MAR 3 FIRST IN SAHARA | 西アフリカのマリ共和国を旅するゴリラの日記。

西アフリカのマリ共和国を旅するゴリラの日記。

~この日記は、アフリカマリ共和国をウルルン滞在してきた壮絶??な記録である。


3月4日

その1 サハラ砂漠へ



トンブクトゥからサハラの小さな村へはラクダで移動する。

途方もなく続くサハラの砂漠に僕は圧倒された。

さすが世界最大!!とほめたたえたいところだがきっとどこの砂漠も途方もなく続くのだろう。

しかし意外にところどころ草が茂っているからびっくりした。

この辺はニジェール川に結構近い上しばしば雨季には雨が降るらしい・・・



僕はガイドといわれるトゥアレグのおっさん(名はアルコ)と二人で移動する。

ちなみにアルコは英語もフランス語も全くといっていいほどほとんど話せない。

今回の旅はラクダで3時間ほど先の村に行くらしい。

30分もラクダで移動するとトンブクトゥの市街の姿は完全にみえなくなり徐々に不安が増してきた。

ここで取り残されると僕は2度と帰れないのだろう!!そんな恐怖が押し寄せる。

あたり一面砂漠・砂漠・砂漠・・・・ こんな見知らぬおっさんとラクダとで歩けば不安になるのもおかしくないだろう・・・

ちなみにラクダで移動するのは楽だ(ラクダ)と思っていたが意外にめちゃくちゃしんどくて落胆(ラクダん)する・・・

現に翌日サハラの小さな村からトンブクトゥにかえったとき治りかけていた持病の痔がかなり広がり歩くのも辛かったくらいだ。

3時間ほど行くと小さな村があった。

村というより家でそこがアルコの家らしく今日はここで寝るようだ。

きっとこの家族に手紙を書いて日本から送っても一生届くことはないだろう。





ちなみに家は藁葺き屋で屋根はあるが壁がない・・・風が吹くと砂埃がすごいのなんのって・・

『This is Africa!!(これぞアフリカ!!)』

心の中で思った。

日本ではありえない生活や体験を強いられるとき、僕はそう思うようにしている。

理由はそう思わないとやっていられないほどストレスが溜まるからだ・・・



さてアルコには5人の子供がいる。

子供たちは僕をかなり警戒して怖がっている。

ここはどうやらあまりツーリストが来ていない村のようだ・・・





ちなみにツーリストが今まで来ているかCHECKの評価方法

レベル1 全く来ていない。=村の人たちが怖がったり怪しそうに見てくる。

レベル2 少し来たことがある。=子供たちが警戒する。

レベル3 ちょくちょく来る。=子供たちが握手を求めてくる。挨拶してくる。

レベル4 よく来る。=大人が金を求め、子供があめやペンを求めてうざい。

レベル5 普通に来る。=みなさん 無関心。

小椋作



夜になると食事が出てきた。

米と変な乾燥した草を混ぜたものである。

口に入れる前から分かったのだが

『くそまずい!!』

僕は今日2回目のアフリカを経験した。

しかしせっかく作ってくれたのでがんばって10口食べた。

そしてお腹が一杯だというジェスチャーをしてお礼をしておいた。

10口もがんばってたべた僕は本当に偉いと思った。

ちなみに彼とは7時間以上一緒にいるが言葉が全く通じないのでまだ3言しか話していない・・・

元気ですか??ありがとう。お腹一杯の三言である。