時スタートでした。)

 

 

 

小学生、中学生だった頃の私は

一曲目が終わったあとに放送される

 

週刊オリコンチャートの部分が

大好きでした。

 

 

 

世の中で流行っている音楽を

ダイレクトに知れる

貴重な機会だったからです。

 

 

 

今思えば

これは芸術の格付けです。

 

 

 

世間で出回るCD(なつかしい響き笑)の

売上枚数で音楽の優劣がつけられるのです。

 

 

 

まさしく

「土の時代」の音楽です。

 

 

 

そこからタイムスリップして

時間を現在にまで進めると

どうでしょうか?

 

 

 

YouTubeやAppleMusicを使って

みんなが好みに応じた

違う音楽を聴いています。

 

 

 

それぞれの個性が躍動する時代

 

 

まさしく

「風の時代」の音楽です。

 

 

 

では

200年後の「水の時代」まで

時計の針を進めると

 

そこには

どんな音楽が鳴り響いているでしょうか。

 

 

 

水の時代の音楽を

想像してみるのも面白いかもしれません。

 

 

 

 

うお座の自分へのメッセージ

 

 

あなたの力は

この世界に癒しと救済をあたえます

 

 

 

あなたがいるから

善悪の二元論を超えて

すべてに意味が生まれるのです

 

 

 

ときどきあなたは

判断を下さないことを批判されたり

 

 

あるいは

環境によって変わってしまう自分に

うんざりするかもしれません

 

 

 

でも心配しないで

 

 

 

それは

ものごとのすべてを受け入れる

あなたの強さそのもの

 

 

 

深く果てしない

大海原のようなその優しさで

 

 

やるせない気持ちの誰かを

癒してあげてください

 

 

 

 

 

 

12星座の物語も

最終話となりました。

 

 

 

ここまで読んでくださった皆さん

心からありがとうございました!

 

 

 

忘れてはいけないのは

うお座の物語は

 

おひつじ座の物語へと

つながっていること。

 

 

 

12星座は

誰の心にも宿っていて

 

濃淡はあれど

生まれ変わりを繰り返しています。

 

 

 

12星座の総括については

また別の機会にできればと思います。

 

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

 

以上、

星よみ公務員でした☀️

 

 

 

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