ちいさな、おはなし。 -53ページ目

立ちすくむ。

花屋のウインドウごしに、花に見とれて立ちすくむ人を見た。

花も綺麗だったがその人の存在がとても貴いものに見えた。

人が何かに目を奪われる姿は、うつくしい。

そして結局僕は、

「花に見とれている人」に見とれて立ちすくんでいたのだった。