駆けてゆく少女
ちょっと休憩ということで、グラウンド横の水飲み場に行くと、5歳になる純が立っていた。
帽子を取った僕の姿を見て、
「あれ?? かみ、 きった?」
と聞く。
おまえはタモリか(笑)。
それはそうと、抱き上げる。
抱き上げると彼女は言った。
「あたち、できたのよ」
「何が?」
彼女は僕にくしゃくしゃの紙を差し出した。
「じ・ゆ・ん」
よれよれの字が書いてあった。
そうか。。。そうか!そうか!!
「よかったね、よかったね純!!」
ありったけの力をこめて抱きしめると、彼女はうれしそうに叫びながら母親のほうへ駆けていった。
「パパをほめてくれた~!パパをほめてくれた~!」
僕は苦笑いしながらチームの練習に戻った。
この際「を」でも「が」でもどうでもよい。十分に喜ばしい出来事なのだから。
と、グラウンドの遠くのほうから、純は駆け出したまま、僕に向かって叫んでいる。
「あたち、さきに、かえってるからね~!」
歩いて数分の自宅に先に帰るという。
しかし、なぜだろう。途方もなくさみしい。
数時間後にはまた会えるのに。確実にまた会えるのに。
帽子を取った僕の姿を見て、
「あれ?? かみ、 きった?」
と聞く。
おまえはタモリか(笑)。
それはそうと、抱き上げる。
抱き上げると彼女は言った。
「あたち、できたのよ」
「何が?」
彼女は僕にくしゃくしゃの紙を差し出した。
「じ・ゆ・ん」
よれよれの字が書いてあった。
そうか。。。そうか!そうか!!
「よかったね、よかったね純!!」
ありったけの力をこめて抱きしめると、彼女はうれしそうに叫びながら母親のほうへ駆けていった。
「パパをほめてくれた~!パパをほめてくれた~!」
僕は苦笑いしながらチームの練習に戻った。
この際「を」でも「が」でもどうでもよい。十分に喜ばしい出来事なのだから。
と、グラウンドの遠くのほうから、純は駆け出したまま、僕に向かって叫んでいる。
「あたち、さきに、かえってるからね~!」
歩いて数分の自宅に先に帰るという。
しかし、なぜだろう。途方もなくさみしい。
数時間後にはまた会えるのに。確実にまた会えるのに。